天気予報は複雑怪奇

 土曜日、飲みの約束を入れたのですが、雨になったら別な方法で飲もうという段取りでいるのです。昨日の天気予報では、午後から雨が降るかも??という感じだったので、注視せねばなるまいと思っていたのですが、今朝起きたら『曇り時々晴れ』って、予報変わっているぢゃん!!
 まぁ天気予報にしてみれば曇り基調で、ほんの少しの変化で雨が降ったり、晴れになったりという微妙な気候だという事で・・・うう、今夜の天気予報も、下手をしたら明日の朝の天気予報も注視しなければならないのかのぉ。明日は午前中惰眠を貪る予定なのですがね。
 今、自宅ではちょろりちょろりとSWの小説文庫本のep3を読んでいて、まぁ元老院がダメダメで、ジェダイは尊大して傲慢で、パルパティーンの策略大成功、ひゃっはー!!な状態なんですが、ふとね、物思いが現代の日本の国会に飛ぶのですよ。スターウォーズの設定では銀河共和国→銀河帝国への変遷は古代ローマのそれをなぞっている訳で、あれは独裁の方が共和政(民主主義ではなく寡頭政)よりも地中海世界に広がってしまったローマ世界を統治しやすいという必要が生んだ面もあります。
 んで、よくね、日本の野党とかが多数を確保した与党の首相を『独裁』とか非難するのですが、日本の制度上、首相が国会の承認なしで物事を決める事はできないので、『独裁』にはならんわけですよ。たとえ与党が多数でも与党議員は首相のイエスマンではなく、それぞれの主張、ぶっちゃけていえば利益を代表している訳で、それらの意見を取りまとめなければ法案を通す事はできない。
 日本の野党は、何故かすごく安易な非難に走りがちで、新聞などのマスコミと連動してあんまり政治とは関係ないミスのようなものを利用して与党を攻撃する事が多く、これは何故だろうと思うのですよ。
 たぶん、これは自民党が『保守』だけで固まっている鵺的な存在であるのが理由ではないかと思うのですよね。真なる保守の定義っていうものを定めなければならんのですが、アタクシの記憶では忘れてしまっているので、イメージとして真なる保守は持っている者ゆえに、必ず成功する目途が立つ改革でなければ実行せず、また絶えず時世に合わせて制度に手を加えていかなければならないと思っている、と考えています。たぶん、総体としての自民党はこれに近いのかも。
 その支持層が企業と農業従事者であるのが、その理由かな。企業も農家も平穏と緩やかな変化を望みますからね。ちなみに農業は無産者にはできません。土地が必要なので。
 この自民党が、企業労働者や零細農家のへ福祉とかやって社会の安定を(たぶん)保守的な立場からやっているので、本来無産階級を支持母体にしている革新はお株を取られてしまっているのではないかと思ったり。
 最近不思議に思ったのが農作物の関税自由化、あるいは低税率化を何故革新政党が反対するか、という事。都市居住の無産低所得者を支持母体とするならば、食品価格の低下が望める低関税化は本来推進すべき事である筈です。人間だれしも生きていくには食わねばならず、食う物の価格が下がれば生活が楽になるのは目に見えている。ところが彼らは与党がやっているから、という理由だけで反対せざるを得ないところに「なんぢゃこりゃ」という白けを感じるのです。
 他の国だと主義主張、支持階層によって政党の政策は異なりますが、この国の政党はそれが解りにくく、大まかに俯瞰すると巨大な政党の中で派閥争いをしているようにしか思えない。大局的には向かっているところは変わらず、細かい差異と感情的、利害の対立だけが存在するみたいな。
 だからですかねぇ、野党が何を主張しても、なんか何も土台になるものがなくて、口先だけで反対している印象が残り、白けるのです。
 与党の政治家だって一部を除けば大概だし、アレなのですが、野党よりは『マシ』なのか?とか思えるのですよ。
 これはこれであんまり正常ではないですよねぇ。
 と、色々と思考が散らかりました。すんません。