SFと少女マンガ

川俣晶さんが『みつえ日記(2)―女子マル秘パソコン事情― (HONWRAコミックス)』をお買い上げくださり、その感想を書いてくれたのですが、そこそこお楽しみいただけた様子でよかったよかった。文中、XML関係者はSFファンが多いのかもという話が出てますが、そういえば思い当たる節があります。


ぼく自身はアシモフとブラットベリをよく取り違えることからも分かるとおり、うす〜いSFファンでして、偉そうなことを言うつもりはないのですが、昔から思っていたのですが、パソコンの世界の人って、SFファンと少女マンガファン、多くありませんか?

もう終わっちゃった連載ですが、週刊アスキーという雑誌で「ニュースの海を旅する」というコラムを担当していたんです。これの筆者の後藤弘茂さんが成蹊大学のSF研。イラストを書いてくれたとり・みきさんは小松左京研究会(略称コマ研)。とくに後藤さんと大学時代の話をすると、当時一緒だった連中が行方不明とか病院行きとか、ミョーに話が合っちゃって困りました。

で、SF研といえば少女マンガですよ。70年代末から80年代初めといえばLaLaで綿の国星とか日出処の天子とかパタリロが連載されていて、少女マンガがすごく面白かったんですよ。mimiの吉田まゆみのれもんシリーズとかね。別コミはカリフォルニア物語の吉田秋生。それから……きりがないのでやめますが、ここらへんの少女マンガ誌は、当時ぼくがいたSF研では読んでないと話に加われなかったんです(なにをやっていたんだか)。

もちろんアニメも同様でして、そりゃもうガンダム(当然ファースト)にとどめを刺す訳です。たしか大学3年が初放映でした。最終回などは、友達のアパートにみんなで集合し、見終わった後にニュータイプの可能性をめぐって白熱の大討論会をしました(……はずかしいなぁ。でもララァとはいつでも会えるから)。部屋主がカセット(というのが時代ですが)に録音していたので、ヘタすれば残っているかも(秋田に帰った柴田くん、まだ持ってる〜?)。

それから未来少年コナン。ちなみに、うちの娘には「名探偵コナン」のことは「偽者のコナン」と教えています(小学校に入るまでは信じてました)。世の中でコナンといえば未来少年の方に決まっているじゃないですか!

ええと、いつまでたっても終わらないのでこの辺にしておきますが、1978年、大学1年の時に初めて行ったSF大会アシノコンで、関西から来た太った大学生2人組がやったSF漫談を見て、ものすごい衝撃をうけたことはそのうち書きたいと思います。ええ、岡田斗司夫さんと武田康廣さんのことですが。