さよなら松明堂

先日の「オカトーーーク!」がユーストリームでアップされているようです。会場に来られなかった方はどうぞ、ご覧ください。
http://www.ustream.tv/recorded/15010674
あわせて、「つん堂」さんのレポートも
http://d.hatena.ne.jp/tundow/
今週「サンデー毎日」著者インタビューに、異例のことですが、著者としてではなく、仙台ジュンクの書店員・佐藤純子さんが登場しています。構成は南陀楼綾繁さん。ジュンちゃんが、書店員が体験した「3・11」とその後を語り、感動的。「ブックブック仙台」の中心メンバーでもあるが、今年も、逆境にめげずに開催される。「楽しい気持ちは自粛できないですよね」のことばがいい。
http://bookbooksendai.com/2011/

川上澄生の歌、というのだが奇抜で、すばらしい
「君の名はわたなべたかこくりかえす わたなべたかこわたなべたかこ」
ひさしぶりに鷹の台へ自転車サンポしたら、駅前のギャラリーを持つ書店「松明堂書店」が本日をもって閉店、と貼り紙がある。ショック。鷹の台という町の文化度は、武蔵野美大を始めとする学園が集まること、そして喫茶「しんとん」、「松明堂」。いつも「波」はここでもらっていたし、ちくま文庫がよく揃っている店でもあった。入口はいってすぐの本棚は、よくセレクトされていて、人文系、趣味本、美術、文芸など、いい本棚だった。言ってもせんないことだが、「松明堂」閉店はあまりに大きい損失。記念に何か一冊と、新潮文庫小林秀雄岡潔対談『人間の建設』を買う。望月通陽デザインのブックカバーをかけてもらい、望月デザインのロゴの入ったレシートをはさみながら、「この一冊、カバーをかけたまま、大切にします」と、レジの老婦人に言うと、「ありがとうございます」と頭を下げられた。鷹の台の魅力はこれで半減。「みどり文庫」に行って、さっそくその話を。カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』ハヤカワepi文庫、立川談志『人生、成り行き』新潮文庫ほかを買う。
今日は日が落ちると寒くなった。