12月10日コクテイル「トリオ・ザ・ポエムズ」で紹介する詩を選び、コピーを取り、B4見開きに収める。やっぱり杉山平一は入れたい。大切な詩人だ。ライブで披露する、宮内悠介作詞「心に太陽を くちびるに詩を」に曲をつけ、少し手直しをする。ぴっぽさんなら、うまく歌ってくれるだろう。着々と年末が押し寄せてくる。
午後、準備して外出。新宿西口広場での古本市を覗く。中央柱まわりにレジが数カ所あり、その周囲、円形で出店ラックが取り囲むという変則的なスタイル。どう見て行ったらいいか、とまどう。とにかく、雑誌、紙もの、大型本、専門書はどんどんスルーし、中抜きで見ていく。それでも一時間半はかかったか。かまやつひろし『我が良き友よ』は、ノベルズサイズの稀少本。すでに持っているが、安かったので押さえで買っておく。ちょっとドキリとした。中央書房ジュニアとコトバを交す。このブース、シャッターを閉めるとそのまま閉鎖空間になるので、安心とのこと。フリのお客さんも多い。
飯田橋「ギンレイ」へ移動、「サンドラの週末」。疲れて3分の1ぐらい寝てしまう。それでもどういう映画か、よくわかった。陰気な映画だったなあ。最後、少し救いがあるものの、もっとパッと晴れやかな映画を観たい。このところ、ケーブルで、市川崑の横溝、金田一シリーズを熱心に見ているが、けっこうユーモラスなシーンが多く、陰惨なストーリーを和らげている。本当によく出来た映画だ。坂口良子がもっとも生かされ、輝いた映画でもある。たまらんですよ、実際。田辺信一の音楽にも、改めて感心する。
夜は「オトパラ!」、前後2部構成になった今季、二つネタを用意せねばならぬのがつらいところ。前半、1967年小学館『未来の世界』、後半『巨人軍の巨人』を紹介。お多福ソースのお好み焼き用、焼きそば用ソースをいただく。めちゃくちゃうれしい。「オトパラ!」の準備で、アマゾンにて、「ねえ興奮しちゃいやよ 昭和エロ歌謡全集1928〜32」CDを注文。次回のネタは、エロ歌謡について、着々と準備中。やることは多く、劣等な頭の容量は少ない。どうすりゃいいの。
ディック・フランシス『帰還』を電車で読み継ぐ。あちこち、すでにラインが引いてある。三度目か、四度目か。