時間があまりないので手短に

 なので金曜日の話題は明日に。とりあえず読んだ本について。

星を創る者たち (NOVAコレクション)

星を創る者たち (NOVAコレクション)

 購入してあるのは文庫版ですが、図書館から借りたのはソフトカバー版ですので、読了したのはソフトカバー版です。
 太陽系の星々を舞台に行われる開発・・・土木工事。その工事中に起こる予想外の致命的トラブルを、なんとか解決していく・・・という短編連作なのですが、こういう色気も何もない(女性の登場人物は皆無)、問題が全面解決される訳でもない物語が好きです。はい。
 たまにこういう話を読むのがいいのです。
 オチもね、なんか土木屋、技術者魂に太陽系に生きるものの覚悟というのか、決意というのか、「ふざけんなよ」って叫びか入っている気がします。
 落ち着いたら再読します。 え、さて。それとは正反対の、何というか物凄く異星人が地球人にも理解できる人種の世界における、地球上のどっかの国でも起こるような事柄を扱った物語です。こういう不条理は好きです。その不条理にたいして「ふざけんなよ」って叫ぶのが。あ、という事は方向性は違っても二つの物語は根本的には似ているのかも知れません。あっちは正体不明のものに対して、こっちは卑俗なものに対してですが。
 個人的にはオチが予想できる『幼女戦記』よりも、この『ヤキトリ』の着地点が見えない物語の方が楽しいです。
 それに・・・旨い焼き鳥は至高であると先週土曜日に感じ入っておったしな。
 続巻が楽しみです。