選挙情報はテレビ・ラジオが9割

okamakoto2005-07-02



「東京都選挙管理委員会」から、先回の総選挙の結果.及び投票者の意識を調べた資料が出ている。

先ず「選挙についての情報を何から得たか」についての調査で,複数回答だが、約9割が「テレビ.ラジオ報道から」が6割、それに次ぐのが「新聞.雑誌報道から」が4割となっている。


選挙情報を知る方法として、最近の傾向として新たに「インターネット」が加わり、年令的にまんべんなく普及の傾向にあり30−40代で6%、20代では1.4%、全体でも2.6%平均となっている。

7割の人が選挙に関心あり


その人達が選挙(衆議院選)に対しどの程度の関心を有しているのか、過去からの比較はどうなったのかを見てみたい。(先回の衆議院選挙の際の調査)、調査対象者全体の平均で、「かなり関心があった38%」、「少しは関心があった34%」、その合計で72%の人が関心があった、と回答した


それに対し「あまり関心がなかった14%」、「全く関心がなかった4%」、「判らない、答えたくない8%」、この合計が26%であった。


これを年齢別で見ると、50−60歳台は8割の人が関心を持っていて、20−30代では4割から6割に留まる(20代で「かなり関心あり18%」「少しはあった33%」計41%、30代で23%と42%、の計65%)

投票率低下の理由


従前からの選挙に比し、投票率が低下して来ている事について、複数回答で調査した結果が出ている。これも年齢別に集計されているので見てみたい。


最も多い一位が「国政に対して関心や興味を持つ人が減ったから」で、57%の人がこの事を上げている。二位は、「投票する事で国政を変えようと思う人が少なくなったから」も半数の47%である。この項目を挙げたのはどの年令層でも多く、特に多いのは20歳代なのは示唆的だ。


三位には「魅力ある候補者が少なかったから42%」、四位「魅力ある政党が少なかった37%」、五位に「仕事や私事を優先した人がいたから20%」となっている。

支持政党の有無で関心に変化


選挙への関心度は支持政党の有無で違う、支持政党がある場合の「選挙への関心がある9割に近い89%」なのに対して、「関心はない1割に満たない7%」である。「以前は支持政党が逢ったが今はない」が7割にも達するのが気に掛る。



(写真は「東京都選挙管理委員会」から出ている「先回の衆議院選挙」の記録誌)