わんこ 2010/03/16 09:44 はじめまして。いつも楽しく拝読しています。大野さんと同世代の女性です。わたしには「オリーブ少女」も「森ガール」もよくわからないのですけど、男の人ってなんで女の子の事を語りたがる(分析したがる)んでしょうかね。私は「オリーブ少女」や「森ガール」がわからないけど、平気です。分析して理解した気がすると、モノにしたような気分になるんでしょうか。と、考えると男性がオバさんを分析したがらない事が理解できます。モノにしたくないんです。(笑)・・・半分冗談。半分本気。的外れな分析に女性の側が反発するのは、勘違いした男がよってくるのをうっとうしく思うときの気持ちと似てるのかな、とか遠い昔を思い出して想像してみました。
ohnosakiko 2010/03/16 10:26 わんこさんはじめまして。ご愛読ありがとうございます。ご指摘、とても鋭いと思います。女性文化や現象を分析する男性のすべてが、ではないと思いますが、根底に所有したいという欲望があると私も思います。このあたりのことについては、斉藤環が『関係する女 所有する男』(講談社現代新書)でとても明快に‥‥ちょっと明快過ぎてどうかというところもありますが‥‥書いているので、ご興味があれば是非。語りたい欲をそそられるのは、「女」が男性にとって永遠にわけのわからないもの、ファンタジーだということでしょう。そこにいろいろ読み込んでみたくなる気持ちは、なんとなくわかります。時々、気持ち悪いなと思いますけど。昔から男性の作家が、娼婦から聖母から小悪魔までさまざまな理想の女性像を作り出してきたのも、同じようなことなんじゃないでしょうか。まあでもそういうステロタイプを女性の方もうまく利用してきた面もありますね。男性にとって年配の女性は「母親」という括りでノスタルジックに美化して語る以外には、なかなか語りようがないんじゃないかな、などと思います。
kutabirehateko 2010/03/16 13:39 中学生のときにピアノ教室にあったオリーブを読むようになって、その後めくるめく三年間をすごしましたが、ピアノの先生は大人オリーブ世代だったんだなといま気づきました。ピクニック・アット・ハンギング・ザ・ロックとかロッタちゃんとかトリコロールとかバルーンスカートとか懐かしいです。
ohnosakiko 2010/03/16 14:37 kutabirehatekoさんやっぱり「大人オリーブ世代」って結構いましたよね、隠れて。私は内心「ちょっと悔しいなあ」と思って見ていました。いいなあ、今時の女の子は‥‥と。戦後の『ジュニアそれいゆ』に近い存在だったんじゃないでしょうか(古い)。ピクニック・アット・ハンギング・ロック!懐かしい。ロッタちゃん!これはわりと最近ですね(10年前も最近になってきた)。映画の紹介はいつも楽しみでした。あと、コーナーの名前を忘れましたが、85、6年頃の「アートを作ろう」みたいなの。覚えているのは、スライドフィルムで空を撮ってそこにマーカーで模様を描いたり傷をつけたのを映写すると、ほら面白いよ!ってのがあって、早速真似していました(笑)。
わんこ 2010/03/17 08:35 うわあ・・・レスいただけて、とてもうれしいです。私、男の人は「○○ガール」なんてモノを分析してないで,オバさんとか、2chの喪女板とかを分析すればもっとおんながよくわかるのに、なんて思います。若い女の子とオバさんを、まるで別物であるかのように男性は見たがるけれど、「おんなじじゃんw」と私は思うんです。男の目には(欲望を盛り上げるための)願望というフィルターがかかってるんじゃないのかと思います。(笑)そして、若い女の子にとってはそれが好都合な面も多々あるという・・・。つまり、問題はないのですね。(笑)>男性にとって年配の女性は「母親」という括りでノスタルジックに美化して語る意外には、なかなか語りようがないんじゃないか年配の女性について、大胆に語った某都知事さんがおられましたね。「ババァは姥捨て山へ」って。(笑)斉藤環さんの著作、面白そうですね。探してみます。私は、私の女性性はどこまでが私のものなんだろう、というようなことを最近よく考えます。あ。意味不明っぽいことをつぶやいてしまいました。明瞭に言語化できないのですが、大野さんのブログを読みながら、そのあたりの(どのあたりだ。笑)深い森にさまよいこんだりしています。
ohnosakiko 2010/03/17 12:28 わんこさん>男の人は「○○ガール」なんてモノを分析してないで,オバさんとか、2chの喪女板とかを分析すればもっとおんながよくわかるのに同意です。オバさんや喪女板では心地よいファンタジーは見られないでしょうけど、そこが重要ですね(笑)。ただそれを別にすると、そこにある文化に興味があるかないかは大きいかもしれません。30代の男性が50代の女性の周辺の文化に関心を抱くことはないでしょうし。>私は、私の女性性はどこまでが私のものなんだろう、というようなことを最近よく考えます。私もずっとそういうことを考えています。よろしければ拙書も手にとってみてください(宣伝すみません)。
o-tsuka 2010/03/18 17:21 『なまいき シャルロット』懐かし。そして『ピクニック・アット・ハンギング・ロック』は『1999年の夏休み』の元ネタの一つです。「オリーブ」少女の一部は創刊当時の「CREA」に行ってキャリア職になったんじゃないかと思います。「美人百花」の編集長が「 Popteen」の編集長だった頃、本当は初期「CREA」みたいな雑誌を作りたいんだと話しておいででした。
ohnosakiko 2010/03/18 20:21 >『ピクニック・アット・ハンギング・ロック』は『1999年の夏休み』の元ネタの一つです。言われてみればそうですね。>「オリーブ」少女の一部は創刊当時の「CREA」に行ってキャリア職になったんじゃないかと思います。なるほど‥‥と納得してしまいました。「CREA」創刊時は、やっと読みでのある大人の女向けの雑誌が出て来た!とすごく嬉しかったのを覚えています。普通の女性誌になるまでのバックナンバーは全部保存してあるという人、多いのではないでしょうか。
Darcy 2010/09/29 12:03 はじめまして。とても楽しく読ませていただきました。僕は29歳の男で、今ファッションについての論文を書いています。ので、ohnosakikoさんや皆さんの、男が分析する女性文化に対しての厳しいご意見、とても参考になりました。一つ疑問に思うことは、もちろん全員に当てはまる訳じゃないですが、女性文化やトレンドを分析したがる男って、あまり男子文化には目を向けないですよね?森ガールやオリーブ少女文化もとても興味深いですが、今の日本男子のファッションもとても面白いので、同じように興味を持てばいいのにと思います。ちなみに僕は個人的に、男性が女性文化について書くときの、自分の男性性を強調して女性を他者と捉える傾向が、苦手です(笑)。でもその逆もあるんですよね。『ピクニック・アット・ハンギング・ロック』この前久しぶりに観ました!監督のインタビューで、撮影当時すでに、気品のある若い女優さん達を捜すのが大変だったって語ってました(笑)。
ohnosakiko 2010/09/29 23:40 Darcyさんはじめまして。どうもありがとうございます。>一つ疑問に思うことは、もちろん全員に当てはまる訳じゃないですが、女性文化やトレンドを分析したがる男って、あまり男子文化には目を向けないですよね?おそらく女性文化やトレンドが男性のそれよりビジュアル的に目立って見えていることと、いつの時代も男性が女性の謎を知りたいと欲するということがあるのではないでしょうか。文学、芸術などにはよく現れてますね。少なくとも女性が男性について知りたい以上の欲求が、そこにあるように感じます。「自分の男性性を強調して女性を他者と捉える傾向」から逃れられる男性はまだ少ない気がします。>森ガールやオリーブ少女文化もとても興味深いですが、今の日本男子のファッションもとても面白いので、同じように興味を持てばいいのにと思います。STREETという雑誌を時々書店で立ち見するのですが、たしかに最近は男の子が独創的で面白くなってきているなと感じます。私が仕事で行っている地方の芸大ではまだわりと普通っぽいスタイルの男子が多いですが、ごくたまに女装男子(に近いもの)を見かけるようになりました。ただ男性の衣服の多くはやはりどこかでスーツ(テーラードジャケット+パンツ)の重力圏内にあるので、そこでの差異を競うという傾向は依然として残ると思います。型があっての多様性という感じでしょうか。ファッションについて研究されているなら既にご存知かと思いますが、少し前に読んだ『モードとエロスと資本主義』(中野香織、集英社新書)がなかなか面白かったです。男性のファッションについて鋭い分析がありました。
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『アーティスト症候群』、河出文庫より発売中。既読の方も超長めのあとがきに乞う御期待!