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電柱詩人 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2018-07-11

[]蠢く

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仰ぎ見る青い天井はどこまでも高くて

伸ばしても指先は決して届かなくて

届かない自分が悔しくて

掴めない空が羨ましくて

悔しがる自分が悲しくて

憧れの空が疎ましい

ほの暗い闇の中で天を見る

目玉は青い炎を色をしている



仰ぎ見る灰色の天井はどこまでも遠くて

伸ばしても指先は足下にも及ばなくて

届かない自分が情けなくて

掴めない踵が憎らしくて

悔しがる自分が莫迦らしくて

憧れの背中が妬ましい

漆黒の奈落の中で空を見る

目玉は青い炎の色をしている



指の遙か上にも

踵の遙か下にも

数多数多

同じ色の光が

続いている



光も闇も

区別のない

全て昏い混沌



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2017-08-31

[]さよならをしよう

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ああ

今日はもうおしまい


二度と無い今日に

永遠のお別れをしよう


そうしたら振り向いて

二度と無い明日に

挨拶をしよう


photo by 賑町笑劇場>夕焼け


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2017-08-24

[]明日は晴れるか、雨降りか

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違うということを知っているから

同じにはなれない


違うということを知っているまま

同じ場所にいたい



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2017-08-22

[]十柱戯

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あの

天指して立っている

この場所の象徴

真下に広がる屋根が

泣き出しそうな空から

守ってくれているのだと

知ることもなく


頭上を塞ぐ天井を

だだ恨めしげに

睨みつけている



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2017-08-20

[]歌う

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硬く

冷たく

鋭く

高く

その身を震わせ

小さく

強く


済んだ声音の

その大元は


溶けて

たぎった

暗闇

深く

その身を横たえ

広く

はかなく


遠い昔に

置いてきて

とうに忘れた

涙の熱さ


photo by 賑町笑劇場>レーザーワンド

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