2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

深夜、急きょ、ひと仕事終えて酔っぱらう。 今日はいちにち、家にいた。雪だもんな。幻戯書房から丸山鐵雄『ラジオの昭和』をいただきました。草創期のNHKラジオで制作にたずさわった、有名な著者の回想。そうか、丸山鐵雄は丸山眞男の実兄か。ちょうど庄…

こう寒い日が続くと、まったくやりきれませんね。 ちくま日本文学全集「寺山修司」を読みながら、歯医者の順番を待つ正午。終わって国立へ。「増田書店」で、新潮文庫新刊、庄司薫『赤頭巾ちゃん気をつけて』を買う。これは、買いますよ。カバー装画は長崎訓…

ピース・又吉が「善行堂」を訪問したと、日誌に書いている。たぶん山本のことだから、又吉を何度も笑わせたことだろう。「ご主人、おもしろい人ですねえ」とか何とか、又吉くん、言ったんじゃないか。 http://d.hatena.ne.jp/zenkoh/ 「男の隠れ家」4月号「…

前の夜、ぐうぜん『別冊太陽 モダン東京百景』で、洲之内徹が書いた「藤牧義夫『隅田川絵巻』」を読み、見ていた。そしたら今朝「日曜美術館」で藤牧特集だ。藤牧に挑戦するような、カメラマンが切り取る現代東京の絵をおもしろく見ながら、藤牧という不思議…

連日BSでやっていた伊丹十三の追悼特集。ドラマ篇で、じつに伊丹の物腰や喋り方をうまくつかんで再現していたのが「平岳大」。「たいら・がくだい」?、「ひらがく・だい」?。じつに存在感のある役者で、出自やプロフィールがわからなかったが、次の日、…

北千住とヴェンダース

春めいた風のなか、「ぐろりあ」展へ。渋谷松濤美術館で、観られなかった「渋谷ユートピア」展図録1800円。大判の洋書、ヴィム・ヴェンダース「パリ・テキサス」のスチール写真(あるいはフィルムからの焼き付け)を、ほぼ全カットに近く収録した一冊を…

午後から晴れたが、一日中家にいた。CSで「さらば友よ」を。1968年フランス映画。アラン・ドロンとブロンソン。最後のタバコに火をつけるシーンが見たくてみるような映画。ドロンもブロンもYシャツを素肌にそのまま着ている。これは、そういうものなの…

夕食後、電話を見たら、ファクスが4件たまっている。しまった。火曜日が忙しすぎた。午前中に検査と治療で二ヵ所クリニックへ。午後、筑摩書房で三校をチェック。本の写真も自分で撮ったのを少し入れてもらうことにした。今回の本の澄ちゃんの装幀を初めて…

昨年放送された「ラジオ深夜便」が再放送されることになりました。ありがたい話です。前回、聞き逃したという方で、ご興味があったら、ぜひ周波数をお合わせください。そうか2月は短いんだ。2月26日コクテイルでの魚雷くんとのトークもお忘れなく。コク…

半藤一利『歴史をあるく、文学をゆく』を読んでいたら、半藤は墨田川高校(旧府立七中)の出身。同校から「佐野眞一、宮部みゆき、枝川公一、小杉健治の諸氏」が卒業、とある。少し調べたら、まだまだそんなもんじゃない。加東大介、小川宏、滝田ゆう、細江…

昨日は午後「サンデー毎日」。うまく時間が取れたら、茗荷谷から啄木終焉の地、漱石「琴のそら音」に登場する「極楽水跡」を探訪しようと思っていたが、「ギンレイ」のポランスキー「ゴーストライター」が、思ったより早くの時間から始まり(たいてい、3回…

昨夜は上々堂へ補充と精算。ステーキガストで夕食。帰宅後、「ブラタモリ」「アメトーーク」と酒を飲みながら視聴していてたら、眠くなって沈没しそうになり、あわてて「サンデー」へ、柳沢きみお『なんだかなァ』書評を送る。 昨日はTBS終え、「ギンレイ…

教育誌の名言を取り上げるコラムで、板倉鞆音訳のケストナーの一行を引いて、ケストナーのことをいろいろ調べていたら、胸が熱くなってきた。 南佳孝の名曲「プールサイド」。埋め込みはできないので、アクセスしてみてください。「わたしなら誰のものにもな…

二月十四日は金子彰子記念日

今日は、金子彰子記念日。金子彰子さんの詩「二月十四日」を読もう。お父さんの声、「焼き方が足りんぞ」が耳にこびりついて離れないです。この歳になって読むと、何か「生きかた」について言われたようで。 タイトルに「金子彰子」とまで打ったら「デー」と…

ぼくは終日、バカラックばかりを聴いている。

「新・日曜美術館」が取り上げるまえに、さっさと行っておかなきゃ。しかし、遠いんですよ。葉山は。 http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/exhibitions/2011/murayama/index.html 嵐のような月曜日が過ぎ去った。四つの締め切り、ゲラ返しが集中して、…

コウエンジの均一祭、二日目の今日は100円均一になり、100円なら拾えると思った本が「国文学」バックナンバーほかあったが、行けなかった。気づいたら、月曜に三つ締め切り(その後、4本と判明。どうしよう)単行本のゲラ返しなどが待ち受けていた。…

昨日、書窓展で絵葉書ほか、購入。戦前のナゴヤ弁絵葉書は珍品。サンデー終え、すぐ近くの国立近代美術館で「原弘と」以下長いタイトルの展示を見る。ガラス越しだが「フロント」の現物を見て目の正月。カタログをミュージアムショップで買う。常設展では、…

藤田加奈子さん「日用帳」で関西行脚による成果を、数々の図版とともにアップ。これが瞠目すべき調べぶりと対応で、ただ口をあんぐりと開けてみる。どうすれば、こんなことができるんだろう。恐るべき人である。 http://d.hatena.ne.jp/foujita/ ぼくはその…

むとうりょうこさんの2月7日分日誌は、もう少し書き足せば、すぐれた短編小説のように読める。大したものだと感心しました。これはもう天性のものでしょうね。会ったこともない貧しい演劇青年の姿が、実感をもって起ちあがってくるのだ。 http://d.hatena.…

そうそう、先日、京都で善行堂とカラオケに行ったとき、彼が歌ったのがサザンの「慕情」。これがよかった。感心しました。難しい歌ですけどね。たっぷり情感をこめて、善行堂はみごとに歌い上げた。それからサザンの「バラッド3」を何度も聴いたぐらいです…

「サンポマガジン」に、夏葉社『レンブラントの帽子』、「新潮45」に『高峰秀子 暮しの流儀』新潮社、「あった、あった。」に『テレビアニメ全集』について書く。今日は雨、か。平松洋子さんの『買い物71番勝負』を読むでもなく、ぱらぱらめくっていたら、「…

「東京生活」吉祥寺特集号の第二特集「東京純喫茶」をパラパラ見ていたら、上野周辺が純喫茶の宝庫だと知る。「丘」「kent」「渚」「古城」、名前もいいなあ。「古城」は入ったことがあるが、あとは未踏。こんど、一つずつ制覇していこう。上野へ行く楽しみ…

蟲文庫さん、『わたしの小さな古本屋』発売記念のトークイベントが、京都「ガケ書房」で行われます。お相手は善行堂。蟲書房、ガケ書房、善行堂と古本惑星直列です。大阪取材が10日ずれていたら、ぼくも行けたんだが。以下は、その告知。 「2月10日、ガ…

「アメトーーク」読書芸人の巻。「読書」って、やっぱり一般的対象は小説なんだな、と再確認。出演者では又吉が突出していて、新刊書店でいきなり文芸書の目次をチェック。「群像」を買い、古井由吉の新刊が出てることを知らなかったことを恥じ、神保町小宮…

2月26日、高円寺古本酒場コクテイル二階で、魚雷くんとライター稼業についてのトークをします。以下、告知文。 ぜひ、おこしをお待ちしております。 「岡崎武志と荻原魚雷の文章を書いて生きていく方法」 ライターデビューがほぼ同時というお二人が、そのデ…

「男の隠れ家」で天神橋筋商店街(および周辺)の古本屋取材で関西へ。京都「善行堂」で山本とひさしぶりに喋り、その夜は京都。翌日、大阪へ。6軒回ったら疲れた。夜は、南森町から北新地へ移転なった「文庫ヤ」で飲む。店主の本庄さんともひさしぶり。今…