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2007-05-31 (Thu)

牧山桂子『次郎と正子 娘が語る素顔の白洲家』

次郎と正子―娘が語る素顔の白洲家

次郎と正子―娘が語る素顔の白洲家

書誌情報 / Amazonで購入 / livedoor BOOKS / 書評 / 歴史・記録(NF)

いやあ、素晴しい。白洲次郎・正子といういまとなっては伝説のような2人の長女に生まれた著者が日々の暮しを通して両親のひととなりを語る。

長女の目線からは、父と母の描き方が一様ではない。特に母の正子が「常に娘と競い合う」ような人であったことへの反感も隠さず、それでも魅力的に描かれるところがこの家族の生来のおもしろさなのだろう。

政界、財界著名人文化人が多数登場してエピソードを織りなし、上流階級の暮しそのものであるにも関わらず、娘の目からは普通の親であったりそうあってほしいという願いであったり、というものが見えてきて思わず親しみがわく。

そしてこのようなエピソードを巧みに記憶して描写することができるこの著者もやはりただものではない、まぎれもないこの二人の娘なのだなということに嘆息します。

大変面白かった。私はお能が好きというか勉強中なこともあって、白洲正子の著書は何冊も持っていますが、白洲次郎についてはあまりよく知りませんでした。最近また相次いて評伝が出ているようなので、そちらも読んでみようかな。

2007-05-29 (Tue)

増井雄一郎というプログラマー

この記事はちょっとすごすぎる。

どんなハッカーだろうと、お会いするまではビクビクものだったのですが、

いざ会ってみると、かなりのナイスガイ。多少癒し系の要素もありました。

アバウトミーブログ: 増井雄一郎というプログラマー

去年のRailsConfではじめて会って以来のお付き合いですが、たしかに本当にナイスガイなんですよ。その後なぜか東京でばったり会ったりとかいろいろしてますね。ともかく、これは四の五の言うよりぜひリンク先に飛んでいって読んでみていただきたく。

ていうか本気でマネしたくなりました。リラックスしながらコードを書く環境って重要だよねえ。

2007-05-27 (Sun)

エリック・シュローサー, チャールズ・ウィルソン著, 宇丹貴代実訳『おいしいハンバーガーのこわい話』

おいしいハンバーガーのこわい話

おいしいハンバーガーのこわい話

これは素晴らしい本。同じシュローサーの『ファストフードが世界を食いつくす』を同じテーマでティーン向けに新しい内容も含めて書き直したもののようです。でもティーンでなくても読むべき! あとで書く

2007-05-26 (Sat)

メモリ増設

MacBook Proをずっと1GBのままで使っててイライラしてきたのでRailsConfの最中衝動的に注文した。

Apple Storeか、あるいは知り合いのショップとかで買おうかと思ったんだけど、試しに検索してみたら世の中の他のお店はもうメモリ安過ぎ。ぐあー。抵抗できずにその場で注文していた。私のやつはCore Duoなので2GBは刺さらないので悩む必要なし。

[rakuten:selection-echigo:1080007:detail]

で、今日届いた。というか正確にはもっと前に届いてたんだけど今日やっと受け取れた。快適快適。この気分は増設したあと3日間くらいしかあじわえないのであるが。これで私のはまたしばらく延命できたと思うけど、みなさんは↓のリンクからMacたくさん買ってください。

MacBook

2007-05-24 (Thu)

るびま vol.19とかずひこさんの記事

忙しくてほとんど何もできないのだが、まだ取り上げてなかった話題を並べておくことにする。

るびま

http://jp.rubyist.net/magazine/?0019

毎度のことながら大変お疲れさまです。巻頭言の最後のあたり、ちょうどRobert C. Martinの生講演をきいてきたばかりだったので余計に感じ入ってしまう。

かずひこさん

http://jibun.atmarkit.co.jp/ljibun01/special/fren01/fren01.html

東京でやった飲み会でこれを熱く語ってもらったのだった。自分で開拓するのってすごいと思う。


それぞれもうちょっと詳しく書いたほうがいいのはわかっているのであとで書く

2007-05-22 (Tue)

『東京ノート』

RailsConfから帰国。月曜の昼に乗って着いたら火曜の夕方なのだった。

自宅に戻った10分後くらいにペリカンさんがAmazonで買ったDVDを持ってきた。待ってたのか? くらいのタイミング。Portlandから浩子さんのページを見て注文していたやつ。

平田オリザの現場 20 東京ノート 6カ国語版 [DVD]

平田オリザの現場 20 東京ノート 6カ国語版 [DVD]

そのうち見る。いまはたまっている仕事を片付けるので手一杯。

『Founders at Work』を読み始めた

いつもならこういう帰国日のエントリに機内で読んだ本をだらだらと羅列するわけであるが、今回はひっじょーにバタバタとした中で出かけたので事前に持ってく本を選んでる時間とかがなかった。ということで機内で読む用の本は時間のかかりそうなのを1冊だけ、ってことでこれにしました。

Founders at Work: Stories of Startups' Early Days

Founders at Work: Stories of Startups' Early Days

案の定、往復使ってもまったく読み切れないのであるが、ちょっとだけでもすごく元気になるような本だ。頭から順番ではなく、気になってる人のからつまみ喰いみたいにして読んでいる。Guy Kawasakiも絶賛のこの本、邦訳が出るまでどれくらい読み進められるかなあ。

2007-05-21 (Mon)

RailsConf2007 wrapup

あとで書く。(こればっかですみません、むちゃ忙しくて..)

『Geek Logik: Easier Living Through Mathematics』

Geek Logik: Easier Living Through Mathematics

Geek Logik: Easier Living Through Mathematics

RailsConf終わったあとで街中に出て、Powell Book Storeの本店とその近くにあるTech Books専門店に行ったのだけれど、そこで見かけてうっかり買ってしまった。めちゃめちゃおかしい。すごい。あとで書く

2007-05-18 (Fri)

RailsConf2007 1st Day

昨日はチュートリアルのみだったのでセッション今日から。Program chairのChadの挨拶ではじまる。

参加者はなんと1,600人! 昨年が550人だったので一気に3倍になったことになる。去年まではRubyCentralだけで運営していたけど今年からO'Reillyに委託することになったそうな。そりゃそれくらい増えればしょうがないよね。

これくらい増えると、参加者の中では去年のChicagoとか他のRubyConfとかに来てない人の方が多いので、会場内での知り合い率がとても低い感じがする。ともかくそんな成長と流行をまざまざと感じさせるオープニングである。最初のKeynoteスピーカをRich Kilmerが紹介する。曰く「TextMateの営業の人」だそうで、もちろんあの方のことであるのでこの次に続く。

RailsConf2007 Keynote: Rails 2.0 by David Heinemeier Hansson

最初のKeynoteはDHHである。内容はNick Siegerのblogが詳しい。ActiveResourcesについて詳しく話したあとで、その他の新機能についてもひととおり説明。うまく言えないんだけどとても盛り上がった。

ちなみにDHHはなんか漢字が印刷されてるあやしげなTシャツを着ていた。

RailsConf2007 初日の他のセッション

Clean Code by Robert C. Martinというのに出る。Robert C. Martinを生で見られるだけでわりと感動する。いつもはJavaプログラマにしてるような話だという。語り口はとても熱い。しょちゅうaudienceの方まで乗り出してくる。人はなぜあとで困るとわかっているのに汚いコードを書くのか? Test Firstで開発しろ、RSpecかわいいよRSpec、OCP、Green Band、とかとかそんな感じ。

次はTwo Revolutionsというのに出る。途中でMartin FowlerとDHHが乱入

その他のセッション(Test, Giant Shoulders, Spam)についてあとで書く

RailsConf2007 Keynote by Avi Bryant

夜のkeynoteの1本目、Seasideの中の人として知られるAvi Bryantである。Avi Bryantは実は2001年の最初のRubyConfの参加者33人のうちの1人。当時はIOWAというwebアプリケーションフレームワークRubyで作っていた。その後Smalltalkerになってしまったのである。

彼の講演は30年後のRuby予測する、というもの。2025年Rubyはどうなっているか? 続きはあとで書く

2007-05-17 (Thu)

RailsConf 2007 Tutorial Day

というわけでバタバタしたままNRTに駆け込んでPortlandまで来ました。昨年に続いてRailsConfに参加するのである。のっけからNEX乗り遅れたりとかいろいろやらかしてしまったが、このへんは序章に過ぎない感じである。空港から会場になるConvention Centerに直行する。初日はtutorialがたくさんある日。Registration済ませたあとでてきとーに物色。

他の日本人参加者とも合流した。

主催がO'Reillyになって、いきなり何もかも立派になった感じだー。オペレーションスタッフの人数がすごく多い。そしてはやくも来年のRailsConfの日程が発表されている。2008年は5/29から6/1に今年と同じOregon Convention Centerで開催されるそうです。

iFreeMem

http://www.activata.co.uk/products/ifreemem.html

RailsConf会場でmasuidriveさんに教えてもらいました。早速使ってみましたが、これいいですねー。$8のシェアウェアですが導入決定。

ちなみに日本語のページもある。が、かなりビミョーめな文章。アプリケーション日本語化されているのだが、非常に意味不明すぎる文章が出てくることがある。何言われてるかわかんなくてnibを開いてしまった。あとでレポートしとくかなあ。

2007-05-15 (Tue)

MacBook

MacBook

マイナーチェンジでよりお買い得になったMacBookが発表されました。これはもういじるところが無いくらい完成されているということですねー。Buy Now!

ていうか私もCore 2 Duoマシンが欲しい..。はやく買えるようにみんなMacをこの日記経由でたくさん買ってください!

もうひとつ気付いたこと。これも発表のメールニュースが来たんだけど、昔のAppleって1人のユーザに送るメールの数を1ヶ月につき何通まで、とか制限してたはずなんだけど、この頃は容赦なく届くようになったね。基準が変わったのか、変わってないけど守ってないだけなのか。

竹内薫, 茂木健一郎『脳のからくり』

脳のからくり (新潮文庫)

脳のからくり (新潮文庫)

あとで書く。あと、前に茂木さんの本を読んだことないと書いたのだが間違いだった。

これは読んでた。

2007-05-14 (Mon)

欠番

いろいろあって大変な一日。ちょっとこの日は余裕がありませんでした。この日記に書くようなことは何も出来なかった。

2007-05-13 (Sun)

細野秀雄, 神谷利夫『透明金属が拓く驚異の世界』

書誌情報 / Amazonで購入 / livedoor BOOKS / 書評 / サイエンス

同じサイエンス・アイ新書の『進化するケータイ科学』がなかなかいい印象だったので違うのを読んでみたくなってこれを選んだ。..んだけど、あれれ? っていう感じ。扱ってる話題は興味深くて面白いんだけど、ちょっと構成とか説明の仕方が成熟してないかなあという感じでもったいない。前半の大部分を高校生レベル化学の知識(ということはそれなりに高度)を解説するのに使ってるんだけど、正直言って難しいと感じました。

ただ、新しい種類の物質でこんなに生活が変わりますよーと宣伝チックに書くこともできそうなのに、そうしないで根本から説明しようという心意気はよいと思う。というか、多少わかり難いと言われてもこういうアプローチを続けてくれるのをこれからも期待します。そういう意味でぜんぜん悪い本ではないどころか、かなりオススメではある。

材料科学系の本だと、だいぶ前に出た本だが『ものが壊れるわけ』というやつが面白かった

エアブラシ買っちゃった

最近読書量が減っているのであるが、それは仕事が忙しいからとかじゃなくて空いた時間にガンプラを作ってるからだという説がまことしやかに流れている(という話を聞いたことはない)が、とりあえず事実である。詳しくはあとで書く

アサマシく並べておきますが実際にはヨドバシカメラで買ってる。楽天はどこの店のを貼り付けるか迷うねえ。

[rakuten:hobbyist:10034983:detail]

この店は塗料が充実してるので今後お世話になるかも知れない。Amazonは大抵なんでも安いのだが、これに関してはリセラーが1社だけであんまりお得じゃない。

RubyKaigi2007壁紙

http://jp.rubyist.net/RubyKaigi2007/Goodies.html

すばらしーーい。RubyKaigi Goodiesというページが公開されてます。そこに_whyからもらったイラストのりおさんが壁紙にしてくれたのが各種解像度で置いてあります。かなり素晴らしすぎる。

2007-05-12 (Sat)

田中淳夫『割り箸はもったいない?』

タイトルだけ見て、割り箸をネタ最近よく話題になる環境問題に対する間違った対応を説明する本なのだろうと勝手に予想して中身を見ないで買った。要するに武田邦彦さんの著作などと同じようなものだと思い込んでたのだ。ところが実際に読んでみたらそうじゃなくて、本当に割り箸についての本だったので驚いた。もちろん予想していたような話も少しは出てくるのだけれど、それが主ではなく、あくまで主役は割り箸そのものである。視点が新しかったのでとても面白かった。

考えてみると私は全ての食事を外食に頼っているので、箸を使う機会のほとんど全てに割り箸を使っていることになる。家に塗り箸はない。最近また違う目的に割り箸を大量使用するようになってきたけど、中国産の割り箸って本当に安い。100円ショップで山ほど買える。話が逸れた。ともかくそんな状況でも、自国の食文化と密接に関わっている割り箸について意識的になることというのはあまりない。そういう体験の新鮮さも面白い良い本だった。

関連記事

COURRiER Japonに山形浩生連載

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2007年 06月号 [雑誌]

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2007年 06月号 [雑誌]

立ち読みしただけで結局買わなかったんだけど、もしかしたらあとで買うかも。クーリエ・ジャポン新装刊して、山形浩生さんの連載が始まっていた。ズバリビジネス誌の最高峰・英エコノミストを読み解く』である。これたのしみだー。山形さんのサイトにたまにきまぐれにのっかってた、よりぬきEconomistみたいなやつが定期的に読めるのかー。初回のテーマチョコレートの話だった。願わくば、もう少しページ数多くしてたくさん扱って頂ければと。月刊だから待ち切れないよー。ちなみに、The Economistはオンラインの定期講読だと$79/yearとすごく安いのだが、英語であの内容を読みこなすのは無理なのでsubscribeしてない。今後の目標

同じ号からポールクルーグマンも連載スタートしている。やっぱり立ち読みですまさずに買えって言われてる?

WiiリモコンとDarwiinRemote

Wiiリモコンを買ってしまった。Wii持ってないのに..*1

Wiiリモコン

Wiiリモコン

もちろん、Macで使うためである。DarwiinRemoteのおかげでカンタンに使えるのだー。素晴しい。というかカンタンに使えるのは知ってたんだけど、それでFront Rowが操作できるよっていうのを聞いたらその瞬間からいてもたってもいられなくなってヨドバシカメラに走っていた。実は自分のMacBookApple Remote行方不明になってて、家でPodcastとかたらたら流したいときにとてもかなしかったのだった。*2

Apple Remote [MA128G/A]

Apple Remote [MA128G/A]

これ買い足すよりも、ほとんど同じ値段で加速度センサとか付いてる方がたのしいよね。RubyCocoaでも使えるし。みなさん速攻でhackしてくれててありがとう。(←流行から遅れているやつ)


で、使ってみた。Bluetooth認識させるときに「パスキーなしで登録」というのを選ばないとデバイスが登録できなかったけど、それ以外では特になんの問題もなくそのままDarwiinRemoteで認識して、いきなり入力できてた。たのしい。FrontRowもhomeボタン押すと立ち上がります。すばらしい。

とりあえず、Apple Remote赤外線と比べてBluetoothだと方向を気にしなくていいので、ベッドからダラ見で操作するときに楽だという副作用が(笑)。いろいろ遊んでみましょう。

*1:それ以前にテレビを持ってない。

*2:余談だけど、このApple Remote行方不明になりやすいというのはMacBook(含Pro)の最大の欠点だと思うんだよねー。これがiMacだとちゃんと格納場所が決まってるので失くしにくいようにデザインされていてすばらしい。赤外線の受光部分がAppleマークの裏にあるというのも美しいし。

2007-05-10 (Thu)

日垣隆『方向音痴の研究』

方向音痴の研究 (WAC BUNKO)

方向音痴の研究 (WAC BUNKO)

TBSラジオサイエンスサイトーク』書籍化WACからは3冊目。このシリーズの発刊の経緯などは以前の書籍のところに書いたのでそちらも合わせて参照してください。今回は時代がちょっと戻って、1999年から2000年にかけて収録されたインタヴューを加筆したもので構成されています。登場する5名のゲストのお名前だけ敬称略で列挙すると、石川准、青木清、西脇正治、林秀美、山本利和、となってます。

7年以上も前の対談が下敷きになっているため、いろいろ感慨深い。この著者の私がはじめて読んだ本は『情報の技術』で、これは手元の記憶によると1998年の9月に読んでいるのだけど、その最初のエピソードが『動く地図』というタイトルカーナビ開発のルポだった。本書の第3話『カーナビ開発秘話』及び4話『デジタル地図革命』はまさにその当事者へのインタヴューです。また、本書第1話の『全盲社会学者が行く』の石川准さんもその『情報技術』で密着取材していて、その取材時の話などが出てきます。番組はもともとそうやって著者が取材などで知り合った人がたくさん出演されていたのですね。

加筆部分は7年の時を埋めるにはちょっと無理があるような気がする。例えば地図については、当時と現在では無料で使えるGoogle Earth存在という決定的な差があるわけです。それについて対談部分に会話に挿入するように加筆されていて、いかにも浮いている。これは対談部分とは別に解説みたいな形にして入れるほうがよかったんじゃないかなあ、と思う。

本書は弾さんが指摘しているように対談相手の名前が前面に出ていません。前書きでもインタヴュー集ではなく対談を下敷きにした書き下ろし本という位置付けになっているようです。確かにちょっと不可解なんだけど、それでもずっと前に新潮OH!文庫で出てた初期の分と、去年WACから出てた2冊の、間の時代の分が埋まってゆくのだとしたらうれしいので、とりあえず継続して欲しいです。

関連

本文中で触れた本はこちら。

以下のタイトル文庫化されている。

情報系 これがニュースだ (文春文庫)

情報系 これがニュースだ (文春文庫)

WIRED VISION (formerly known as Hotwied Japan)

http://wiredvision.jp/news/

去年の3月くらいから届かなくなったいくつかのメルマガからいっせいにお知らせが届いてたよ。惜しまれつつも更新停止中だったHotwired Japanが生まれ変わってサービス開始だそうな。

それはけっこうなことなんだけど、とりあえずいまのWIRED VISIONのサイトにfeedがないよー。これではほとんど読めないのと同じことなんですが。てゆーかMTでやってるのになんでないの? なんか不安になってきたな。

2007-05-09 (Wed)

FizzBuzzの仕様

しばらく前に盛り上がってた(私はid:sumimさんとこ経由で見た)FizzBuzz問題がまた盛り上がってる。青木靖さんがこの問題を引用しているCODING HORRORの記事翻訳してくれたからなのだが。

各地の反応がそれぞれ面白すぎるのと、ゴルフコンペがたくさん開催されてるのが素晴らしいんだけど、そのへんはカレーにスルーしてこれを取り上げまーす。

1から100までの数をプリントするプログラムを書け。ただし3の倍数のときは数の代わりに「Fizz」と、5の倍数のときは「Buzz」とプリントし、3と5両方の倍数の場合には「FizzBuzz」とプリントすること。

ちゃんとしたプログラマであれば、これを実行するプログラムを2分とかからずに紙に書き出せるはずだ。

どうしてプログラマに・・・プログラムが書けないのか?

ちゃんとしたプログラマであれば、この要求が曖昧であることを指摘するだろう。「3と5両方の倍数」は「3の倍数」でもある。としたら、3の倍数のときには「FizzとFizzBuzzの両方」を出すべきか?それともFizzを出すのは「3の倍数であって5の倍数でないとき」なのか?

www.textfile.org - どうしてプログラマに・・・プログラムが書けないのか?

あああ、実に結城さんらしい(というかid:textfileさんらしい)指摘だなああ。プログラマたるもの、常に仕様曖昧な箇所に気を配らなくてはならない。でも前に自分でやったときには気になんなかったな。これが何を意味するのか? 即ち、私は(指摘しなかったので)ちゃんとしたプログラマではない(対偶)ということだ!

それはそうかも..というか別に証明しなくてもそうなんだけど、かなしいのでこの翻訳記事の原文の、さらに引用元まで行って見てみると:

Write a program that prints the numbers from 1 to 100. But for multiples of three print "Fizz" instead of the number and for the multiples of five print "Buzz". For numbers which are multiples of both three and five print "FizzBuzz".

Using FizzBuzz to Find Developers who Grok Coding « Imran On Tech

この書き方だと、3の倍数のときに"Fizz"と"FizzBuzz"の両方を出す、という解釈をするのは難しいということがわかる。3の倍数のときと5の倍数のときの挙動を記述して、次の文はその条件の下で3と5の両方の倍数だったときはこうなるというのを解説してる、と解釈するのがまあ自然かと。翻訳では、3と5と両方と、って3つの条件が並列してる感じになっちゃったのがよくなかったんだね。

もちろん原文の方も全く曖昧じゃないというわけじゃない。なんで"BuzzFizz"じゃなくて"FBiuzzzz"とかでもなくて"FizzBuzz"にしなきゃいけないのかとか5の倍数のときは数字はどうするのかとか。でもそれをこれ以上詳しく書こうとしていろいろ厳密にしていくと、プログラムになってしまう^^;。インタヴューには向かないんじゃないかと。だからしゃーないというか。

Gauche Night

行けんかったー。ていうか新宿に近づくこともできんかった。とてもかなしい。またやってくださーい。

2007-05-08 (Tue)

梅田望夫・茂木健一郎『フューチャリスト宣言』

フューチャリスト宣言 (ちくま新書)

フューチャリスト宣言 (ちくま新書)

筑摩書房さんのご厚意で献本いただきました。ありがとうございます。5/8までblogに書かないでとのことだったので、めんどくさいので8日になってから読むことにしました。で、その前に茂木さんの他の本を読もうと思ったりしたのだった。続きはあとで書く

2007-05-07 (Mon)

About Yahoo!

なんとなくコメントしづらいので避けてたんだけど、連休中に流れたいろんな噂について無責任に書いてみましょう。ネタはみんな大好きtechcrunchから頂いてくる。


あの会社が買収の話

なんていうか、ありえない話なのはともかく、本当にやったら$50Bどころじゃないだろーと思うが、それはそれでどうなるか見てみたい。もうMicrosoftは死んだのだから、逆の方がいいんじゃないのかなあ(Y!がMSを..)。MSさんはGoogleに対抗するにはY!を買収するよりPaul Grahamの言うことをよく聞いた方がいいかと。もとからnerd経営してたみたいなもんだしね..。


いわゆるピーナツバターやめる話

これは、すごい。


関連して、少し前の徳力さんのこの記事にも今更ですがコメントしておきます。

Flickrはこんな話が出たあとだと後出しジャンケン的なので置いといて、他のサービスについては:

 他にも、del.icio.usを買収したけどYahoo Bookmarksを運営していたり、jumpcutを買収したけどYahoo Videoもあるしで、なんだかYahoo企業買収というのは単純にサービスラインアップを増やすことにあるような気がしてきます。 これがYahooの買収戦略と言うことでしょうか。

FPN-Yahooの買収はサービスが目的だけど、Googleの買収は人が目的?

とのことなんですが、そりゃdel.icio.usとかはそうなんだけど、こいつはYahoo!の買収リストの中ではそんなにでかい方じゃなくて、でかいのは例えばここ5年だとOverture(約$1.6B)とかInktomi(約$230M)とかなわけです。OvertureはYSM(Yahoo! Search Marketing)に、InktomiYST(Yahoo! Search Technology)にそれぞれ化けて、いまのYahoo!の根幹になっていて、このへんの方がよっぽど投資効果的には大事なわけです。他にもHotJobs(約$430M)とかはYahoo!の冠がついたサービスになってるし。

要するにdel.icio.usとかFlickrとかがまさに「人が欲しかった」パターンなんだなと理解した方が自然な気がします。ちょっと古い記事ですがBusiness 2.0の "The Flickrization of Yahoo! " なんかはまさにFlickrの人たち(Stewart Butterfield&Catrina Fake)の効果が書かれています。

逆にGoogleでもBloggerとかPicasaとかSketchUpとか、あとYouTubeとか、もらってきたまんまの名前でサービスを続けてるやつもけっこうある。ちう感じでYahoo!*1Googleで、少なくとも外から見える買収戦略にそんなに顕著な差があるようには思えないのです。

ついでに書いとくと、だから前に弾さんが書いてたYahoo!*2が「死にかけてる」とかっていう言い方はあんまりよくないし当たってもいない。まあ煽ってるだけかも知れないけど。恣意的に2年間だけ抜き出した株価グラフに釣られてはいけません。*3


書き始めたときの意図と違う方向にペンが行っちゃいましたが、ともかくそんなことを連休明けに話題にしていたのでありました。

*1:わざわざ言わなくてもわかると思いますが、日本のヤフー株式会社じゃなくてUSのYahoo!のことですよ。

*2:しつこいようだけどUSの方のこと。

*3:気になった人は1年とか5年グラフDanさんが載せた2年グラフと比べてみましょう。

2007-05-06 (Sun)

茂木健一郎『「脳」整理法』

「脳」整理法 (ちくま新書)

「脳」整理法 (ちくま新書)

この著者の本やたらたくさん出てるわりには私は未読(1冊も!)だったので買ってきた。商売うまいなー、筑摩書房。きっかけになったやつについては8日以降に書きます。

ということでとりあえず1冊読んでみるのだが、なんかわかったようなわからんような。いろいろと会話で使うと便利そうな述語は入手したけれど(偶有性とかディタッチメントとか)、本のタイトルが「脳で」整理なのか「脳を」整理なのか、どちらでもないのか両方(あるいはさらにその他も含めて)なのか、よくわからんままなのであった。講演を聴いて、面白かったね、っていって個別のディティールはいっぱい思い出せるけど話してみるとみんな全然別のところに関心している、みたいなことがよくあるけど、そんな印象の読後感である。

まだ1冊だけなのであるが、それでもこの後読むことになる別の本のテイスト想像できてしまったような気がする。他にもう1冊買ってきたのでそれも読むかも。

2007-05-05 (Sat)

第19回 DoGA CGAコンテスト入選作品上映会

http://doga.jp/contest/#jouei

昨年行けなかったので2年ぶり。今年はグランプリ・準グランプリともになしというややさみしい結果。去年もそうだったみたいだけど。このコンテストを長く見ているが、最近は応募者、受賞者の年齢が自分よりはるかに下になってきて、かなり感覚が変わってきてしまった。ずっと前は憧れのあの作家さんに会う場所、みたいな感じだったのだが、そういうのが今はない。

ただ、そんな今の私でも『秒速5センチメートル』にはめちゃくちゃはまったりするので、このへんから出てきたものは無視できないのであった。Comix Wave落合さんに会ったのでその5cmの感想を軽く暑苦しく伝えつつご挨拶。次の用事があったのでかまたさんの総評を聞かずに帰った。

今年のWWDCについてのいろいろ

http://developer.apple.com/jp/wwdc/

Appleからメールが来て、4/27が締切りだったWWDCのEarly Registrationが、5/11まで延長されていました。WWDCMacプログラミングが好きな人だったら絶対に楽しめるイベントなので、ぜひ参加しましょう。

といいつつ私は前にも書いたけど今年も参加しないかも知れません(もう半分くらいあきらめた)。ううう、Leopard出たあとにもう一回やってくんないかなあ。早期登録割引延長は私みたいな人がたくさんいるのかなあ。

もうひとつ、今年のWWDCで特筆すべきこととして、木曜の夜のBeer BushApple Campusじゃないらしいということ。イベントのページWWDC Bush in San Franciscoと記載されています。これはごはんお酒が出てこのために呼ばれたバンドの演奏を聴きながらApple技術者や他の参加者と語らうというイベントで、例年Apple Campusの中庭で行われていたのです。一般の参加者には、厳しいセキュリティをかいくぐってApple社内に入ることができる年に一度のチャンス。当日は営業していませんがAppleカフェテリア(Cafe Macs)も入ることができます。本社に併設のカンパニー・ストアでAppleグッズを買うのをたのしみにしていた人も多いはず。ちょっと残念ですね。でも今年はiPhoneで手一杯でうかつに社内に外部の人間を通すことができないのでしょうか。


さて、↑であきらめ気味と書いた私の参加ですが、主たる理由は端的に言ってスポンサー不足です。もし私をWWDCに送り出したい会社さんなどが本日記をお読みでしたら、ぜひご支援くださいー。恥をしのんで書いておきます。御社のご意向になるべく沿えるようなセッション構成で行ってきてレポート致します。WWDCの基調講演以外のセッション内容はNDAで守られるため、各種メディアの取材内容には上がってきません。内容が知りたい場合はどなたかが参加するしかないのであります。

今年はRubyKaigiとカブってるためおそらく火曜日以降しか参加できないのですが、月曜の午前中は基調講演、午後は概要で、技術的な詳細は火曜日以降でもフォローできます。

もしご興味ありましたら(そんな人いないと思うけど)お気軽にご連絡くださいませ。個人的な宣伝終わり。


あ、あとWWDCとは関係ないけど、Apple学生iPodMacを一緒に買ったら17,800yen戻ってくるキャンペーンは5/14までです。学生証がある人は以下のリンクまたは左側に置いてあるバナーから、急ぎましょう。

学生の皆さん、MacとiPodを一緒に買うと今なら17,800円が戻ってきます。(2007年5月14日まで)

2007-05-04 (Fri)

山路達也『進化するケータイの科学』

書誌情報 / Amazonで購入 / livedoor BOOKS / 書評 / サイエンス

普段なら素通りしてしまいそうな本であるが「本が好き powered by livedoor」はじめちゃったのでリストにある本で在庫があるやつを頼んでしまったのだ。

ケータイは私のメシのタネでもあるわけだが、正直言ってあまり得意な分野とも言えないのでこの機会に基礎知識を確認する意味で読んでみたのだが、内容もコンパクトによくまとまっていて、よい本だと思う。

たぶんこのシリーズ全体でこういう構成しているのだと思うが、原則として2, 3ページで1トピック扱いながら少しずつ解説するという構成はとても良い。2色刷りで図版も豊富、本文も読みやすく、かなり気をつかって編集していることが伺える。この本独自の内容ということだと、最近出るケータイ関連の本はどうしてもケータイまわりの進化とかセーカツに入り込むケータイとかそういう話が多くなりがちなのに対して、単純に携帯電話がどうやって繋っているのか? という話題を取り上げた第一章が地味だがとてもためになる。各種規格の攻防戦も取り上げられ、日本がこの分野で遅れを取ってしまっている現状もよくわかるようになっている。その他最近の話題まで、ケータイ文化についていけてないと思ってるおじさんたちにはぴったりかも知れない。

ソフトバンククリエイティブさん、ソフトバンク新書だけじゃなくてこっちもがんばってるようですね。このシリーズの他の本も読んでみようかなーと思います。

2007-05-03 (Thu)

野里洋『癒しの島、沖縄の真実』

癒しの島、沖縄の真実 [ソフトバンク新書]

癒しの島、沖縄の真実 [ソフトバンク新書]

書誌情報 / Amazonで購入 / livedoor BOOKS / 書評 / ルポルタージュ

素晴しい。オススメ

著者は石川県出身でありながら、まだ沖縄が「国外」だった時代に沖縄の新聞社である琉球新報就職し、役員まで歴任した人物。数十年の体験を振り返りながら、戦後の沖縄がたどってきた歴史や文化を語っています。

小渕政権サミット会場に沖縄が選ばれた経緯には、この著者も在籍していた沖縄文化研究会が少なからず影響していたこと、にもかかわらず、小渕首相本人は急逝したためサミット当日にはその場にいられなかったことなどが印象深く語られて、これはこの著者でなければ書けないことだなあ、という感じ。単なる沖縄文化紹介本とは入り込んでいる深さがちょっと違う。

また、沖縄で時に真剣に議論される独立論について取り上げた第5章「気分は琉球新王国」が面白い。このへんになると好き勝手に書いてる感じで、本土出身の著者もいまやすっかり沖縄の人なのかも、という気分になる。全体的にも戦中・戦後の痛ましい事件なども取り上げつつ悲痛な感じではなく、本土からの移住者も増えているという癒しの島の魅力を充分に伝えています。

好きな理由

ふとartonさんのとこを読んで考える。私の場合は、最初はPerlより書きやすいから好きとか名前がかわいいから好きとかそんな感じだったかなあ。使い始めてしばらく経ってからは、石塚さんの本でObjectStore勉強したから、という変な理由もあらわれる。

その後、本格的に使い出してからは今に至るまで、もう完全に周辺にいる人の魅力ですね。作者はもちろん(前述の石塚さんも)、RHGの著者とかdRubyの作者とかプレゼン手法に名前がつく人とか次のようにするとcoreをの人とかその他個別に挙げられないけどとてもたくさん。というか、Rubyがこれらの人々が書き手として世の中に出るきっかけとして機能しているのが素晴しい。Rubyがなければまだしばらく表舞台に出てこなかったかも知れないわけですよ。

あ、他にも仕事がインドに行っちゃったときのための人とかpragmaticな人とかデンマークから来たハッカーのくせにマーケティング・ウィザードの人とか重要な人がたくさんいますね。そもそも私がRubyConfに毎年行き出したのはObjective-Cの父がRubyConfで講演してくれたからなんだよな。

なんかよくわかんなくなってきたけど、artonさんリストから3つ選ぶとすると今なら24, 2, 1(次点が19)とかなるのかなあ。いいのだろうか、これで。

2007-05-02 (Wed)

Google AdSenseとAmazonアフィリエイト

やねう氏のところ。

アマゾンアソシエイトAdSenseより低い金額しか稼げないことはアフィリエイターの常識です。今回はこれが正しいか検討してみます。

やねうらお??よっちゃんイカを買いに行ったついでに保険料を支払う男 - アマゾンがAdSenseより低いアフィリ料になる理由

この手の統計はある程度PV高くないと誤差が大きくて参考にならないのでうちみたいなオマケで遊んでる状態ではあんまり当たらないとは思うんだけど、それでもこの日記Amazonの方がずっと高いので、まだまだアフィリエイターの常識には届いていないのかなー。AmazonのCVR 7%ってのはこの日記もだいたい同じくらいなんだけどなー。要するにここはAdSenseの効率が悪いということなのだろうか。

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