奇跡のこけし

okatake2011-03-20

昨日、西荻ブックマークにあわせ、古ツアさんのブログを過去に遡ってチェック。話の構成とネタの配分を考える。午後、外出。あたたか。電車も空いてる。音羽館に顔を出し、集合時間まで「なずな屋」「にわとり文庫」と、震災の被害状況を取材。これを次回の「古書通信」に書くことにする。両店とも、棚がしっかり作られていて、ほとんど被害なし。「なずな屋」には偶然、久住卓也くんがいて、コトバを交わす。「にわとり」には博子さんが店番していて、地震のとき、商店街で真っ先に外へ飛び出したのが私だった、と話す。棚の上にあったこけし数体が落下。そのうち一体は、どういうわけか少し離れた、入口正面にあるガラスケースの上に、みごと着地し、立っていたそうだ。奇跡のこけし。ネタにこれを買うことにした(写真)。
いよいよ、古ツアさんとのトーク開始。こんな非常事態だから、いったいどれだけの人が来てくださるか心配していたが、40人以上の人が詰めかけてくれた。ここにお礼を申します。古ツアさん、だいぶ、緊張していたようだが、古ツア萠えの熱視線に堪えて、お客さんを沸かせていた。知らない顔が三分の二はいたから、これは古ツア人気の集客力だ。すごい。
後半の古ツア20選は、写真をスクリーンに映しながら解説。これが傑作。ぼくが知ってる店はほんの数店。秘境「古本」店ともいうべき、ありえないアプローチのありえないビジュアルの古本屋が続々と登場。ぼくも進行を忘れて楽しんだ。なんとか書籍化するべきじゃないかと、これはほかのみなさんも言っていた。さいわい、一つ、未確定ながら、企画を出してみますという某編集者があらわれ、実現に向けて、みなさんツィッターでつぶやくなり、ブログで応援するなりしてください。
なつかし「みよし」二階で少人数での打ち上げ。挨拶してすぐ帰られたが、古ツアさんの奥さんにも会えた。えんえん、古本話。音羽館の元番頭のアマノくんが、いよいよ5月ぐらいに阿佐ヶ谷で店をオープンさせるらしい。これも応援しないと。なんやかやで、気付いたら木村カナ泥酔。