続・工具
M3のナットであれば5.5mmの工具で作業するが、1メーカー内でも同じサイズの工具がいくつか準備されている場合がある。例えばKTC(京都機械工具株式会社)だと、5.5mmの片目片口スパナ(コンビネーションレンチ)で次のものがある。
- コンビネーションレンチ | KTCツールオフィシャルサイト
- こちらはホームセンターなどで扱いのあるタイプ。小売参考価格 890円
KTC(ケーテーシー) コンビネーションレンチ5.5mm MS2055
- 出版社/メーカー: 京都機械工具(KTC)
- メディア: Tools & Hardware
- この商品を含むブログを見る
- ネプロス コンビネーションレンチ | KTCツールオフィシャルサイト
- こちらはエンジンの整備士などプロ向けのタイプ。小売参考価格で3,000円
- 出版社/メーカー: 京都機械工具(KTC)
- メディア: Tools & Hardware
- この商品を含むブログを見る
趣味の工作では不要かもしれないが、下側の美しい工具もいつか導入してみたい。
ナット回し工具(追記)
ナットをペンチで回すとまずい理由を絵にしてみた。
ペンチではナットの向かい合う二辺を平行に挟むことができず、バランスよくネジを回せず、力を掛けることが難しい(左の2つ)が、スパナやボックスドライバーならバランスよく力を掛けることができる(右の2つ)。また、ボックスドライバーや片目片口スパナの片目部分であれば6点でナジを回すことができ、より強い力を掛けることができる。
KTC(京都機械工具株式会社)サイトに「工具の基礎知識」がまとめられているので紹介する。
ナット回し工具
ナットをペンチで回す人を時々見かけるが、ナットを舐める原因になったり、完全に締められなかったりし、良いことはないのでぜひ専用の工具を用意したい。また、工具は予算が許すなら100円ショップでなく、最低でもホームセンター等でメーカー名の分かるそれなりのものを入手したい。
TJ3Bの組み立て説明書では、ボックスドライバーが必要とあるが、ボックスドライバーを使う場合はネジの延長線上に空間が必要なため、ロボットの改造を始めると使いにくい場合も多く、横からナットを固定できるスパナも併用するとよい。
- 十字レンチ(タミヤのこれ。精度はイマイチだが4サイズあり便利)
- 片目片口スパナ(コンビネーションスパナとも言う) M3ネジばかり使うのであれば、両側のサイズが同じ片目片口タイプがあれば、使い分けができ便利。力を入れる場合は片目の方(輪になった方)を使う。KTC製
- 精密ドライバーサイズのボックスドライバー。VESSEL製
- 普通サイズのボックスドライバー。Turnigy製
右端はVESSELの細軸タイプの+2ドライバーで、柄も小さく工具箱に入れやすいので、気に入っているのでついでに紹介する。
工具メーカーはいろいろあり、こだわりのある方も多いが、ホームセンターなどで入手しやすいメーカーであれば、この辺りを選択すれば良いと思う。