雨、やんで、日が射して来た。「サンデー」レギュラー書評をなんとか昼過ぎに送付。メインは創元社『書物のある風景』、津野海太郎『最後の読者』。「本」つながり、である。短い版で、正岡容『月夜に傘をさした話』も。『書物』が4200円、正岡容が5500円と値が張るが、年末のボーナス時期だからいいだろう、と押し込んだ。ふだんは、ちょっと躊躇する。
今週、「赤旗」試写室取材で、NHKで来年の大河「いだてん」の試写をひと足早く見る。ビートたけしが「志ん生」をやる、というキャスティングはあり、だと思うが、頭に毛が残っているのがどうも。剃るか、禿頭のカツラをつけてほしい。
今年も押し詰まってきたが、この気分はキライではない。しかし、全力疾走ではなく、ゆっくり駆け抜けたい。一年いちねんが勝負で、濃くなってきた。これだけどうしようもない怠け者が、よくここまでやって来れたと思う。尾辻克彦のような小説の書き方は、もちろんマネできないが、方法としてはまだ有効かもしれない。