2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

お知らせと御礼

● 博報堂が出している『広告』という雑誌の9月号(現在発売中)の、「インタラBOOKレビュー」というページで、『アーティスト症候群』が取り上げられております。私も短い文章を書いてます。興味のある方は書店でどうぞ。 表紙はこんなんです(笑)。 ● 御…

50歳の結婚と高齢独身者

昨日久しぶりに髪を切りに行って、待っている間に『女性セブン』(8月7日号)を手に取ったら、「藤原美智子さん−50才の結婚相手はちょい不良風デザイナー」の見出しが目についた(「ちょい不良」はもちろん「ちょいワル」と読む)。 藤原美智子は超有名な…

暑い日

お暑うございます。 暑い日は、あまり戸外を歩きたくないものだ。しかしうちから小さな最寄り駅までは15分かかる。自転車も暑い。それで最近は横着して乗り換え先の大きめの駅のすぐ近くまで車で行き、露天の有料駐車場(40分100円、一日800円まで)に停めて…

私、ジェームズ・コバーン派です。あるいは「男だけの世界」

『荒野の七人』(1960)の中で誰が一番カッコいいかと言えば、およそ8割の人が当時確固たる地位を築いていたユル"王様"ブリンナーを食ってしまったスティーブ・マックィーンを挙げると思うのだが、私は断固として、ナイフ投げの達人ブリット役のジェームズ…

「爆笑問題のニッポンの教養」7月15日放映が酷かった件

爆笑問題が東京芸大を訪ね、学長の宮田亮平氏と「激論」を交わすという企画。私が見たのは後編だけで、番組冒頭にざっと紹介された前編ダイジェストを見るに、まず「表現の現場」みたいなものを紹介する感じだったようだ。 で、後編。宮田学長が太田に「本当…

股間を描け(前記事の続き)

三次元ヌードへの拒否反応について、アニメ云々に限らず、初めて女性ヌードを描くという状況に(若さゆえに)緊張して気分が悪くなったのでは?という意見が散見された。 そういうことは確かにあると思う。私の経験でもコースを問わず、始まるまでは騒いだり…

三次元ヌードへの拒否反応

今日のデザイン専門学校のデッサンの授業は、ヌードクロッキーだった。私の行っている学校では、全コースの一年生が一度はヌードクロッキーをすることになっている。美術系のヌードモデルをしているベテランのモデルさんが、毎年来る。彼女から、アニメ専門…

個性は獲得目標ですらない

美術教育方面の話に絡んだ「個性」関連のエントリが賑わっている。 そもそも君らに個性などない - 地下生活者の手遊び 個性は本当に獲得するものなのか?- ハックリベリーに会いに行く 個性とは、他人から独自のやり方であると認められたものに過ぎない。個…

「処女性」と欲望をめぐって(id:usauraraさんへ)

処女と娼婦と少女に熟女 - 兎美味し蚊の山 usauraraさんが、こないだの記事(女はそこにはいない。女はどこにもいない。)を取り上げて下さっているので、レス代わりにエントリ立てることにします。 まず、現実では処女を賞賛、欲望しなくても、アニメなど虚…

女の園(『ミネハハ』『白い肌の異常な夜』)

先日書いたように『エコール』には乗れなかったので、その後に制作された同じ原作の『ミネハハ 秘密の森の少女たち』を見てみた。『エコール』が現実味のない童話の世界だとすると、こちらは三流女学園ものといった感じ。 ポスターが『エコール』に似過ぎだ…