雲ひとつない快晴です。

 昨日は冷房つけずに眠れました。イェーイ!!このまま順調に涼しくなってくれると嬉しいです。・・・寒いのはアレですが。
 そして昨日読み終えたもの。

鯨の王

鯨の王

 図書館で借りたハードカバー版で読みました。海洋SFサスペンスみたいな。全長40mをこすマッコウクジラに似た形状、でもその生態は著しく異なるダイマッコウなる鯨と人間のトラブルを描いています。放射能廃棄物と探査用音波がダイマッコウたちを凶暴化させた!みたいな。
 この作者の方、作品を読んだのは二回目なのですが、前回読んだ「ハイドゥナン」よりもラストが好きです。より救われるというか何と言うか。マンガで知った、実際に研究されている亜音速で進む魚雷とかも出てきて・・・亜音速じゃないけど、とにかく高速で進む魚雷か。自分でつくった泡で自分を包み込み、それで従来の魚雷とは比較にならない推進力を得たとか何とか。なかなか面白かったです。
 まぁ鯨の物量というか、大音量低音波で人間がグロくやられてしまうのですが。しかし同じ音波で初歩のコミュニケーションをとってみたりとか、興味深いですネ。
 宇宙ものと同じく海洋ものは、未知の分野というか可能性があるというか、そして生身じゃ人間がいけないところという共通点もあって、いろいろネタをしこまないといけないので、そういうのを読むとワクワクしますヨ。