2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

じつは年末年始、大晦日、おそらく元旦も、ずっと仕事をしている。書き下ろしの単行本一冊分のゲラに大幅な手直し、年明け3日締め切りで、「雲のうえ」取材原稿、400字20枚くらい、書かねばならない。こういう年末年始も珍しい。しかし、どちらも出来上がり…

引き続き、おだやかな年の瀬。加藤千晶さんニューアルバム「嘘つきと音楽のはじまりに」を聞きながら、所用をこなす。加藤さんのテンポのいい音が、背を押してくれる。 地下にいると、チャイムの音が聞えず、家にいるのに宅急便を受け損なう。前の担当者は、…

冷え込む、しかし静かな年の暮れである。部屋の片付けを、と思ってはいるが、どこから手をつければいいか。 読みさしになっていた、村上春樹訳チャンドラー『リトル・シスター』を、また最初っから読みはじめている。ううむ、いいですねえ。ちかごろはあんま…

昨日は外出。ひさびさの「ギンレイ」で「美女と野獣」(そういう話だったのか)、散歩堂さんに席を譲ってもらって国立演芸場「TBS落語研究会」。有楽町線で「永田町」から歩く。前から2列目のいい席。鉄道ネタを売りにする古今亭駒次は新作「鉄道戦国絵…

12月25日、家族で回転寿司へ。たくさん客がいて、待つ。夜、AEON MALL内のシネコンで、「スターウォーズ 最後のジェダイ」を3Dで見る。初3Dであった。しかし、最後の回だったからか、客席はわれわれ家族3人を含めても10人いない。だいじょうぶか。あと…

昨日は好書会経由、西荻。盛林堂に依頼していた、年賀状印刷を受け取る。まったく、そんなことまで盛林堂に頼るなよ、と思いつつ、お願いししてしまった。おかげで助かった。今日は年賀状書きだ。全手書きイラストのデザイン年賀状が知り合いには届くと思い…

昨日は今年最後の「上々堂」補充精算。「水中書店」へ寄って(お客さんがたくさんいた)、鮎川信夫晩年日記収録の「現代詩手帖」、塩とたばこ博物館図録「和田誠の仕事」1000円、それに告知チラシをあれこれ貰う。田中小実昌の映画エッセイを読んでいると、…

市川崑「青色革命」録画を見る。1953年作品。千田是也主演。千田は著名な歴史学者だが、左翼的言動から大学を追われ、自宅でひっそり暮らす。築地小劇場出身で、検挙投獄の体験を持つ千田にうってつけの役。来年50になる(数えか)というが、60代半ばぐらい…

BSで録画しておいた、成瀬「山の音」を見る。3度目ぐらいか。忘れている事多し。映画では、新婚数年の上原謙が、美しき若妻・原節子にどうしてあんなに冷酷で、ほかに女を作り、しかもその女に暴力をふるうような、無軌道で無頼なのか、よくわからぬが、…

夜中3時半に眼ざめ、そのまま朝に。朝食とって2度寝。酒の飲み過ぎで尿意で目覚めるのである。空気は冷たいが(地下の室温14℃)、陽射しはあって、おだやかな、ちょっと正月三が日みたいな気分の午前である。 昨日は筑摩書房へ打ち合わせ。浅草橋から蔵前…

画家の武藤良子さんが、例によって、観察の鋭い、風景が浮かび、読む者の心に沁みるいい文章を書いている。このブログのエッセイ、どこか、まとめて本にするところはないだろうか。 http://d.hatena.ne.jp/mr1016/ 芥川・直木賞候補発表。木村紅美さん、宮内…

『女子の古本屋』ちくま文庫が、初版から何年ぶりになるか、増刷が決まる。どうしても手を入れなくてはいけない個所があり、本を探すも、部屋で見当たらない。こんなことばっかり。編集部から当該部、コピーファクスしてもらう。ポンコツぶりが加速する。京…

石亀泰郎写真集『ふたりっ子バンザイ』夏葉社が出た。http://natsuhasha.com/news/hutarikko/ 二人の子どもの成長を見守るカメラマンの父親の目が微笑ましく優しい。父親になった夏葉社・島田くんの向ける眼差しも、その向こうに感じられる。子どもだけでは…

NHKカズオ・イシグロインタビュー。静かで理知的、包括的、そしてユーモアに感銘を受ける。 昨日は「中川フォーク・ジャンボリー」ゲスト「ジンタらムータ」。大熊さんに、2003年浅草での「勝手にエノケン祭」のチラシ(尾崎澄子さん作)を手渡す。驚いて…

昨日は、西荻「音羽館」で『古本で見る昭和の生活』ちくま文庫にサイン落款イラスト(懐かしアニメ)を入れる。「西ブク」100回記念小冊子を少し余計にもらう。「盛林堂」へも寄り、先日の古本市残りを買い取ってもらった代金を受け取る。さいきん、小野くん…

冷蔵庫にチョリソーがあって、あれは何と呼ぶか、細長いパンを買ってきて、このところ、毎朝、ホットドッグを作って食べている。一時期は、ひき肉とタマネギをいためて、オムレツを作っていた。結局は、シンプルにトーストを焼いて、という朝食に戻るのだが。…

昨日は午後、のっそりと外出。盛林堂に補充と、こないだの古本市の売上金をもらう。助かるなあ。本を減らしたばかりなのに、均一で真崎守ほかを買う。バカである。盛林堂は、先代のおじいさまの時代から、大晦日まで営業とのこと(京都「善行堂」もそう)。…

「ギンレイ」では見のがしたドキュメンタリー「人生フルーツ」を、日本映画専門チャンネルで見る。東海テレビ制作。津端修一は撮影当時90歳、同・英子87歳。愛知県春日井市高蔵寺(地図で確認してようやく分かる場所)の戦後開発されたニュータウンに広い地…

映画 「病院坂の首縊りの家」に、三木のり平が主人で古本屋が出てくる。うれしいシーンだし、三木のり平ということでもっとうれしい。これ、本物の古本屋が使われているのか、検索したがわからず。ファーストとラストで印象的な登場をする「病院坂」は、世田…

おだやかな冬の日曜日。昨日は朝から深夜まで西荻窪。好例の古本市もにぎにぎしく終え、ぼくは夕方抜けて、こけし屋別館の「西荻ブックマーク」100回記念イベントの進行役に。この日のために(というか、当日もらったのだが)立派な記念小冊子が作られ、来場…

にぎにぎしく「西荻ブックマーク」100回記念イベントが開かれます。http://nishiogi-bookmark.org/ 同じ9日、同じ西荻「銀盛会館」では、オカタケ&古ツア古本市が11時から18時まで。古本市を覗いてから、西ブクへ、というのがいい流れのような気がします。…

数日、あさって9日の古本市の準備で、せっせと山を切り崩し、蔵書を商品化する。詩集の棚は、現代詩文庫とほか少数を残し、あらいざらい吐き出した。全部で10数箱作ったが、これで足りるかしらん。しかし、古本市出店作業に、われながら途中うんざりして、…

前田速夫『「新しい村」の百年』新潮新書をおもしろく読んでいる。開村から来年で百年になるという。つまり、まだ「新しい村」はあるのだ(日向・埼玉)http://atarashiki-mura.or.jp/rekishi/。著者はもと「新潮」の編集者で、新阿佐ヶ谷会で一度お目にかか…

田中小実昌『自動巻時計の一日』はとぼけた顔した実験小説であるが、かつて角川文庫で読んだときはぼくは関西在住で、たとえば主人公が米軍駐留基地(たぶん厚木であろう)へ通うアクセスがよくわからなかった。そうか、東玉川にいたコミさんは、東横線多摩…

冬である。昨日は午後、筑摩書房へ行き、12月8日発売のちくま文庫新刊『古本で見る昭和の生活』の見本が出来、書店からの注文で、50冊にサイン、落款、そして昭和30年代のマンガ、アニメのキャラクターを30種ほど用意し、イラストを描き入れていく。この作業…