核と萌えの日々〜ライター大泉実成のたわごと このページをアンテナに追加 RSSフィード

2016-10-28 水木しげるーこころの旅 このエントリーを含むブックマーク

11月1日から、共同通信配信で、8回にわたって「水木しげるーこころの旅」を連載します。

それにしても水木先生を継ぐ天然キャラはでないものか。

そんなわけでみなさん、水木原理にのっとりまして共同通信をよろしくお願いいたします。

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2016-09-09 水木先生の夢、死んだ息子の夢 このエントリーを含むブックマーク

ええと、去年の夏息子があまりに遠くの天国にいってしまいまして、その夢と、それと水木先生の夢を見たのでご報告します。共同通信に書いた原稿なのですが、いつどこでどういう形で出ているのか紙面を送ってもらっていないのでさっぱり分からないため、こっちに出しときます。



 昨年の夏、大学生だった一人息子が急病で死んだ。そして年末には、とても親しくしていただき、何度も国内や外国をともに旅をした、自分にとっては心のふるさとのような水木しげる先生に逝かれてしまった。なにか、まるで見えない巨大なハンマーに、思いっきりぶったたかれたようで、その反動なのか何なのか頭がボーっとしてしまい、まったく実感がない。

 ただ、この二人に関しては不思議な夢をいくつか見た。

 一つ目は息子が急死してから10日ほど過ぎた日のことで、息子が家のすぐ外に立って大声で(とても声の大きな男だった)スマホに向かって誰か友人らしき人間にしゃべっているのだが、それが「だからオレは言葉を失ったんだって」と怒鳴っているのだった。それを僕は夢の中で聞いていて「言葉を失った人間が電話でべらべらしゃべっているなんてことを相手が理解できるわけねえだろ」と叫ぼうとする、という夢だった。

息子は杉並の学生寮に下宿し、大学では落語研究会アナログゲーム研究会、マジック研究会という3つのサークルに入っていた。死んだのが夏休みのさなか、8月14日のことだったので、身内での葬儀などの件もあり、彼の大学の友人のことにまでは頭が回っていなかった。あまりにも急な死だったので、友人たちは誰一人息子の死を知らないのである。

この夢を見て、どうも息子は下宿やサークルの友人たちに伝えたいことがあるらしい、とにかく彼の死について少しでも早く連絡を取ったほうがいいようだ、ということになった。案の定、予定していた行事には参加しないわ、予定した日に下宿に戻らないわで、友人たちは相当困惑していたらしい。

この夢を見たとき、息子は死ぬ前も声が大きくやかましい男だったが、死んでからもやかましいのかと、思わず笑ってしまった。

 もう一つは最近見た初めての水木先生の夢。

 水木先生は湯船のようなものに浸かっていて、頭にタオルを巻いている。そのタオルで、頭に溜まった毒を吸い出しているのだという。たしかにタオルは青紫色の毒の色に染まっていた。水木先生のような人生でも、頭に毒が溜まるなんてこともあったんだなあ、と思い感慨にふけっていると、同時に水木先生は、自分の頭と同じくらいの大きさのおモチを幸せそうにほおばっているのだった。もはや医者の言うことなど気にすることなく、思う存分好きなものを食べているのだろう。そんなわけであの世でも、水木先生の胃袋は健在だった、というのが水木通信第一報である。どうぞ好きなだけ食べてください。もうコレステルオールも何も、心配することはありませんから。

 いずれにしても夢の話である。夢というこの不思議な現象について、今後も探求していきたいと思っている。

末田耕一末田耕一 2016/09/09 22:34 送っていただいた新刊のあとがきで息子さんの死は知っていたのですが、どう、お言葉をかけたらいいのかわかりません。お悔やみもうしあげます。

oizumi-moizumi-m 2016/09/10 15:11 まあ人の生死ばかりは人間にはどうしようもないので、仕方ないですね。末田先生の精力的なお仕事ぶりはいつもネットで拝見しております。お互い、生きているうちに好きなことをやりましょう。

サイテー人間Kサイテー人間K 2016/09/13 02:30 息子さんの死を知らず失礼いたしました。お悔み申し上げます。
上記の記事は、こちらの地元の新潟日報朝刊8/3に「今月の随想」の題で掲載されていましてそれで息子さんの死を知った次第です・・「長く生きてるといろいろあるから・・・」いずれ一献かたむけましょう。

oizumi-moizumi-m 2016/09/15 04:51 Kさんとなら「一献」じゃなくて「一本」になるかな。日本酒かウイスキーか焼酎か。
本当に、生きているといろんなことが起こりますね。

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2016-09-08 イベント このエントリーを含むブックマーク

 なんかイベントの依頼がありまして、たいていは忙しくて断ってるんだけど、面白そうなので受けました。以下主催者の紹介


[タイトル]

(サブタイトル)

DVD『加藤くんからのメッセージ』&書籍『泥酔夫婦世界一周』発売記念!

(メインタイトル)『旅と妖怪

[内容]

妖怪を目指す男・加藤志異と旅&酒ライター松本祐貴が送る「旅と妖怪」スライドショートーク妖怪演説パフォーマンス。テーマは『ノンフィクションの境界と妖怪UMAの真実』。

ゲストには水木しげると旅をした作家・大泉実成さん、オカルト不思議サイトTOCANAの編集長・角由紀子さんが決定!!  水木しげる生前の妖怪旅、ブータン雪男伝説、人間は妖怪になれるのか? などを語り尽くします。

公式サイト:「旅と妖怪http://tabitoyokai.xyz/


[日程]2016年10月13日(木)

[時間]OPEN18:30/START19:30

[出演]加藤志異、松本祐貴、川畑usi智史 

[ゲスト]ノンフィクション作家・大泉実成/TOCANA編集長・角由紀子

[料金]前売2000/当日2500(共に飲食代別)

前売券はイープラスにて発売予定!

[会場]阿佐ヶ谷ロフトA http://www.loft-prj.co.jp/lofta/

[お問合せ]阿佐ヶ谷ロフトA(03-5929-3445)


(プロフィール)

加藤志異(かとう しい) 1975年岐阜県生まれ。妖怪になるのが夢。 夢と現実を等しくする妖怪活動を各地で展開。 絵本作家。作に『とりかえちゃん』(絵:本秀康/文溪堂)、『クッツケロ』(絵:本秀康学研おはなしプーカ)、『ぐるぐるぐるぽん』(絵:竹内通雅/文溪堂)『せかいいちたかい すべりだい』(絵/山崎克己/大日本図書)などがある。 自身のドキュメンタリー映画 「加藤くんからのメッセージ」(監督 綿毛)が全国各地で劇場公開、DVDとして発売される。 公式HP:http://www.yokai-kato.com/

松本祐貴(まつもと ゆうき)

1977年大阪府生まれ。フリー編集者&ライター。雑誌記者、出版社勤務を経て、雑誌、ムックなどに寄稿する。テーマは旅、サブカル、趣味系が多い。著書『泥酔夫婦世界一周』(オークラ出版)発売中。

ブログ世界一周〜旅の柄:http://tabinogara.blogspot.jp/







どういう結果になるか分かりませんが、僕はロフトと非常に相性が悪くて、何度も酒を飲んでぶち切れてそこいらじゅうを破壊しまくったので(人間含む)、当日はそういうことにはならないように頑張りたいと思います。

乞うお楽しみ。

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2016-05-31 「説得」草思社文庫版 このエントリーを含むブックマーク

6月3日に草思社さんから、『説得』の文庫版を出していただくことになりました。かなり前の本ですので、長いあとがきを書きました。


興味のある方は是非。

よ 2016/06/02 18:55 その後、水木先生と夢で会えましたでしょうか。

「ではまた、あの世で 回想の水木しげる」読みました。
とってもおもしろかったです。いつ会っても社会の窓が全開、というところ、笑いつつも、そこに水木先生のお人柄が集約されている気がしました。

文章も素晴らしかったし、お二人の写真とお別れ会での御供花御芳名リストをつけたことでさらにとどめ、本当にすごくステキな本になりましたよね!(偉そうですみません。)そして少し泣きました。

あとがきでの大泉さんの告白は、不真面目ながらも長年大泉さんの文章を読んできた読者としては、とても衝撃でした。


明日、説得の文庫本が出るとのことで、おお!と思いました。本が好きなくせに買ってはポイポイ本を捨ててしまう私ですが、ハードカバーの説得はずっと持ち続けています。

あとがき、本当に楽しみです。

最後に。大泉さんは茨城の宝です、大袈裟ですが、私からしたらそうなんです。是非御自愛ください。

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2016-04-23 『ではまた、あの世で』東京新聞の書評 このエントリーを含むブックマーク

 今日業界の大先輩である足立倫行さんからの感想のお手紙を読ませていただき、過分なお褒めの言葉に思わず恥ずかしくなりました。


 その中で初めて知ったのですが、東京新聞の4月16日付の書評欄に「出色の水木しげる論」という記事を書いていただいたそうで、ありがとうございました。まだ読んでないんですが、こういうのはとてもありがたいですね。ついでに売れてくれるともっとありがたいですが(苦笑)。



 そんなわけで突然ですが東京新聞もよろしくお願いします。

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