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2010-08-10 1kenning2qt2fl oz

[][]港湾の労働組合問題

ハブ港湾―釜山港への遅すぎる挑戦

(cache) asahi.com(朝日新聞社):社説

http://megalodon.jp/2010-0810-1203-44/www.asahi.com/paper/editorial20100810.html

<<抜粋・太字・着色は管理人による>>

 日本の港はこの波に乗り遅れた。日本の観光客が韓国の空港を国際ハブ空港として利用するように、最近では日本の荷主が地方港からのコンテナを釜山港で国際航路に積み替えるケースも増えてきた。

 なにしろ釜山港の荷役料などは日本より3〜4割安い。低料金を背景に、運営会社が日本の自治体や荷主に売り込んできている。

日本の港湾を改革しなければならないのは確かですけれど、プサン(釜山)を例に出すのは如何な物でしょうか。日本の人件費を考えたら、同じように人件費が高いはずのシンガポールを見習うべきだと私は思います。日本の1人当たりGDPを抜くほどですから、シンガポールの人件費も相当高いはずです。日本と何が違うかを確かめるには一番でしょう。朝日新聞は、『遅すぎる』と書いていますけれど、京浜地帯にある東京、川崎、横浜の3港を合わせたコンテナ取扱量は世界13位だそうです。まだ、『遅すぎる挑戦』と半分諦めるのは早いのではないのでしょうか。

ただ、日本の港湾の場合、必ず問題となるのが港湾労働者の組合(全港湾)なんですよね。この全港湾が強すぎる事が日本の港湾の改革を遅らせてきました。

 産業の空洞化を防ぐためにも、日本の港も運営会社の民営化や統合、効率化を進め、荷役料の引き下げや24時間運用などのサービス向上に早く取りかからなければならない。

ここで挙げられている、やらなければならない事に悉(ことごと)く反対してきたのが全港湾の歴史ですから。本当なら24時間運用など、とっくにやっていなければなりませんでしたし、コンテナ積み込みの機械化も必要でした。しかし、全港湾の反対が強くて出来無かったのです。

今日の社説を切っ掛けに全港湾のホームページを改めて見てみました。そこに『2010・11年度運動方針(案)』という物があったのですけれど、読んでみて驚いてしまいました。運動方針が、まるで社民党か共産党なのです。『平和憲法を護り、憲法9条に違反する自衛隊に反対し、安保条約廃棄、反基地闘争をたたかいます』などという文章があるのですから。今では共産党でさえ直ぐには自衛隊を廃止しないと言っているのを思えば、共産党より左かも知れません。

全港湾は、連合には参加していないそうなのですけれど(Wikipedia:全日本港湾労働組合)、民主党を応援しています。社民党や共産党では頼りにならないからでしょうか。『労働組合にとって要求を実現するためには、議会における政治的な力を持つことも必要です』とも書いてあるのを見ると。労働組合に強く言えない民主党政権では港湾労働者との協議が上手くいくのかという疑問は私には元からありました。それに加えて全港湾の教条的運動方針を読むと更に協議が難航しそうです。

しかし、港湾労働者の問題に一言も触れない朝日新聞の社説に意味があるのでしょうか。非常に疑問です。まあ、毎日新聞の港湾に関する社説にも港湾労働者の問題はありませんでしたからメディアにとってはタブーなのでしょう。広域暴力団山口組の発祥が港湾労働者の集まりだったからでしょうか。


社説全文は以下

ハブ港湾―釜山港への遅すぎる挑戦

 アジアのハブ(拠点)をめぐる競争が激しさを増している。空港に続いて港湾も、態勢をどう立て直すかが重要な課題になってきた。

 世界のコンテナ取扱量トップ10にはシンガポールや中国の上海、深セン(センは土へんに川)、香港、韓国の釜山などアジアの港が並ぶ。1980年代にトップ10入りしたこともある日本の港は、国内首位の東京港でも26位にすぎない。

 そこで政府は今後5〜10年でアジアのハブ港湾にふさわしい港を整備する方針を打ち出した。選ばれたのは京浜(東京、川崎、横浜)、阪神(神戸、大阪)の2地域だ。

 国際物流の世界は、規格化された「巨大な箱」コンテナの普及で輸送スピードが格段に向上し、コストが劇的に下がった。これがグローバル化とあいまって世界の物流量を飛躍的に増やす起爆剤になった。最も恩恵を受けたのがアジアである。

 日本の港はこの波に乗り遅れた。日本の観光客が韓国の空港を国際ハブ空港として利用するように、最近では日本の荷主が地方港からのコンテナを釜山港で国際航路に積み替えるケースも増えてきた。

 なにしろ釜山港の荷役料などは日本より3〜4割安い。低料金を背景に、運営会社が日本の自治体や荷主に売り込んできている。

 日本の港がこのまま地盤沈下すれば、日本経済や雇用にとっての悪影響が心配される。電機メーカーなどはアジア各国の拠点との間で部品や半製品を大量に融通しあっており、物流コストや在庫期間は競争力を左右する。港が高コストで使いにくければ、生産を海外に移す要因ともなる。

 産業の空洞化を防ぐためにも、日本の港も運営会社の民営化や統合、効率化を進め、荷役料の引き下げや24時間運用などのサービス向上に早く取りかからなければならない。

 ハブ港湾を二つに絞ったことで、限られた公共事業財源を集中できる。港湾のような基盤工事の予算は地方自治体や地元国会議員などに配慮して、多くの港にばらまかれてきた。今後は超大型コンテナ船が横付けできる岸壁整備を京浜、阪神で進めるなど、メリハリがつくだろう。

 それでもハブ港湾を一つに絞りきれなかった戦略は、まだ甘いとも言える。釜山港に追いつくのに、2地域への分散投資でいいのかどうか。

 国土交通省は全国の重要港湾103カ所のうち、国直轄で護岸工事などの新規予算をつけられる港を43カ所に絞った。なお多すぎないだろうか。

 空港や港湾の乱立は財政の膨張を招いただけでなく、どれも整備が中途半端となってアジアとの競争に負けている。遅きに失した感はあるが、今からでも大胆に改めなければならない。

temptemp 2014/03/30 23:27 全港湾がない所は、港湾やくざが仕切ってるんだよ。
やくざが仕切っているよりだいぶマシだと思うが?

temptemp 2014/03/30 23:27 全港湾がない所は、港湾やくざが仕切ってるんだよ。
やくざが仕切っているよりだいぶマシだと思うが?

dockworkerdockworker 2014/09/30 01:05 tempさんのいうとおりだ。神戸の神港連は全港湾に対抗して山口組が組織した。それくらい調べてね。

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