詰将棋の魅力その78 「待宵」第4番


一昨日に続いて7手詰の問題。
初手は、上から攻めても一枚足らないので、8二銀と斜め下から迫る。
8四玉の一手(9四玉は9五銀迄)に、



9四金が眼目の捨て駒
同玉なら9五銀迄なので同香と取るが、9三銀、同桂と7三への桂の利きをなくして、7三銀迄。



これも金、銀の上手い使い方が学べる作品だね。

気づかせて動かす

山口良治平尾誠二共著『気づかせて動かす』を読んだ。


山口氏は、伏見工業高校ラグビー部監督を務め、平尾氏をキャプテンとして全国大会で初優勝するなど、何度も高校ラグビー界の頂点を掴んだ人。


平尾氏は、山口氏の指導のもと才能を開花し、高校、大学、社会人と日本一となり、日本代表監督も務めた人。


この2人の対談が、めちゃくちゃ面白くてためになる。一番の基本は、まず、自分で気づくことで自分を変えていくこと。そして、自分で気づくことの大切さを仲間に教えること。それはもの凄く忍耐力がいること。あれこれ教えすぎてはいけない。


その際、説得力をもたせるためには、言葉ではなく態度で示すこと。いろいろな状況や出会いを自分のものとしてしっかりと受け止め、自分の能力を作り上げていくこと。


気づきを大切にして、自分の身に起こることは自分のものとしてきちんと受け止め、生きていきたいね。