お昼寝マンボウの日記

温泉・花たび・お外でランチ、とにかく何でも興味ありのデベソおいさん。日々の、拙い出来事を記録しちょります。

惹湯報告Vol.421 『 観音さまの湯 』

ととろおじいちゃん、おめでとう♪
動けるようになったら、お孫さん連れて鉄輪へ湯治においで。
温泉入って祝杯あげようえ、待ってるよ〜 (^^)/~~~


もう何度、このお宅の湯小屋を眺めたことか ・・・ 。
いつも人影はなく、通りからは分かりにくい埋没施設。
温泉の存続すら不明で、宿題の一つだった。


某月某日。お隣のお母さんが、庭の草取り中。偶然の神様に、らっき〜 ♪
『 こんちわ〜、あん倉庫見たいなんは ・・・ 温泉かえ? 』
『 そうで、うちかたのんじゃねえけど 』 『 頼んだら、入らせち貰えるやろか? 』
『 なん、バカ言いよんのな。人がたん風呂に ・・・ 』
こげなやり取りが程よいウォーミングアップ、おかげで緊張感がほぐれた。
『 まあ、行っちみちくるわ 』 呆れてるお母さん横目に、ピンポ〜ン !
出てこられた穏やかなお父さん、
何のてらいもなく 『 ああ、いいで 』 ・・・ (^_^)v


湯上り、お礼の声をかければお父さんの前に観音さま。
『 ああ、これかえ。年寄りの冷や水、趣味でやりよんのや 』
繊細さと集中力、そして完成まで気の遠くなるような時間。
どおりで、気配を感じなかったはず。やっと、理解しました。
彫る手を止めて、見知らぬ輩にお付き合いくださり申し訳ございません。
作品を見つめる目や話をしてくださる時も終始やさしい笑顔、
お父さんのお心持ちがそのまま仏さまのお顔に。
ご芳情に感謝いたします、ありがとうございました。