数学ができるようになるために(中学生編)

今年の2月に「数学ができるようになるためのたった1つのこと」なんてのを書いた。
それは、数学者になる方法とかではなくて(いや、そういうのがあったら知りたい)、
普通の中学校・高校で普通に楽しく数学ライフをおくるため、主に小学校でやって
おくべきこと(と私が思うこと)を書いたのだった。
それは、「ひとつのものを複数の数で表すことに慣れる」ということだった。
その典型例は「比」である。
自画自賛させていただけるなら、あれは、我ながらいいできだったと思う。
 
上で、「主に小学校」と書いたのは、実際、その内容は「算数」であるからだ。
しかし、小学校でやり切れていなかったのなら(たぶん、多くの公立中学生は
そうだと思う)、中学校に入ってからでも、ちょっと練習してみるとよいと思う。
だから、「主に小学校」と書いたのだ。(実に、言い訳がましい。)
 
それで、それは卒業したとして、次に、中学生がやるべき中学生の勉強を、最近、思いついた。
ような気がしている。
それを書きたいのだ。
それは、やっぱり、「たった1つ」に絞ることができる。
 
いや、もちろん、全分野勉強しなければ全分野できるようにはなりませんぜ。
ここで言いたいことは、他の分野を勉強するにしても、
「まず、これをやっておくといいだろう」ということである。 
それは、ずばり、
 
 連立方程式の応用問題
 
である。
ただし、特に「高校受験のための数学」というなら、さらに、
 
 図形の問題
 
も重要になると思う。
また、いろいろな意味で頭の発育によいと思われるものとしては
 
 整数の問題
 確率の問題
 
を挙げたい。
しかし、これらは、いわゆるオプションだと思う。
まず、するべきことは、「連立方程式の応用問題」なのだ。と思う。
続く。