三角頭

結びの世界の広さと深さを分かりやすいモノで示せないか、旅行者の行き交うギャラリー(まだ仕事場)でごそごそやっている。

バックノットが?右巻き上から下、?右巻き下から上、?反時計回り上から下、?反時計回り下から上――の四種類の道筋が可能だと、ここでもしばしば言っている。

この?は先端の表情が、キレーに三角頭になる。――ことがある。――ならないときは、六弁の輪華のように丸まったりする。今夜は三角だなぁ……なんて言っている。

なぜだか考えるのは、今は止そう。今までに2000回こうして端始末したなら、この先3000回くらいはするんだもの。考えるのは、先にとっておく。