2011-01-28
■[Book]モチベーション3.0

人のモチベーション(動機付け)に関する新しい考え方を示した本。
世の中で一般的に行われているアメとムチの動機付けをモチベーション2.0と定義する。この交換条件付き動機付けでは今後創造的な成果を出すことはできないことを過去の多くの実験データから示している。
そしてそれに変わる新しい動機付けをモチベーション3.0と定義する。活動によって得られる外的な報酬より活動自体からもたらされる内的な満足感から行動する動機付けである。要は、楽しいから、好きだから取り組むというモチベーションである。
モチベーション3.0の要素として「自律性」「マスタリー(熟達)」「目的」を挙げる。これもわかりやすい。
世の中の多くの人はもちろんモチベーション3.0で動きたい、働きたいと感じていると思うが、社会・会社の仕組みがまだ古い仕組みのままである。そこが今多くの人が苦しんでいるところなのではと思う。
最近気づいたことは、子供との会話で、自分が以下にモチベーション2.0を無意識に使って会話しているかということ。「〜をしたら・・・してあげる」という会話がまさにそう。自律的に何事にも取り組むよう会話していくのは難しいが、意識して変えていけたらと思っている。
これまで自分の中でなんとなくであるが感じていたことをわかりやすく明確化してくれたことは価値があった。それに加えて自分の中の無意識を意識させられた1冊でした。
モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか
- 作者: ダニエル・ピンク,大前研一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/07/07
- メディア: ハードカバー
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2011-01-20
■[Book]「社会を変える」お金の使い方

もう既に世の中はこの本の指し示す方向に動いていると思う。
これまで寄付というと、たしかに自分も著者(NPO法人フローレンス代表の駒崎氏)と同じく街頭募金ぐらいのイメージしかなかった。だが自分に余裕がある時だけ寄付をしてもらうという仕組みはもう古い考え方だとこの本で知った。
社会で助けが必要な人やことに対して微力ながら貢献したい、という一人一人の思いは昔からあったとは思う。しかしここ最近物を買うことでは充足感を得られなくなった私たち日本人が、社会問題に対して行動することで社会に貢献でき充足感を得られるという大きなモチベーションの変化がこの寄付に関しても追い風になっていることは間違いない。
あともうひとつは寄付を集める仕組みの進歩である。インターネットを通じて寄付を集める人と寄付する人があっという間につながることが可能となり、簡単な手続きで継続して寄付を集めることができる。
そう考えていくとこの本はこの大きな流れをさらに推し進めるための大きな道標となっていると思う。
「寄付は投資であり投票である」「企業にとっても寄付は意味がある」など、新しい考え方が示されていることも素晴らしいが、それ以上に未来をよりよい社会にしたいという著者の熱い思いがひしひしと伝わってきた。
未来の姿をしっかりイメージし伝えた上で今から私達がすぐできることも具体的に書いてあり今後多くの人々を動かしていく本だと思う。
「社会を変える」お金の使い方――投票としての寄付 投資としての寄付
- 作者: 駒崎弘樹
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2010/12/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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2009-06-12
■[Book]成長の限界

環境問題について語るときには絶対に避けて通れない本。
400ページの大作で、地球の複雑な「人口-経済-環境システム」をワールド3というシミュレーションモデルを使って12のシナリオで未来を予測している。
既に本書の執筆された2002年には、「人類が持続可能ではない領域」にあることはほぼ明らかであったが、そこから幾つかのシナリオを通して今後の発展を詳細に書いてあった。
幾つかのシナリオについて書いてみると、、
シナリオ1である20世紀の成長政策を何も変更しないまま進んだ結果は、生活の豊かさが2020年をピークに下降する。工業製品やサービスの生産も落ち、食料や保健サービスも減退し、平均死亡率も上昇する。一番怖いシナリオである。
シナリオ4(入手可能な再生不可能な資源がより多く、汚染除去と土地の収穫率改善の技術がある場合)では、シナリオ1よりピークは50年ほど遅くなるが、その後は豊かさやその他数値が下降する。
シナリオ9(世界が2002年から人口と工業生産を安定させるという目標を取り入れ、かつ、汚染、資源、農業に関する技術を加えた場合)では、社会は持続可能となる。80億の人々が高い生活水準を保ちつづける。
どのシナリオになるかは、自分達が何を選択するかの違いだけだ。かなり大きな壁だけれど、越えられないことはないという感じか?
環境問題は、どれだけ地球レベルの視野で考えることができるか、だと思う。日本でもエコという言葉が流行っているけど、日本だけでは意味がない。地球レベルで他国と一致団結し動いていかなければ達成できない。
本書では次なる革命「持続可能性革命」が必要とかいてあるが、同感。まずは個人レベルから行動していきたい。
そのためのツールは、5つ紹介されている。
本当に望ましい世界にするかは、リーダーシップ、倫理、ビジョン、勇気しだいである。それはコンピューター・モデルの特性ではなく、人間の心や魂の特性なのだ。
- 作者: デニス・メドウズ,枝廣淳子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2005/03/11
- メディア: 単行本
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2009-06-03
■[Book]日本のNPOはなぜ不幸なのか?

この本は現在のNPOに関する法律や事業に関する問題点を指摘している。
NPOに関する法律ができてからもう10年経つが、まだまだ一般の人の理解は少ない。そして変えていくべきことはたくさんある。
特に問題となっているのが、NPO法人の中で税控除が受けられる認定NPO法人となる団体があまりにも少ないこと。各官庁の許可制となっているため、手続きも複雑でほとんど認定されていない現実がある。官の意識も変えていく必要がある。
社会起業家という言葉も最近出てきているが、寄付金だけではなく、まずは事業収入で経営を安定させることが大事だと言うこと。ここが弱いため継続できないNPOもかなり多い。そういう意味では営利企業での経験をNPOで生かすために転職するという流れはこれからどんどん増えてくる。官と民とNPOが共に協力しあって成長していくモデルをもっと早く実現させないといけないと思う。
日本のNPOはなぜ不幸なのか?―「社会をよくする」が報われない構造を解く
- 作者: 市村浩一郎,赤城稔
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2008/09/20
- メディア: 単行本
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2009-06-01
■ネットを活用した選挙について

メモとして。
アメリカでは当たり前となっている選挙でのインターネット活用は日本では認められていない。
正確には公職選挙法が古いためもあると思うが、無理やり解釈するとネット活用に関してHPやブログの更新もよくないということらしい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ネット選挙
ネットを活用する上での問題点はあると思うが、細かい問題を上げて禁止し続けるのはもう限界がある気がする。適切に活用すると一般の人も参加意識を持ちもっと政治は活性化すると思う。メリットの方が圧倒的に大きいと思う。
過去に改正法案を出したこともあったみたいだけど、結局そのまま変わっていない。早く次の時代に向けて議論を開始しないといけないのでは?
