御礼

うわ、驚いた。これも「グーグル・ストリート・ビュー」のせいでしょうか。 何にしても、星をくださった皆さま、ありがとうございます。 なお、「グーグル詰め」に続く日記に、作品についてのノートもありますので、よろしく。今年の 01/10 と 01/11 の項で…

女神の翼のもとに

In The Shadow of Her Wings 女神の翼のもとに これからアショーカの短篇を数本、翻訳、掲載する。 むろん、著者の了解を得ている。 おそらく月に1本ないし2本というペースになると思う。 これらの翻訳は著者の指示により、クリエイティブ・コモンズの「表…

VoR & SoS 他アショーカ近況

アショーカ版『マハーバーラタ』である Mba の執筆はあいかわらず順調の由。 このところ、アショーカは公式サイトとメーリング・リスト形式のフォーラムの両方に 精力的に書きこんでいて、 こちらが読むのが追いつかないくらいだが、 こういう時は本業のほう…

Confession of an Epic Indian

アショーカが大英博物館の『ラーマーヤナ』展にちなんで行なう講演会のタイトル。 今年9月1日、18:30--20:00 大英博物館 Conference Centre。 講演後は、質疑応答もする。 "Epic India" というのは 『ラーマーヤナ』や『マハーバーラタ』あるいは各種プラ…

Ram Navami と『ラーマーヤナ』展@大英博物館

今日、04/14 はラーマの誕生日。 ヒンドゥー暦ではチャイトラ月前半の10日。 ラーマの誕生日についての本文中での言及は 第一巻『蒼の皇子』上、第一部「幼年期の終り」4章、089pp.。 ラーマ16歳の誕生日に立太子宣言をすると ダシャラタがカウサリヤーに告…

『デューン』刊行の経緯

横浜で「A氏を囲む会」。鎌田三平さんが幹事。室伏信子、福本直美両氏の他、初めてお目にかかる方二名、後から佐藤高子さん、金子のぶお@扶桑社。浅倉さんも佐藤さんも何年ぶりか。まだ乗ったことがなかったのでみなとみらい線の日本大通り駅から集合場所…

ラーマと鴉

アショーカのサイトで面白いやりとり。 ある読者から、 第4部『ハヌマンの軍勢』の中で、 ラーヴァナは様々な動物や鳥に憑依することができるが、 鴉だけは例外 とされているのはなぜかという質問。 アショーカの答えるに、 鴉は「ラーマのもの」とされてい…

MYR 予告篇再掲

一度削除されていた MAHAYODDHA RAMA の劇場用予告篇が 再び YouTube で見られるようになっている。 『ラーマーヤナ』関連の話題もう一つ。 南アジア各地での多様な展開の様子を簡潔的確にまとめた Puala Richman 編の MANY RAMAYANAS: the Diversity of a N…

MYR 予告篇インド国内の映画館で上映

先日 YouTube に短期間アップされていたMAHAYODDHA RAMA の予告篇は 明日の金曜日から27日の木曜日までの1週間、 インド国内の映画館で ヒンディー語映画 RACE の上映前に上映される。 大手のマルチプレックスではどこでも見ることができる。 予告篇の上映…

MYR 予告篇

は YouTube からはずされたようだ。 投稿したのは製作会社なので、 はずしたのも同じだろうとのこと。 次の予告篇がひと月ほどで出る予定。

Mahayoddha Rama

予告篇にもあるように、このインド・アニメのタイトルは MAHAYODDHA RAMA "maha" は「偉大な」、 "yoddha" はそれだけで「ぬきんでた戦士」を意味する。 ちなみに『スターウォーズ』に出てくるヨーダはここから借りている。 したがってこのタイトルは直訳す…

「違法」投稿の宣伝効果

ネット上でフリーで公開されたことが、作品のパブリシティになり、 商品の実売にもつながったという実例が 角川グループの幹部から出ている。 こうした投稿が「違法」になるのは、 著作権者が認めていないからで、 たとえばクリエイティヴ・コモンズなどのラ…

「『知的所有権』は ばかげた言い換え」コリィ・ドクトロウ

コリィ・ドクトロウの第2長篇 EASTERN STANDARD TRIBE (2004) のドイツ語訳が UPLOAD のタイトルで Hyne から出版されたのだが、版元はこれをクリエイティヴ・コモンズのライセンスで刊行し、紙の出版と同時にオンラインで全文を公開した。版元は世界最大の…

コリィ・ドクトロウに女児誕生

現地時間3日の朝9時半前、 ドクトロウ初の「ゴールデン・マスター」 Poesy Emmeline Fibonacci Nautilus Taylor Doctorow が無事生まれたそうだ。 体重は4,000グラム超、身長は53センチ強の由。 したがってこれより彼は不定期の「育児休暇」をとるとのこと…

『ラーマーヤナ』映画化続報

一方、『ラーマーヤナ』の映画化である。 こちらもより具体的に書かれている。 Q:あなたの『ラーマーヤナ』は映画化されるのですか。 A:される。私の『ラーマーヤナ』の大がかりな映画化が現在進められていると、ようやくはっきり言えるようになった。こ…

Mba 続報

著者公式サイトの FAQ が改訂された。 Mba(『マハーバーラタ』) と『ラーマーヤナ』映画化について、 もう少しくわしい話が載っている。 まずは Mba。 数週間以内に完成原稿を出版社に渡しはじめ、 刊行は年内に始まるだろう。 その後はできるかぎり、 短…

コリィ・ドクトロウ「シスアドが地球を治めた時」α版

をようやく脱稿。 わからないところなど著者に聞いてから清書、 β版として、ここにアップする予定。 ちと長いので、エントリーを分けた「連載」になるであろう。 原作も書き上がるごとに 何回かに分けてアップされたそうだ。 シスアド独特の言葉遣い、 ある…

Mba と『ラーマーヤナ』映画化

われらが『ラーマーヤナ』の著者のブログで 大きなニュースが続いた。 ひとつは Mba について。 この記号はアショーカ版『マハーバーラタ』をさす。 Mba というタイトルで出版される計画なのである。 あのような『ラーマーヤナ』を書いた以上、 次は『マハー…

「グーグル詰め」ノート

なんと、すでに日本語訳が存在していたのだった。 しかも昨年9月29日にポストされているから、 各言語版の中でも最も早い時期ではないか。 ちなみにオリジナルは9月12日のリリース。 考えてみれば、 いちいち著者にことわる義務はないので、 著者サイトのリ…

新装開店

というわけで、新装開店。 『ラーマーヤナ』の続きは当分出ない。 これが売れない一番の原因は インドの固有名詞になじめない人が多いことらしい。 インド自体への関心は高まっているから、 いずれはわれわれの時代が来ると信じてはいるが、 カネの方面ばか…

「グーグル詰め」コリィ・ドクトロウ

グーグル詰め コリィ・ドクトロウ おおしまゆたか=訳 「これ以上高潔な者はいないという人間の書いたものを、 なんでもよいから6行分持ってきたまえ。 書いた人間を縛り首にする口実を必ず見つけてしんぜよう」 ――リシュリュー枢機卿 「われわれはまだあな…

映画化

アショーカ版『ラーマーヤナ』の映画化が決まった。 準公式サイト epic india で公表された。一応こちらとこちら。 現段階ではまだ監督もプロデューサーも決まってはいない。実際に映画が銀幕に現れるまでには、まだ時間もかかる。とはいえ、これは日本語版…

『マハーバーラタ』

山際素男=編訳『マハーバーラタ』第一巻(三一書房)が届く。 これで全九巻がめでたく揃い、読みはじめられる。 『ラーマーヤナ』を訳す以上、『マハーバーラタ』もまた読まねばならない。 いや、読みたい。質量ともに『ラーマーヤナ』を有に凌駕する、世界…

翻訳者冥利

未完で、しかも完結の予定が今のところ見えない本について こう言うのはふさわしくないかもしれない。 けれどもここまで読みこんでくださる嬉しさは、他では味わえない。 続きが出せるかどうかは、訳者には決められない。 もどかしくはあるが、どうにもなら…

ラーマ違い

全国ニュースに「ラーマ」の文字が現れたのには、一瞬どきりとした。 もちろんわれらがラーマのはずはない。 わかっていても鼓動が一拍、飛んでしまう。 ラーマにメッキ片 86万個自主回収 2007年01月23日11時11分 食品メーカー「ユニリーバ・ジャパン」(…

『樹海の妖魔』発売

『ラーマーヤナ』 第5巻『樹海の妖魔』上、 第6巻『樹海の妖魔』下 が来週15日に発売になります。 早いところではこの週末にも店頭に並ぶでしょう。 皆さま、よろしくお買上のほど、お願い申しあげます。 『ラーマーヤナ』日本版の刊行は、これで少しお休…

インドに映る日本

先日、家人が以前勤めていた公立高校の同窓会に呼ばれた。 その学校で最後に教えた卒業生が成人を迎えた。 東工大に行った者が、授業が英語で、教材も英語、講師も外国人と嘆いていた。 教養課程ではない。 専門課程である。 それに対して言ってやった。 い…

謹賀新年

3日に浅草・待乳山聖天に初詣に行く。 聖天は正式には大聖歓喜天。 仏法、信者の守護者である。 夫婦和合、子宝を授けてもくださる。 インドではガネーシャ。 最高神シヴァの次男坊で、象の頭を持つ。 ガネーシャが象の頭を持つのは、 幼い頃、父親のシヴァ…

インドからいでて

インドでは物語はただの娯楽、時間潰し、息抜きではない。 物語を語ること、聞くことは、神聖な行為になる。 とくにそれが聖なる物語、 『ラーマーヤナ』『マハーバーラタ』はその筆頭なわけだが、 そうした特別な物語を語り、聞けば、 「それだけで」汚れを…

「本」のメルマガ

に、「ベストセラー、一歩手前」のコーナーで記事が載ります。 年明け01/05配信の号です。 この『ラーマーヤナ』を ぼくが翻訳することになった経緯や宣伝です。 ご興味のある方はこちらから登録をどうぞ。 このメルマガは読むのはもちろんですが、それだけ…