静かに自習せよ

okatake2015-11-14

昨日は「大人の休日」パス一日目を使い、まずは神保町「趣味展」。始まって15分ぐらいだったが、もう袋を提げて階段を上がってくる(帰る)人がいる。勝負が早いなあ。そうか、「扶桑」さんの出展日か。蹂躙され尽した「扶桑」さんを横目に、ぼちぼちの買い物。湯治場の射的場の的に使われた素朴な人形が800円から1500円くらいで10体ほど出ていた。1体買う。すでに同種のものを3体持っていて、本当はもっと欲しかったが、これから遠出をするので。児童書の『目で見る日本の産業 映画』がいい出来でこれがいちばんの買い物。
上野へ出て(そうか、東京駅でよかったんだ)、常磐線特急で土浦へ。「つちうら古書倶楽部」古本まつりに参戦。指定を取るのに手間取り、30分遅れのに乗ったが、先に出た特快の方が早く着いたし、指定を取らなくても、空いてる席に座れる(赤、緑、黄色ランプで座席表示した)見事なシステムが「ときわ・ひたち」にはあったのだ。よくできてるなあ。勉強になった。「つちうら」では、めきめき古本筋肉のついた古本サンタさんに遭遇。おたがいに「こんなところまでよく」と声を掛け合う。レジに岡島くんもいた。移転された郡山「てんとうふ」さんに挨拶。佐藤書店出品の学習雑誌を見ていたら、「こういうものも守備範囲」ですか、と「てんとうふ」さんに言われ、記念に一冊買う。昭和33年「小学三年生」2000円。これは「オトパラ!」土産話用に買う。
帰りは快速乗車。「柏」で下車。「太平書林」さん訪問。タカシマヤの脇を歩き、ホテルの角を曲ると見えるのだが、ここまで来て、ああ昔来てるなと思い出す。「太平」さんは女性店主。町の古本屋さんとしては非常にスタンダードで質の高い(しかも値付けも安い)優良店だった。タイトルに惹かれ、みつはしちかこ絵の秋元文庫、『静かに自習せよ マリコ』(NHKドラマになった由)ほかを買う。
夜は西荻。盛林堂さんへ行くと、古ツアさんが追加のサイン本をせっせと鋭意生産、山を作っている。家内制手工業を見るようだ。北原さんたち「ミステリ」グループもいて、レジ周りが濃い。「音羽館」で北條、ぴっぽ両氏と待ち合わせ。お好み焼き屋へ移動し、お好みを食べながら年末コクテイル・ライブの打ち合わせ。いろいろ話があっちこっちへ行きながら、楽しい時間だった。締めのコーヒーは、遅くまでやっている路地裏喫茶へ。