「冬物語」ノベライズ本

今日は朝から仕事。といっても昼前からだが。朝夕みょうに涼しい日でした。急に肉が食べたくなって、家族で夜は焼肉。うちはいちばん食べるのが娘で、網の上で焼ける肉を見張っていて、ぼくがハシをつけると「ああ、取られた」という。なんや、それ。
今日はあちこちから、電話、メール、ゲラでファクスが来たな。ちくま文庫の青木さんからは、ちくま文庫20周年で何かやりたいので、お手伝いくださいとメールが。おもしろそうやなあ。
彷書月刊の8月号は「神出鬼没 杉山茂丸」。夢野久作のお父上、ですね。ぼくの連載は、西荻に開店したばかりの「にわとり文庫」。石田千さんが特別コラムで、沖縄那覇の「とくふく堂」探訪記を書いている。真正面から店先を撮った写真も。ほんと、狭いや。店というより通路だね。隣りが漬物屋というのもユニーク。米兵が覗いていったが、店の中へは身体が大きすぎて入れなかったそうだ。すごいね。
夕食後、少しといっても2時間近く眠り、起きてから、車でひとりで立川栄「ブ」へ散歩。単行本、文庫あわせて12冊買う。文庫では、寺山修司・矢牧健太郎『新版遊びの百科全書 遊戯装置』河出文庫が珍しい。あと新潮文庫20世紀の100冊のカバーがかかった檀一雄『火宅の人(上下)』とか。単行本では、1973年に日テレで放送されたドラマ「冬物語」のノベライズ本を見つけた。原田芳雄浅丘ルリ子主演の、なんとも暗いドラマだった。ネットで検索したが、どうも日本でこの本を持っているのは、ぼくだけかもしれない。というぐらい珍しい本。