日泰寺にて

タイ文字の「釈迦牟尼陀仏」は
           花満つる西方浄土の優しさを見す


 おかわりの亡義父は名古屋市日泰寺(にったいじ)というお寺に眠っています。 文字通り、日本とタイ国の友好の証として、タイが仏舎利を日本へお贈りくださり、それを納めるために、地理的に日本の中央にある名古屋に建てられたお寺です。1900年建立なので、まだ100年あまりの新しいお寺です。
 ご本尊もタイふうのスリムな仏様。そして本堂の上部には写真のように、タイ語で「釈迦牟尼陀仏」と書いた書が掲げられています。これが漢字だと、まずおかわりの脳裏に浮かぶのは、悟りを求める仏陀の修行と旅です。しかし同じことばも「花が咲いたような」と形容されるタイ語で書いてあると、優しく、花が咲く西方浄土が想像されます。
 この日泰寺は、「仏様のお骨があるお寺」としてタイでは有名で、ときどきタイからの参拝者もお見かけします。
「見す」は現代語で「見せる」の意です。

外務省による、日泰寺の説明です。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/thailand/jpth120/knowledge/temple.html

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