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2011-02-26 (Sat)

『エリン・グルーウェルとフリーダム・ライターズ』

フリーダム・ライターズ

フリーダム・ライターズ

これはすごい。もともとはkdmsnrの日記で見て興味を惹かれて見たくなったのだが、(入手しやすかったので)映画より先に原作を読んでみた。

これすごい。ロス暴動から2年後の1994年LA近郊のロングビーチの高校に赴任した新任教師(教育実習だったらしい)が、たぶん職場政治の問題で「荒れた」クラス国語クラス担任することになったあと4年間あまりの記録です。

クラスにいるのは、人種間の対立や貧困ドラッグ中毒犯罪と隣合わせの生活で希望を知らない子供たちだったのだが、その生徒たちに『アンネの日記』やその現代版とも言える『ズラータの日記』を題材に、自分の気持ちを書くことをうながしてゆきます

はじめは本を読むことを軽蔑し、他人の言葉に興味を持たなかった生徒たちが、アンネの境遇共感して涙を流します。家のすぐ前の通りでギャングが銃を撃ち合い、父親がドラッグのために家族からお金を盗む、人種間の争いで兄弟が突然殺される、そんな彼らの境遇は「戦争状態」としか言いようがなく、アンネは他人ではないのです。

本はそんなエリンのクラスに在籍した延べ150人が書いた日記から構成されています。書くことを通して「寛容(tolerance)」に目覚めた生徒たちは次々に奇跡を起こすのですが、これはもう読んでもらうのがいい。くどくど書かない。

映画ヒラリー・スワンク製作総指揮・主演で実現したそうで、これは近いうちに見なければならぬと思う。DVD出てる。

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