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2010-04-13 (Tue)

ベン・メズリック『ザ・オイルマネー ドバイ原油先物取引所を創った新卒米国人青年の奮闘記』

メズリックの新刊を読んだので、(買ったけど)まだ読んでなかった既刊の本も読まねばということで引っぱり出してきました。これも邦題がダサいかも..。原題は『RIGGED』です。探してみたら1年半ほど前に読みたいと書いてたようです。

残りはあとで書く

2010-04-09 (Fri)

ベン・メズリック著, 夏目大訳『facebook』

facebook

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メズリックの新刊が出た、それも夏目大さんの訳で!!*1 というので買いに走ったのだが、邦題を見て腰が砕けそうになった。原題は『The Accidental Billionare』で、たしかfacebookの創業期を扱っているのでまあ端的でわかりやすいといえばわかりやすいのであるが。

メズリックのこれまでの作品と同様に、膨大な関係者への取材をもとにした実話を小説仕立てで描くという手法なのだが、今回はその対象が我々もよく知っているものだというのがちょっと戸惑う。

中身はその多くをエドゥワルド・サヴェリンという男の視点から記述によっている。この人はFacebookがまだハーバードでのローカルサービスだったときに資金を提供したりしたファウンダの1人だというのだが、つい最近までほとんど無視されている状態で、他のFacebookの役員からは非常に冷淡な扱いを受けていたらしい。我々にもおなじみのNapsterやPlaxoのファウンダであるSean Parkerは初期のFacebook社長であり、本書のストーリ中でも非常に重要な役割を果たすのだが、彼がどういう扱いになるかというのは本のネタバレになるが現実にどうなっているかは既に知っているのでここで書いていいのかどうか迷ってしまうという変な状態である

ちなみにMark Zuckerbargへの取材は最後まで実現しなかったという。

この作品も既に映画化が決定しているそうで、こんなに早い時期に創業期の話が映画になってしまFacebookもすごいというかなんというか。ともかく本は面白かったです。邦題はやっぱもうちょっとちゃんと付けて欲しかったなあ、とか思う。

追記

映画版監督は『セブン』とか『ファイト・クラブ』のデビッド・フィンチャーだった!!

追々記

公開された映画も見たので感想を書きました。

*1:この人は私の翻訳のお師匠さんの1人

2010-04-06 (Tue)

マイケル・ゲイツ・ギル『ラテに感謝! 転落エリートの私を救った世界最高の仕事』

原題は『How Starbucks Saved My Life』で、渡辺千賀さんの書評を読んで注目していた本ですが、いつのまにか翻訳出版されていました。翻訳は月沢李歌子さん。早速読んだんですが、これが前評判通りめちゃめちゃ素晴しい!!! 後半はもうページをめくるたびに涙涙です。ものすごくオススメ。すぐ買え! すぐ読め!!

内容(全て実話です)について少し。主人公のマイケルは裕福な家で育ち、イェール大学を出て卒業時にはスカル&ボーンズにも誘われたような優秀な人(もちろん白人)。大手広告代理店就職し、仕事では自他ともに認めるエリートとして充実した日々を過ごす。ところが勤続35年のある日、信頼していた年下の幹部から突然クビを言い渡される。その後、自分広告会社を起こすがうまくいかず、仕事もなく、いろいろあってプライベートもズタズタで、家族保険も払えず、破産寸前になっていた。

そんなある日、Starbucksで呆然としていたところに突然「仕事が欲しいの?」と声をかけられて、うっかり「はい」とこたえてしまう。相手は若い黒人女性。近くのスターバックスマネージャだった。63才にして年下の黒人女性と一緒に働くことになってしまったのだ。もちろん全て未経験。そこからがすごい。

トイレ掃除からはじまって商品の棚出し、コーヒーを淹れたり、当り前だけどふつうスタバ仕事マイケル広告業界出身らしく接客は得意なのだがレジ打ちはめちゃくちゃ苦手で、彼はディスクレシア(識字障害)だったという過去まで思い出してしまう。だがそれでも彼にとっては仕事がある! ということがそれだけで何より素晴しく感じられるので、苦手なレジ打ちもここでの仕事を失いたくないばかりにがんばってしまったりする。

広告仕事(J.Walter Thompsonだった)では得られなかった充実感と同僚やお客さんの温かさにふれて、すぐにStarbucksとそこでの仕事を愛するようになってゆく。

そこからは、自分にとって仕事とはなんなのか、仕事とは自分の生活にとってどういう存在なのか、人生において大事な仕事を持てるというのはどんなことなのか、そういうメッセージが詰まっているのがあふれ出てくるのです。

私もスタバには客として通いつめているのであの独特のカルチャーがわかる。お店は地域のお客さんをとても大事にしてくれるし、店員さんとのお話しはたのしい。日本ではやや控えめだけど、アメリカStarbucksの店員さんは本当にfriendlyだ。マイケルがそのカルチャーを心から大事に思っているのがよく伝わってくる。何度も泣きそうになったよ..。

これらは全て実話で、マイケルはいまでもStarbucks店頭に立って接客をしているそうだ。そしてこの話はトム・ハンクス映画化権を買ったそうで、来年公開で準備が進んでいるそうだ。めちゃぴったり!! 想像するだけでわくわくしてくる。

というわけで珍しく長く感想を書いてしまったけど、ものすごくオススメです。映画劇場公開されたらすぐに見に行きたいと思います。

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