詰将棋の魅力その53 打歩詰回避の角不成
将棋世界8月号の「実戦に役立つ5手7手詰」より。
5手詰の問題。
初手、思わず3二角成などとしたくなるが、それは、1六歩と香をとられた後、打歩詰となり上手くいかない。
よって、初手は2五角。1六歩の応手(1四に合駒をすると、同香、2三玉、3二飛車成迄の駒余り)に、
打歩詰めは解くのにちょっと面倒くさいような気もするが、解けてみるとクセになりそうな面白さだね。
人が一回でできるなら自分は百回しよう
「中庸」より。
「もし、人が一度でこれら(誠を身に備えること)をよくできるというならば、自分はこれを百回して達成しよう。人が十回かかるならば、自分は千回してものにしよう。そして真にこの修行をなし終えたならば、例え愚かな者でも必ず明知の人となり、柔弱な者でも強勇の人となって、よく誠を備えることができるのである。」
「荀子」にも、
「足の速い馬は、一日千里を走ることが出来る。しかし、のろい馬でも怠らずに十日を歩めば、やはり千里の道に到達する。」
「いかに名馬でも、ひととびで十歩進むことはできない。いかに駄馬でも、遠くに到達できるのは、歩くことをやめないからである。」
とある。
努力を重ねて大事なことを達成できるように心がけよう。