『海炭市叙景』朗読の試み

書かなくてはならぬこと、あれこれありそうだが、いまは手短に備忘録として。
昨日、日曜日は西荻へ、北尾トロさん、音羽館の広瀬くんが中心になって企画運営する西荻ブックマークに呼ばれて、貸しスタジオのような場所で1時間半ほど話をする。20数席が満席に。半分が見知った顔で、半分が初めての顔。ナンダロウくんもわざわざ来てくれる。
今回は、ちょっと朗読に挑戦。佐藤泰志海炭市叙景』から、最初の一編の三分の一ほど、補足しながら読む。どこを読むか決めてなかったのだが、なんとなく、自然にここは、と思うところを読む。みなさん、静かに聞き入ってくれていたようで安心。これからは、好きな小説の一節や、詩などを話の合間に入れていくやり方も、トークショーなどではやってみるつもりだ。
終って有志でタイ料理店で打上げ。これが、店舗を裏口へ抜け、外階段を上がっていく、まるでひとの下宿のような場所。落ちつくなあ。「このまま寝てしまいそう」の声しきり。じつは、ぼくは匂いの強い香辛料が苦手で、エスニック全般、自分から進んで食べようとはしないのだが、ここは美味しかった。ひどく保守的な舌なのだ。でも、自分からは行くことはないだろうから、店の名は伏せる。
ここから、また男子6名でちょっと二次会。荻原くんが、「岡崎さんに『スムース』に誘われて参加したことが、ぼくの転機になった」みたいなことを言ってくれて、それはうれしかったし、この5月に晶文社から出る荻原魚雷くんの本『古本暮らし』(で、よかったかな?)につながるということがわかり、とてもうれしかった。
帰りの中央線車中、雹まじりの突然の雨。タクシーで帰宅。
今日はこれから佐藤多佳子さんをインタビュー。代々木上原なので、帰りに、歩いて、第三エビス湯という温泉を使った銭湯に入ってこようかと思ってる。
あ、告知です。
追分の古本屋「追分コロニー」さんで、この5月の連休、トークをすることになりました。往来座の「外市」とぶつかってますが、この機会に、軽井沢へ出かけようという方、いらしたらどうぞ。
5月4日(金)16時から 20名(予約優先)
長野県北佐久郡軽井沢町追分612 電話0267・46・8088
くわしくは「追分コロニー」さんHPを。