映画メモ「BLACK BEAUTY/黒馬物語(1994)」

1994年はもう二〇年も前のことになるのも驚きだから、なんということもない動物映画に妙に心が動かされる変貌を遂げて不思議はない。

続きを観るのが気が重かったが、読後感のようなものは爽やかだった。リアルな起伏が仕組まれているわけでもなく、何が琴線に触れたのか?

漫画は映画よりずっとお手軽で金で苦労するくらいなら、マンガでいいじゃん。常々そう思っている。「源太とおっかあ」を思い出す。三〇〇枚くらい描かなきゃ映画にならないから、四畳半映画みたいなものしか残らなかった。