山へはとても行けなんだ

okatake2007-10-23

山へはとても行けなんだ。「野球小僧」の原稿、ロバート・B・パーカー『失投』の原稿を遅くまで書いていた。
書評用、村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』途中まで。ところどころ、ハッとするところもあるが、やっぱり走る話だけだとあきるな。それに、どうしても金持ちの道楽、みたいな言葉が浮かんでしまう。田村裕『ホームレス中学生』を読んだばかり、だからか。
晶文社から、というより宮里くんから『さよなら僕の夏』が届く。これはレイ・ブラッドベリの『たんぽぽのお酒』の続編なり。
昼、妻と国立へ。銀行へ用事があり、いつもはすべて妻まかせだが、名義がぼくのため、書類等、本人の署名などがいるらしい。名前を書くためだけに行く。受付で順番を待つ。目の前のテーブルにさまざまな雑誌が。どれも初めて見る雑誌ばかり。ぱらぱらめくるが、ついていけない。ははぁとため息が出る。順番が来て、席につく。担当は「実習生」と名札のついた前畑という若い女の子。すぐ隣に先輩がいて、手順など目を光らせている。「がんばれ前畑」と口から出そうになるが、たぶん、なんのことかわからないだろう。しかし、結局、途中、先輩の手を借り、その先輩も、もっと先輩(お局さま)にアドバイスを受けていた。
昼飯たべ、羽衣「いとう」へ。ずっと作家の人生相談本を探している。ここへくれば、と思ったが、一冊も見つからず。意外な難問だった。
新潮文庫の『特急電車』を見つけたのでまた買う。250円。河出世界文学全集と同じ装幀、つくりで『世界文学自由日記』(たぶん全巻予約した人へのプレゼント)を300円で買う。こういうの、好きなの。何につかうべえか。
書評用、赤瀬川原平『戦後腹ぺこ時代のシャッター音 岩波写真文庫再発見』(岩波書店)がおもしろうて、おもしろうて、がつがつ読む。
右文書院から『書肆アクセス』本のゲラが届く。まだ、序文も書かなくちゃいけない。その前に大物原稿と、週刊ダイヤモンドの原稿を片付けること。
国立「ブ」では、橋本潔「テレビ美術 セットデザインと映像の可能性』レオ企画を500円で(3200円の大判)。ぱらぱら見てたら、岩波写真文庫の話が出てきてびっくり。あわてて買う。著者のサイン入り。「山と渓谷」もひさしぶりに買う。「槇有恒とマナスル」特集号。山岳書の名著「山行」の槇、かっこいいの。
先日「ブ」で「広告批評」を2冊買う。「人生相談」特集号のBNを探していたのだが、それはなく、「商標大図鑑」(写真上)と「地球の上に朝がくる あきれたぼういずはエラかった」を買う。どちらも保存版だ。