もう何回目になるか、昨日、好日「新潮講座」文学散歩で荻窪へ。15名ほどの参加。常連さんも多い(ありがたい)。一人、10代の若者(大学生)がいて、聞くと、お母さんが申込んでいて、来れないから自分が来た、という。すごいなあ。いい話だ。教会通りから衛生病院、教会、井伏邸、太宰「碧雲荘」跡、郷土博物館分館(「8時だよ!全員集合」展開催中)、天沼弁天に詣で、上林暁住居を訪ねる。八幡通りを駅方面へ、途中コーヒーが飲みたくなったが、ぼくも含め総勢16名も入れる喫茶店があるか、それがあった。「カフェ クレエル」(杉並区天沼3−30−2)。店内広く、落ちついたいい店。サイフォンでていねいに入れたコーヒーもおいしい(480円)。粗目のコーヒーシュガーがポットで出てきて、常連のHさんが、砂糖を完全に溶かさず、最後、少し底に残ったのを食べるのが好き、と言い、おもしろいなあと感心する。まったりして、19歳の少年から根掘り葉掘り聞き出し、中古レコード屋月光荘」を見て、地下道を通り「ささま」でゴール。みんな熱心に本を選んでいた。打上げへ行く人と帰る人とここでお別れ。19歳少年に井伏鱒二荻窪風土記』単行本を進呈する。駅前居酒屋で3時間飲んで、上のカラオケへと、なんだかこれが文学散歩のセットメニューになってきた。次回は来年3月24日、大森を文学散歩する。お申し込みは「新潮講座」へ。また、近づいたら、一度リサーチを兼ねて大森へ下見に行く。