小学校ひさびさ


今日は、小学校の放課後預かりのためのところの...えっと、そこのイベントの日で、夏休み前に申し込んでおいたんだった。おまつり、ということで、くじびきやゲームがあり、景品に駄菓子や(すごーく古い)ポケモんカードをもらってきた。ヨーヨーすくいもあったらしく、ひとつ持って帰ってきていた。


思えば、この夏休み、ひとりで外出させたのは、小学校のプール開放(5日間)と、お友達と遊ぶための1回だけ、だった。自分の小学校のころと比べたら、ぜんぜん違うな...と改めて。ふらーっと外遊びに出ることもないし、習い事も買い物もすべていっしょ。お友達と会うのだって、たとえば幼稚園のときのお友達といえば、遠距離なこともあり、親もいっしょに移動するわけで(で、長男ももれなくついてくる仕組み)。すごく制限されているよな、と思うんだけどね...。きっと長男が1年生になったときは、もうちょっと違うのではないか、と思っているんだけど、これまた何もなかったら、ってことになるよね。


お友達の小学校は明日から、ということだが、長女の小学校は明後日から。宿題も、長女の小学校はとても少なく、絵日記や観察カード、音読だけ。絵や感想文などのリストは渡されていて、任意でやってもいいですよ、ってくらい。別の小学校は、毎日プリント1枚があって、こくごとさんすうの復習をしていることと比べたら、格段に異なる。これはひとえに「校長先生」の違いみたいですね。たくさん宿題があるのもどうだか、とも思うし、どっちがいいとも言いがたいんだけど、「差があるんだな」とは強く思う。


それにしても、長女はなんにもあせらない。音読もすっかり忘れていて、まとめてやっているありさま(こういう「やっつけ仕事」をわたしは大キライなのに!)。某通信教材は少しずつやっているようだけれど、それ以外はすっかり...漢字だって計算だってやってないじゃん、って思うんだけど、「そういえばやっているっけ?」と声をかけるのは、わたしはあんまり...言われてやっても身につかない、って思うしさ。勉強しなかったらどうなるんだろう、って危機感がないんだよね...1年生だから?学年が上がれば思うのかしら??わたしはずっと「勉強ができなかったら将来どうなることだろう」って、ものすごくあせっていて...その割には、結構好き勝手をしていたじゃん、とか、たいして頭がいいわけでもないじゃん、っていうのは、ちょっとおいといて...何かほかのことにかまけているときでも、頭の片隅で「まずいますいまずい!」とドキドキしていたんだけど...。これはこれで精神面に与える影響はよくないとはいえ、あまりにものんきではないですか??なんてね。


「勉強ができなかったら将来どうなることだろう」と思っていたわたしの将来は(社会的には)こんなもの、というつっこみもあえてなしで。えっと、子どもたちには「勉強がんばったから、お父さんみたいなすてきな人と結婚できたのよ〜」と言いたいんだけど...これは結構本心でそう思っていますが、それが何か?(笑)

思い出した、あの気持ち


昨夜のNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」は、助産師の神谷整子さんだった*1
ムスメを病院で出産した後、かの病院は分娩台に上るまではとてもよい病院だったけれど...
という気持ちがあって、そんなときにたまたま「[rakuten:book:11185586:title]」を読み、
ぜひ第2子は自宅出産で!と思ったのでした。
結局、自宅ではなく、助産院でのお産になったわたしでしたが、
そのキッカケとなった助産師の方の話!見逃さないでヨカッタ!


テレビでお産の話を見るたびに涙が出てしまうわたし。
今回は、お産の場面が始まる前からうるうるしどおしだった。
無事に妊娠期間を過ごし、助産師さんとのお産を迎えられたこと、
元気に生まれてきた子どもも、今もとっても元気に育っていること、
心から感謝する気持ちでいっぱいになった。と同時に、
最近の自分の「おかんぶり」、ものすごく反省しきり。
ついつい、がみがみ怒っている自分。ここがよくない、
ああいうところを直さないと!とばかり、子どもたちを見て思ってしまう自分。
勿論、叱ることだって大事なことだけれども、本質を忘れているとか、
ましてや、自分の都合で...となれば、話は別。


そして、神谷さんの仕事ぶり、仕事に対する考え、わたしは無職なので、
ただただ想像するばかりだけれども、それでも、とても心に響きました。
自分ひとりだけで一所懸命になっていた、周囲が見えてなかった、
ということは、仕事の場面に限らずあることだし、
経験に頼らず、経験があるからこそ、ひとりひとりのお産が違うんだ、
とよくわかっている、という言葉からも気づくことがありました。


そして何より「やりとげたという思いがその後の子育ての支えになる、
そのためにも伴走者として...」とおっしゃる、
その気持ちにとても心を打たれました。
お産が済めばおしまい、ではなく、ずっとずっと続く子育て。
親がなくとも子は育つ、というのは勿論そうだけれど、
それだけではあまりにも足りないというのは...親代わりの身内がいたわたしでも、
さみしいものがあるからよくわかる。
せっかく人の子の親となれたからには、やっぱり...という気持ちを思い出しました。


「初心忘れずべからず」、まさに、この言葉どおり。

[rakuten:book:11185586:detail]

*1:[http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/070828/index.html:title=番組紹介ページ]