鬼の棲み処

普通な人「おーが」の記憶を逃がす場所、ただの備忘録

浪漫


はい、この時期になると更新が捗る男おーがです。みなさんこんばんは。
今回はアホの子日記《笑


ここ半年くらいの間、仕事が暇な時の時間つぶしっちゅうたらアルコールストーブ(アルコールバーナー)の自作やったん。
おーがが野宴参戦する時て、七輪持ってくんやがちょっとした不満があったん。
いや、七輪自体は不満あれへんよ?串焼き屋やってた時の感覚に近い感じで炭扱えるから慣れてるもん。
もぅね、自他共に認める




七輪番長




てくらい満足《笑
ところが、野宴を心ゆくまで楽しんだ翌朝、起きた時にコーヒー飲もう思うと、さすがの七輪番長も難儀するしかあれへん。
たったマグカップ1杯のコーヒー入れるだけの湯ぅ沸かすのに、宴会すんのと同じ事しやなあかんし、湯ぅ沸いた後の消化、冷却の流れも厄介。
で、もっと手軽に湯ぅ沸かしたいな思てた時に、ダチのかみが自作のアルコールストーブ(以下アルスト)使てんのを見てん。
青白い炎揺らしながら簡単に湯ぅ沸かして見せたその物体は、おーがの思惑通りの物やったん。
帰ってから速攻ググると、なんや色んなタイプの物があるっぽい。しかも、工作自体は簡単なんやが、よう解からん言葉が出てくる。
とりあえずってんで、材料の空き缶が1個で出来て、最もお手軽っぽい「副室加圧式サイドバーナ」てのこさえてみる。
普通にコンビニで売ってる、キャップ出来るタイプのコーヒー缶を上下に切り分けて上の部分ひっくり返して下へ突っ込んで、下んなってる缶の横に穴開けたら完成。
中に消毒用アルコール入れて点火。暫く待つと横に開けた穴から青白い炎が出てくる。




簡単じゃん。



ただ、本体の大きさと炎の大きさが気に入らん。
本体の大きさは、構造に原因あるんは解る。これ解消しよ思たら構造から変える必要あるな。
炎はなんやロウソクの炎ぽくて、鍋底に当たるか怪しい感じ。勢いがあれへんてのかな?これは多分穴の径と数でなんとかなるやろから、2号機こさえて調整やな。
てな感じで試作1号機はゴミ箱へ。




こっから泥沼《笑




とにかく、完成品言うか完動品見てへんし、構造も仕組みも理解してへんから、密閉しやなあかんのにスカスカやったり、手ぇ抜いて理に適わんかったりで失敗の連続。
下手したらバーナのジェット穴から炎が出らんとか、あり得へん物こさえたりしてた。
しかも、単室加圧式やったり副室加圧式やったり、ジェット穴の位置やら大きさ変えたりするもんやから、次回へつながるデータにもならんてな効率の悪さ。
けど、暇つぶしにやってるから時間の浪費は気にならんし、材料は空き缶やからタダやし、失敗しながら理屈理解していろいろ構想出来るとこまで知識身につけたから、全く無駄や無いとは思うんやけどね。

で、試作最終型がやっと完成したんやが、実践投入が延期になって機会伺ってる間に




壊れた《笑




なんせ、元はペラペラのアルミ板。100均のハサミで難なく切れるくらい薄いし、それを切ったり穴開けたりするんやから、剛性落ちるわな。
使ってるうちに曲がったりするんやったら作りなおす気にもなるんやが、使う前に潰れて使えやんてのは困る。
アルスト知ってる人からしたら「どこが壊れんの?」て話やが、おーがの自作魂は暴走していたのだよ!
屋外で火ぃ使お思たら、風対策考えやなあかんやん?鍋やらヤカンで湯ぅ沸かそ思たら、それ乗っけとく台、五徳てのが要るやん?て事で、五徳と風防も自作してたん。




三位一体型で。




形状的には、空のアルミボトルの上の方切り飛ばしたコップ状の物に近い訳で、多少補強はしたものの結果的には、あっさり潰れて再起不能《笑
基本的な機能に関しては問題あれへんはずやった自作アルストの前に立ちはだかる「剛性」の壁。

「スチール缶やったら?」「加工が面倒い。」
電動工具使えば?」「仕事中やっての。」
「五徳とか別体ならいんじゃね?」「嵩張るやんか。」

何度も何度も自問自答する日々。

そんなある夏の日、UKTやnnkと花火してて気付いたん。
たまたま固形燃料あったもんやから花火の火点けが楽やってんけど、無かったら?いちいちライターで点けんの危ないやん?アルストあったら安全に火ぃ着けて花火楽しめるんちゃう?
アルストの使用頻度が上がる・・・。
更によぅよぅ考えたら、アルストの上に金網置いて消し炭乗っけや、七輪の炭熾しに使えるやん?
使用頻度更にアップ。
そして、衝撃の事実。




アルストで米炊けんぜ?




夏の榛名野営で、やっぱ米食いたいなぁ思たんが運の尽き。
ネットで飯盒調べてて見つけた、スウェーデン軍が採用してる飯盒にアルスト(多分トランギア製)が標準装備されてやがった。
つまり、アウトドアのスペシャリストは普通にアルストで米炊いて食うっちゅう事実。
これ知ったら、五徳に飯盒乗っけるだけの強度求めるっしょ?
日本の兵式言われる飯盒て、最大4合の米炊けるんよ。米1合で150gで水は米の1.2〜1.5倍言うから、4合炊こう思たら少な見積もっても1320g+飯盒の重さになるんよ?
ペラペラのアルミ板で支えれる重さやないし、そもそも飯盒自体が直径65mmの円柱状で安定する大きさやないっての。
で、結局三位一体は諦めて、風防と五徳は別でこさえたん。
ところが季節は秋深くほぼ冬。実戦投入の機会は来年春まで持ち越すかと思った矢先




職場の電気コンロが壊れた。




このクソ寒い中、暖かい飲み物が飲めやんし、コーヒー飲まんと頭痛くなるおーがにとっちゃ一大事。
直るまでの間湯ぅ沸かす手段が必要・・・出番じゃん《笑


ヤカンて色々映るんな《笑
車からアルスト取り出して点火!




予定外の所から噴き出す炎《笑




どうやら歪みが出てたみたいで、電気コンロの上やから問題あれへんが、下が枯れ草とかの山やったら大惨事必至。
慌てて作り直して数日しのいだんやが、心折れたね。
割と使用頻度高そうやし、こんだけ手軽に使えるし


はい、買っちゃった《笑
かみと同じトランギア(かみも自作アルスト壊して買った)てのが引っかかったし、エバニューの「チタン」て素材にも惹かれたんやが、約1世紀続く安心と信頼の品質、豊富な関連商品、良心的なお値段てことからトランギア。
しかも、ずぅっと欲しがってた(飼い主様に言われて思い出したが、付き合うてる頃からやわ)クッカーとのセット「ミニトランギア」買っちゃった。

買うたら使いたなるんやが、それは、ほら、インプレて事で、また後日《笑