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2008-02-28 (Thu)

速水健朗『自分探しが止まらない』

自分探しが止まらない (SB新書)

自分探しが止まらない (SB新書)

たかはし会長の強いpushにより購入。いやはや確かにすすす素晴しいです。これはすごい。あとで書く

See also http://www.sbbit.jp/article/7481/

2008-02-23 (Sat)

『ブレイクアウト・ストラテジー』

上に書き切れなかったけど著者はシドニー・フィンケルシュタイン、チャールズ・ハーベイ、トマス・ロートンの3人。ビジネススクールの授業など下敷にして、準備に10年執筆に3年をかけたそうです。

書名の「ブレイクアウト」とは、無名の会社が突然トップに躍り出ることを指す。日本語で言われるとことの「ブレイク」の語感に近いとDanさんが言ってるが一読してその通りだと思う。企業が「ブレイクアウト」をするために必要な様々な戦略を、多彩な業界からの膨大な量のケーススタディをもとに解説します。分厚いけど事例が魅力的で読みやすい。

本書ではブレイクアウトの形態を以下の4つに分類します。

豊富に紹介される事例をこれらのいずれかにあてはめつつ、成功した(ブレイクアウトした)企業に共通の要素を探って行きます。ブレイクアウト企業は共通して備わっている5つの習慣があり、それらを確実に実行しその目標から決して外れないことが、丹念に事例を追って行くとわかるのです。実際列挙されている例を読んで行くとどの企業も結局はものすごくシンプルに成功を目指して突進しています。企業に求められる価値提供の6つの柱(価格、特徴、品質サポートサポート、入手しやすさ)を挙げて、これらを複数(ほとんどの場合は全て)満たす戦略を解説してますが、そのブレイクアウト企業も必ずこの価値提供で他の競合から突出していることが解説されます。

もとが教科書らしく明快でわかりやすく、また記述がとても具体的です。例えばブレイクアウトそのものについても、年間2ケタ成長を続けていること、というような基準をかかげ、事例を分析する上でも先にいくつか取り上げたようにざくっと分類してそこにバシバシとあてはめていくので扱われていない企業(典型的には自分の会社(!))について自分が考えてみる上でとても役に立ちそうです。一気に読んでしまいしたが、じっくり取り組めば確実なストラテジーを導き出せそうな本です。

ついでに、単純な成功物語的読み物としても普通に面白い。オススメできます。ちなみに、Appleは巻き返しタイプ及び変身タイプの雄として出てきます。ちょと納得いかないところもあるけどAppleを扱ったビジネス書ありがちな「わかってない感」はそれほど強くなくてまあまあ好感持てます。こんな感じで事例の数が多いので誰が読んでもいくつかは自分が気になる企業が扱われているはず。

2008-02-22 (Fri)

猫の日なので猫の本のことを書くよ

毎年この日は過去を振り返ったりしがちなんだけど、長年日記という便利な機能があるので今年はそれを貼り付けておくだけにする。

さて、今日ネコの日だそうである。ただでさえ私はネコが好きなんですが、自分の誕生日ネコの日ともなれば当日くらいは余計に意識せざるを得ない。けれどもだがしかし最近はとみにネコ分が不足していて、大変に欲求不満な日々を送っています。自宅に帰るとネコがそこにいた日々はとてもしあわせでした。これ、想い出すとちょっと泣いてきちゃうからほどほどにしておきます。

けれどもいま現在ネコいないわけだし、どうしようと思っていると世の中には猫カフェなるものがあるらしいのである。猫カフェとは、要するにネコがたくさんいる場所に遊びに行けるようになっていて、そこで申し分け程度に茶菓の類を販売しているという業態を表す言葉なのであろうと推測する。単にカフェに猫が住んでるだけなのかも知れないけど。まだ行ったことはない。しかしながら、カフェも猫も好きな私としては途方もなく魅力的な響きを持った言葉である。故に、その猫カフェなるものについて知見を深めるために書物を購入し日々研究することにした次第であり、それについて報告したい。

猫カフェ

猫カフェ

いやしかし読んでて驚くけど、たくさんあるのね。猫カフェ。どこでもいいからめっちゃ行きたいよ。出てくるネコのかわいさとか大量さ(によるネコ欠乏分補完性)的には前者に軍配が上がる気がするが、最近出た後者の方がネコカフェに溶けこんでる感が高くていい感じだ。というかこっちはたまたまネコがいるカフェみたいなのもたくさん出てて全体に渋い。しかし前者には台湾の店なんかも出てきたり。ともかく見てるだけでしあわせになるようなかえって欲求不満になるような。どちらにしろこのような本が出版されているというのが素晴しい。もっとたくさん出て欲しいし、いかにたくさん出ても紹介しきれないくらいたくさんの猫カフェができてほしい。

もうひとつ、いまさら私が書くまでもないのだけれど家にネコがいない身として常にたのしみにして生きているのが言わずとしれたふちゃぎん家である。これうp主がとてもえらいと思うんだけど、あたかも見ている人が飼っているかのように感じられるカメラワークで、何匹も出てくる家族たちが本当に知り合いみたいに思えてくるんだよねえ。ニコニコって素晴しい。新作が発表される度にモニタに穴が開きそうなほど見入ってしまう。

ふちゃぎとエリザベス(DVD付き) (Sanctuary books)

ふちゃぎとエリザベス(DVD付き) (Sanctuary books)

これについてくるDVDも大変な破壊力を持っているので、まだ買ってない人なんてこの世にはいないと思われるが万が一に備えて、または複数購入のためにAmazonリンクしておきます。チロさまを主人公にした新作もいよいよ月末に。

碧い眼をした黒猫チロ (Sanctuary books)

碧い眼をした黒猫チロ (Sanctuary books)

これが今日にふさわしい話題だったのかどうかイマイチ自信がないが、こんなもんなのではないかという気もするからこれでいいことにする。猫カフェ一緒にいく人を募集しております。あと、世の中には猫カフェに加えて猫キャバなるものもあるらしいのであるが、その両社の差異は接尾辞にあたる語句から写像して推測するに、指名制度があるかないか? ということによっているのではないかと考える。識者のコメントを歓迎する。

2008-02-21 (Thu)

ポール・ポースト『戦争の経済学』

戦争の経済学

戦争の経済学

うー、時間かけた割には斜め読み。頭に入ってないので再読必須。ただ、そんな中でも社会政治的な意見とかから一定の距離を置いて淡々経済的にとことわって分析していくのは不気味に迫力があるし議論も説得力あります。道具としては初歩的な経済学で、実際大学の初年度あたりの教科書にすることを狙って書かれたようです。教科書として採用するときの読み方なども書いてある。そういった初歩的な道具で戦争という巨大さでは類を見ないと思われるイベントもこまで分析できるというのが面白い。

あとで書く

2008-02-20 (Wed)

米原万里『打ちのめされるようなすごい本』

打ちのめされるようなすごい本

打ちのめされるようなすごい本

いやもう、この本に打ちのめされそうになります。これはすごい。

2006年5月にガンで惜しくも亡くなられた米原万里さんが、週刊文春で連載されていた『私の読書日記』全掲載分を前半部に、その他メディアで書かれた全書評を後半部にまとめた本で、著者の事実上の絶筆となったものです。刊行は2006年10月なのでずいぶん長く積ん読してしまいました。

週刊文春書評を連載されていたのは知っていましたし、亡くなられる直前まで闘病記をほぼリアルタイムで書かれていたというのはご逝去ニュースとあわせて目にしていたのですが、その2つを結びつけられなかった。実は両社は同じものだったのですね。もっとはやく読んでおけばよかったと思います。

いやしかし驚くのはその書評の中身です。2001年からの週刊文春の連載が時系列で収録されており、書評文に興味を惹かれて自分も読もうと思ったものに次々と付箋を付けていたらほとんど全見開きに付箋が付いた状態になってしまって途中で付けるのやめました。そのくらい魅力的な読書記録がぎっしりと密度高く詰まっています。

ロシアやソビエトに関する文献、言語学社会主義などのロシア語通訳者としての専門と深く関わるものから、文学や評論、ネコの本などなど、新刊本から古典まで次から次へと繰り出してきて、しかもどれも有機的に連なっているのでどんどん興味が増幅されて行きます。1週分のなかに関連本をまとめて何冊も紹介するのですが、これは読書家の行動としてとても合理的。微妙オーバーラップしつつ少しずつ世界が広がって次週分に繋がっていくのですが、これを何年分もまとめて目にするとあまりの情報量とにも関わらずそれを吸収したくてたまらなくさせる筆致にくらくらと眩暈がしてきます。

読書日記後半は、上でも少し触れたように再発したガンを相手に関連本を読みあさる「癌治療本を我が身を以って検証」となって迫力を増してきます。そんなときにも読書家的視点を忘れず関連本を網羅的に扱いながら次々とツッコミを入れていくのがすごい。その執筆2006年5月18日掲載分(!)まで続くのです。壮絶

後半第二部の各紙書評集も素晴しく、こちらは1995年からの十余年分が滝のように流れてくる。まとめて読むと圧巻です。これについてはあとで書く

とにかくすごい。まだ未読の米原さんの本は何冊かあったのですが、年明けすぐに『オリガ・モリソヴナの反語法』を読み、それ以来とっととぜんぶ読まないと、とか思っていたところ。これは今まで開かずにいたことを後悔する1冊でした。

2008-02-16 (Sat)

池谷裕二『怖いくらい通じるカタカナ英語の法則』

これは素晴しい。ほぼ日で知って以来、新刊を見たら必ず買うことにしている池谷裕二さんの著書がブルーバックスから。実はその前に『魔法の発音 カタカナ英語』というタイトルで単行本で出ていたらしいのですがスルーしていました。英語勉強法の本って本当に掃いて捨てるほど出ているのでイチイチ買っていられないのですが、この著者の場合は、例えば『記憶力を強くする』っていうほとんどノウハウ本みたいなタイトルなのに開いてみると本格的な脳科学入門書になっていたりなど相当きっちりした脳科学的アプローチが期待できるのと、なにより単純に文章が面白いので迷わず購入。

本書でいうカタカナ英語というのは「What do you think about it?」→「ワルユーテンカバウレッ?」など、いわゆる掘った芋いじるな式に聞こえてきた音をそのまま日本人認識した音としてカタカナ記憶して再生する、というもの。類書はこれまでも多数あったのだが、そこはきっちりと専門に根差し脳科学的アプローチで差別化している。

本書は4部構成になっていて、意識改革編→実践編→法則編→理論編と続く。まず第一部の意識改革編で著者自身が留学していた頃の経験などをふまえつつ「なぜカタカナ英語が必要なのか」を解説しつつ助走をかける。第二部の実践編では実際の利用場面を想定したおぼえたらすぐに使えるような例文が列挙される。ここまでである程度カタカナ英語のなんたるかを把握してもらったところで、第三部の法則編で英語カタカナで置き換えるルールを解説。これを習得することにより、自分でカタカナ表記を作れるようになる。第四部で、最新の脳科学による外国語習得の仕組みを解説、ここで本書のカタカナ表記が日本人英語習得に適した仕組みである(というかこれしか考えられない)ことが説明される。

考えてみると、聞こえたままの言葉を口にする、というのは『英語は絶対勉強するな』をはじめとして各種英語入門本でも繰り返し主張されていることだし、言語習得のメカニズムからいってもごく自然なことのように思える。だとしたらそれをその通り実行すればいいのだけれど、本書では日本人の脳は英語の音声を正しく認識できないという科学的な事実を受け入れて、それならばより日本人記憶やすカタカナで置き換えるという次善策(著者の言葉では開き直り)を提示しているのである。出来そうもない勉強法で挫折し続ける英語コンプレックスと正面から向き合うためのとても現実的かつ実践的な方法だと思えるし、それを著者の専門の脳に関する知見を援用して理論武装してくれるので説得力も抜群にある。文句なしにオススメ。やはりこの著者はハズレがない。

著者のサイトでは、本書の前書きがほぼそのまま読める。というかこの文章が本の前書きになったようだ。読者が考案した「カタカナ英語」を投稿できる場所も用意されているので、そのうち自分でもいくつか考えだしてみたい。

http://www.gaya.jp/english/

2008-02-15 (Fri)

斎藤美奈子『文学的商品学』

文学的商品学 (文春文庫)

文学的商品学 (文春文庫)

日本人の書く様々な小説現代文学に登場する商品・モノについていろいろと考察するという内容。小説の読み方もいろいろあるんだけど、モノから小説を読むとこんな面白さがあるよ、という切り口からとても親切に本の読み方を教えてくれる本です。取り上げられているネタは、ファッション(服飾)、食べもの、ホテルロックバンドオートバイ、野球そして貧困。

女性の服装についてほとんど興味がないと思われる(そもそも描写がほとんどない)人は食べものについての情報量もすごく少ないとか、その代表が例の鈍感力の高い人だったりとかいうことに着目するのがいちいちおもしろい。きっと服よりも中身、食事よりも食事メタファが表す別のものに描写を費やしておられるのでしょう。ホテルがなんか本書で取り上げられてるのはほとんど不気味なやつばっかりで、印象的ではあるけどマトモなものがない。オートバイ小説は乗り物をあたかも人であるかのように、主人公と対話する存在であるかのように描いていて、その究極の姿にあのラノベがある。いやあ素晴しい。

小説に登場する商品について書いているのに最後の章ではそもそも商品たるものが入手できない状態をひとつのアイテムとして考えたりするのがうまいですね。でも実はこれほど「もの」にこだわっているジャンルもないということがわかる。結局モノは経済活動を反映しているわけで、ひいては現代社会が写し出されているわけです。

元本の単行本は2003年に出ているので出てくる作品はちょっと前のものが中心ですが、それでも未読のものなど何冊も読みたくなるし、既読であってもあらためて読み直したくなってしまう。読みやすくて楽しくて興味も広がってしまう上に現代の世の中を俯瞰してしまうという、コンパクトながらよく出来た本です。面白かった。

2008-02-13 (Wed)

Joel Spolsky編『Best Software Writing』の青木靖さんによる邦訳が出るよ!

私は行けませんでしたが、デブサミ会場で販売していたはずなのでもう手にしている方もたくさんおられるかも知れません。青木靖さんの邦訳でJoel Spolsky編『Best Software Writing』が出版されます。

BEST SOFTWARE WRITING

BEST SOFTWARE WRITING

これはいろいろな人がblogとかその他のwebメディアとかで書いているソフトウェアに関する文章をJoel Spolskyの目で選んでそれぞれにまえがきを付けて集めてくれた本で、原書2005年に出ています。

登場している著者たちの名前を一部だけ挙げるとKen ArnordとかRaymond ChenとかBruce EckelとかGregor Hohpeとか、あるいはagileなのがお好きな方にはRon JeffriesとかMary Poppendieckとか、私とfeedリストが似てる人にはPaul GrahamとかAaron Swartzとかあと_why(!)とかとか。これだけ見てもかなりゴーカな顔触れなのがわかります。というか青木さんがWhy's (Poignant) Guide to Ruby訳して公開したときに、なんかキャラが結びつかなかったんですが(笑)、こういう経緯があったとは!

_whyのやつの他にも、収録されている文章のうちいくつかは青木さんのサイトで読むことができますし、実際この日記の読者の方は既に読んだことがあるものが1つ2つはあるんじゃないかと思いますが、もちろん本邦初訳の著者さんもたくさんありますし書籍という形で紙の上でまとまって見ることができるのはありがたい。

実は今日SICP読書会があって、そこでデブサミ会場の先行発売でgetしたというnaoya_tさんに見せてもらったんですが装丁原書の挿画を活かしつつ紙質なんかはずっと高級感増していて、コンパクトななかに読みやすいぎりぎりまでぎっちり文字組みされててなかなかすごいです。私は原書を少しずつ読んでしたり、邦訳のゲラも読ませて頂いたりして長期間にわたってずっと読んでる感じなんですが、現物を入手したら改めて読み直して感想など書いてみたいと思います。


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2008-02-12 (Tue)

山形浩生『要するに』

要するに (河出文庫)

要するに (河出文庫)

WIREDとかサイゾーで連載してたのとかその他もろもろを集めたもの。単行本でも『山形道場』が出てたのでその文庫化かと思ったら、それだけというわけでもなく追加とか入れ換えとかがあったみたい。巻末のリストによるとけっこうな割合で単行本未収録のもの(多くはサイゾーの連載のもの)が含まれている。

あっちの内容をそんなに詳しくおぼえているわけでもないし、その後も連載で読んだりしてるしで自分でもどれが既読でどれがはじめてかわかんなくなってますが、10年とかそこら以上経ってもいまの文章としてあんまり違和感がないのは流石だと思います。続きはあとで書く

2008-02-11 (Mon)

PlayPumpsに感動した

http://www.playpumps.org/

ガイ・カワサキのblogで見てむちゃくちゃ感動しました。これはすごくいいアイデアだー。

D

子どもたちがメリーゴーランドみたいなのを回して遊んでると、その動力で地下から水が汲み上げられて、地上のタンクにたまる。おかげでそれまでかなり重労働だった水汲みから女性解放される。素晴しいいい。

日本の公園にあるジャングルジムみたいなのも丁度よさそうですね。地上のタンクには広告も入れられるとか言ってるけどこれはどんな人が買うのだろうか..。NPOでやってるみたいなので、寄付先のひとつにしたくなりました。

原田武夫『北朝鮮vs.アメリカ』

手嶋龍一さんの『ウルトラ・ダラー』を面白く読んだので、あれをちゃんとフィクション認識するための副読本として読みました。しかし小説はさくさく読めるのに(まああれはエンターテインメントだから当り前だが)、現実は入り組んでいて理解するのも大変だよ。特に政治音痴の私には。

本当は複雑なものを「分かりやすく述べる」ことに、どれだけのトリック背後関係が潜んでいることか!

という引用だけを行って終わる。余裕があったらもっとあとで書くかも。

2008-02-10 (Sun)

本田健『ユダヤ人大富豪の教えII』

昨日に読んだ前著に引き続きこちらも読みました。ハードカバー単行本で出たときのタイトルは『スイス人銀行家の教え』で、文庫化するときになんでこうなってしまったのかわからんがこれも戦略なのでしょう。前著ほど売れなかったから続編であることを強調したという感じなのかなあ。

スイス人銀行家の教え―お金と幸せの知恵を学ぶ12のレッスン

スイス人銀行家の教え―お金と幸せの知恵を学ぶ12のレッスン

前作はほぼ実在の大富豪から実際に聞いた話をもとに構成したと書いてありましたが、本書は著者がその後の人生で様々に学んだり聞いたりしたことを元にして前著の続編となるように書下した完全なフィクションだそうです。それゆえか、前作よりもメンターが出す試験のスケールも大きくロマンスもあるドラマチックさが増した展開になっています。ですが、やはり中心の話題はお金のことで、いろいろとためになる話を書いてくれている。

お金に対する自分の立場を明確に認識することが重要だと説いているようです。ある人のお金に関する感覚家族の影響が色濃く出たものになるとか。自分がお金のことをどう考えているか、どんな存在だと見做しているかということが少し引いた目で認識できるように細かく説明されていてとても参考になります。

自己啓発書としては前著の方が派手だし読んでいて気持ちいいかも知れません。本書はあちらを読み終わってひとしきり意識が上向いてきたところで、新たな指針として使うと良いんじゃないかな。より強固なセルフイメージが出来上がるのではないかという気がします。

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『電撃HOBBY 3月号』は買いです!

25日発売なのでもう出てからけっこう経ってしまいましたが、ようやく買いました。

電撃ホビーは買いです。写真↓の用に、用途別にエアブラシをまとめてくれてます。

僕みたいに、買おうかかわまいかどうしよう?と迷ってる人にも参考になると思います。

今月の電撃ホビー - connvoi_tyouの日記

毎号買っているわけではないのだけれど、id:connvoi_tyouがこんなこと言ってたので読んでみた。特集「本当は怖くないエアブラシ」46p目当てです。私はもう道具は買ってしまったので*1どれ買うか迷ってるとかいう状態は過ぎてしまいましたが、まだまだ基本がなってないのでおさらいも含めて。ですが、この号買ってよかったなと思った(というか買おうと思った)きっかけは選び方とか塗り方の基本ではなく、本誌モデラの皆さんの作業環境をインタヴューしたものが載っていたからです。

f:id:ogijun:20080211133900j:image

木村編集長はじめその他16人が塗装環境写真を公開してくれています。こういうのが見たかったー。じょいほびの作業公開に通ったりしているのも、実際にプロのモデラさんたちがどういう環境でどうやって作っているかを見てみるためなのでした。やり始めたばかりの頃ってそもそもの環境セットアップがどうしたらいいかわからないので。参考にしよう。

*1:ちなみに買ったと書いているのはここで書いているもののことではない。その後しばらく使っているうちにダブルアクションが欲しくなって結局新しくワンセット揃えてしまったのだが忙しい時期だったので日記に書いていない。自宅の環境の話と合わせてあとで書くかも。

2008-02-09 (Sat)

本田健『ユダヤ人大富豪の教え』

ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 (だいわ文庫)

ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 (だいわ文庫)

あきやんが読んでたのがはてブトルネードしてた(?)のを眺めつつそのうち読もうと思っていたのですが、ふとしたきっかけでそれが今日になりました。それ以前にお前『夢をかなえるゾウ』読んだときにもう自己啓発書みたいなの読むの最後にするとか書いてただろというツッコミを受けそうなんですが、気分的にはたしかにあれで最後といってもいいくらいなんですが、仲間と言葉を通じやすくするためにはやはりみんなが読んでよかったと言ってる本を読んでおくことは必要だなと。

副題の『幸せ金持ちになる17の秘訣』というのが内容をよくあらわしています。著者が若い頃にアメリカで出会った実在の大富豪ゲラー氏から受けた教えを一人称で書くことにより、時間を超えて読者も教えを受けているようにお金について、人生について学ぶことができます。

印象に残った箇所はたくさんあるが、やはり序盤の「君が提供したサービスの量と質=君が受け取る報酬額」という方程式。とてもシンプルだけどこれこをが法則というものですね。これが「社会の成り立ちを知る」という第一章でいきなり出てくる。読み始めてからここまでわずか30と数ページ。これを意識できただけで1冊分のモトを十分に取り返した気がします。

重要なのは「人になにを与えたか」であって「自分がなにをやったか」ではない、関係はあるにしても不十分なのです。このことについてはPaul Grahamも「ユーザが求めるものを作れ」という形で繰り返し繰り返し主張していることなのでした。例えば:

ある意味で、スタートアップを殺す誤りというのは1つしかない。ユーザが欲しがるものを何も作らないということだ。あなたがユーザの欲しがるものを何か作るなら、他に何をやろうがやるまいが、あなたはたぶんうまく行く。そしてあなたがユーザの欲しがるものを何も作らないなら、他にどんなことをやろうがやるまいが、あなたはうまく行かない のだ。

スタートアップを殺す18の誤り

分野もシチュエーションも語り口も違うのに同じことが書かれているのが不思議。古今東西、実際に幸せになっている人がやっていることも人にすすめていることもすべて同じなのだ、というのがまざまざとわかる。ここまでで興味を持った人なら、読むと必ずいくつかは心に残るところがあるでしょう。お金の話だけではありません。自分の内面とコミュニケーションをとること、成功するためには自分が心から好きなことをやること、人は誰でもなんでも夢がかなうアラジン魔法のランプを持っていてこすれば夢がかなうのにそれをやらないということ、様々に心を刺激されると思います。

私はとりあえず次のことを心に刻みます。

欲しいものが出てきたら、一週間待ちなさい。それでも欲しいものは、もう一週間待ちなさい。それでも欲しければ、そこで買ったらいい。

ううう。それはともかく自分のためよりも他人へのプレゼントに工夫しなさいと書いてあって、確かに人にあげるものを選んでいるとわくわくしてくるので、今年はエレガントなプレゼントの渡し方というのを課題にしようと思いました。

私が読んだのは文庫版ですが、ブックオフとか行けばハードカバーの元本も100円でいっぱい売ってるはず。お金は大切にしなくちゃね。:-p

ユダヤ人大富豪の教え

ユダヤ人大富豪の教え

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2008-02-04 (Mon)

週刊ダイヤモンド 2008年 2/9号

週刊 ダイヤモンド 2008年 2/9号 [雑誌]

週刊 ダイヤモンド 2008年 2/9号 [雑誌]

池田信夫さんが「気分が悪くなる」とか言ってて巷で噂の週刊ダイヤモンド表紙に勝間和代さん号(そんな呼び名でいいのか)ですが、私は立ち読みで済ませようと思ってたのに手にとってめくってたらついうっかり買ってしまいました..。なぜそんなことになったかというと、

本日発売された、週刊ダイヤモンドに、このブログが掲載されました。ツイてます!

週刊 ダイヤモンド 2008年 2月9日号に掲載されました:[俺100

てな感じで、聖幸さんが顔写真入りでどーーんと出ていたからであります。弾さんが出ててもあんまり珍しくない(失礼)のでスルーできるのですが。中身はまあたぶんこれまでの勝間さんの著書の抜き書きみたいなもんなんだろうと思いますが、私はまだそのうちの1冊しか読んでないので今回の特集に新しいことが書いてあるかどうかはよくわからないです。

知的生産健康重要だというのは本当にその通りだと思う。知り合いを見渡しただけでも、すごいことやってる人は殺しても死にそうにないくらいめちゃ元気な人か、そうでなければ自己管理がきっちりしていて体調に少しでも不安があると素早く自制することが出来る人か、という感じで不摂生とか不健康とかとは無縁そう。私も自転車通勤したくなってきた。

2008-02-03 (Sun)

野口悠紀雄『モノづくり幻想が日本経済をダメにする』

ずっと読んでいる週刊ダイヤモンド連載『「超」整理日誌』の12冊目の単行本化です。去年に出ていたものなのだがなんだかんだあって読むのが遅れてしまった。

今回はただ連載をまとめたものではなくそれよりもずっと再編集の度合いが強いものになっている気がする。内容は著者が他の著書などでも繰り返し主張されていることが多いですが、週刊誌の連載ではリアルタイムの危機感がにじみ出ているというか、ほとんどいらだっている。

また、この本のように長期連載だと余計に際立つのだが、とにかくこの人は驚くほど主張がぶれない。現在の日本経済は戦時期に土台となる部分がつくられて、その後50年余の現在に至るまで産業構造にしろ税・年金なども含めた金融問題にしろほとんど何も変わっていない、ということを繰り返し繰り返し主張しているのだが、読むと納得せざるを得ない。

詳しくはあとで書く


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