ボランティアの活動報告(第1陣)


中国ブロック薬剤師ボランティア第1陣のメンバーとして活動された先生が、昨日無事に岡山へ戻ってこられました。
大きな荷物を持ったまま事務局へお寄りいただき、活動の内容、現地の情報をお話くださいましたのでご報告します。


◎中国ブロック第1陣【3/25(金)〜3/30(水)】4名(うち、岡山1名)
25日 上京、東京泊
26日 東京よりレンタカーで宮城県入り(トヨタアイシスを日薬が準備)
   宮城県薬から活動拠点の「石巻日赤」へ案内される
   途中、警察に立ち寄り「災害派遣等従事車両証明書」を求める
   4名とも24時まで調剤業務に従事
27日 7時から24時まで調剤業務に従事
28日 お薬巡回班(医師1人、薬剤師2人)に編入、車で避難所へ出向く
   使用していた薬を聞き取り、処方せんを作成(5月末までの超法規的処置)
   ★沖縄県が持参していた写真付き薬剤集が便利だった。
   併せてOTCを集積している石巻高校でOTCを受け取り、配布
   ★グレベリン(消臭剤)が喜ばれた。(ヘドロ等で悪臭あり)
29日 午前中、石巻日赤の1階で臨時薬局を開設
   外来患者や救急患者の対応にあたる
   午後、レンタカーで東京へ、東京泊
30日 東京から岡山へ戻る
宮城県薬と宮城県が「災害時における医療救護に関する協定書」を締結しており(平成10年)、今回の派遣も「診療班」の1つとして活動となっている。
*70%の薬局が壊滅的被害を受けており、救護班の処方せんを「石巻日赤」で一手に調剤している。「石巻日赤」では休憩は15分程度、食事は原則自前で。リネン室の一画が宿所に当てられた。白衣、認印を持参した方がよい。
*今後は重篤患者は院内調剤、その他は院外調剤という方向へ持っていくとのこと。

中国ブロック第1陣であり、当会から最初の派遣でもあったため、行程等もほとんど分からない状態で現地に向っていただきました。本当にありがとうございました。

■本日、県医師会ボランティア(第1回)のメンバーとして、当会より1名が出発しました。

■会員の皆様からご寄付いただいた医薬品等を、30日に県庁へ贈呈いたしました。贈呈式の模様が山陽新聞Webニュースに掲載されています(動画あり)。
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2011033013300831/
なお、支援物資は本日午前6時頃、無事に岩手県に到着したとのことです。