秋の会津磐梯山へ日帰り登山


今日は、日帰りで秋の紅葉を楽しむため、
福島県会津地方の名峰で日本100名山の
磐梯山(標高1816m)にひとりで登る
ことにしました。
  
 
 

午前6時前に東陽町の自宅を出て、東京駅には
6時10分に到着です。
みどりの窓口猪苗代駅までの往復切符を
購入です。
  
 
 

6時20分の仙台行き「やまびこ201号」に
乗ります。
今日の会津地方は、朝から快晴の天気予報です。
 
 
 

午前6時15分に東京駅23番線ホームに
着くと、すでに列車は止まっていました。
   
 
 
 

1号車の自由席に腰を下ろし、買ってきた
カフェオレをいただきます。
列車は定刻どおりに出発です。
新幹線で郡山駅まで1時間40分の旅です。
 
 

郡山駅で午前8時29分発の磐越西線
快速列車に乗り換えました。
郡山駅から約30分で磐梯山が車窓に見えて
きました。
しかし、快晴なのに山頂付近にだけ雲が
かかっています。
 
 
 

午前9時08分、猪苗代駅に到着です。
ここから登山口となる猪苗代リゾートまで
タクシーで約10分です。
  
 
 

今日のコースを紹介しましょう。
猪苗代リゾートの登山口からスキー場上部まで
登り、猪苗代湖を背中に見ながら磐梯山頂上
まで直登します。
そして、磐梯山登山のオアシスと言われる
弘法清水を経て、ほとんど登山客のいない
裏磐梯登山コースを五色沼入口の裏磐梯高原
まで下山します。
 

 

午前9時30分、登山開始です。
  
 
 

といっても、ちょっと時間かせぎに、
スキー場のゴンドラに乗ります。
  
 
 

雲が多く、猪苗代湖もスキー場の向こうに
何とか見えている状況です。
  
  

一応、猪苗代湖をバックに記念撮影です。
  
 
 

少し登って行くと、だんだんと紅葉が美しく
なってきました。
  
 
 

黄色だけでなく赤色の紅葉もあります。
 
 
 

だんだんと雲と同じ高さになっていきます。
  
 
  

このあたりが一番紅葉しているようです。
  
 
 

登山開始から約1時間強で4合目です。
磐梯山は5合目が頂上なのです。
その理由は、もともと磐梯山は3000mを
超える高い山だったのですが、噴火を繰り返して
現在の1816mとなったため、半分の高さの
5合目が頂上としたためです。
  
 
 

頂上は雲の中です。
  
 
 

山塊の北側にある桧原湖(ひばらこ)が見え隠れ
しています。
  
 
 
 

午前11時30分に磐梯山頂上1816mに
到着です。
  
 
 
 

本当の頂上は、さきほどの頂上の看板より
5mほど上に歩いた場所です。
この祠の横に三角点があります。
  
 
 

残念ながら頂上は雲の中にあり、視界がない
状況です。
猪苗代湖がある南側はガスで全く見えず、
桧原湖のある北側は少しガスが薄いようです。
  
 
 

ということで、ガスのかかっている頂上で
昼食です。
  
 
 

絶景をバックに乾杯とはなりませんでしたが、
ガスの中で乾杯です。
  
 
 

と思っていたら、北側だけが少しずつ晴れて
きました。
 
 
 

荒々しい火口方向も少しずつ見えてきました。
  
 
 

桧原湖をバックに頂上で記念撮影です。
 
 
 

裏磐梯全体が見えてきました。
  
 

この頂上でもう少し居座れば北側だけは
ガスが完全に晴れそうですが、バスの時間も
考えるとそろそろ出発が必要です。
 
また、写真には写っていませんが、お昼の
12時になって60名ほどの団体登山客が
大挙として登ってきており、騒々しさに嫌気が
さしてきました。
 
ということで、12時に下山開始です。
 
 
 

火山らしく荒々しい姿が見られます。

 
 
 
 

約30分で弘法清水小に到着です。
 
 
 

弘法清水小屋です。
  
 
 

弘法清水小屋から見た磐梯山山頂はガスが
完全に晴れつつあります。
 

 

ななかまどの木に真っ赤な実が成っています。
  
 
 

弘法清水では、赤埴山へのコースと分岐が
あります。
  
 
 

完全な下山コースに入ったため、いつもの
ひとりカラオケ開始です。
1曲目は、ハウンドドックのフォルテシモです。
♪♪お前の涙も〜俺を止められない〜♪
愛が〜すべてさ〜今こそ誓うよ〜愛をこめて
強く〜強く〜♪♪
登山客が多少いるので、少し小さめの声で
歌います。
  
 
 
 

下山するにつれて、少しずつ紅葉地帯に入って
きました。
  
 
 

紅葉の森の中を下ります。
 
 
 

裏磐梯高原と桧原湖がくっきり見えてきました。
  
 
 

山体崩壊が起こったときの稜線とそのすぐ下に
銅沼(あかぬま)が見えています。
黄銅色の断崖の下からは水蒸気が上がっています。
 
 
 

山体崩壊の起こった崖の向こうにピラミッド型の
櫛ヶ岳が見えています。
  
 
 

八方台分岐が近づくころ、小さな沼が眼下に
見えてきました。
  
 


八方台分岐です。
イカー利用の場合は、八方台から登るのが
一番時間を節約できるため、多くの登山客が
八方台からの往復をします。
 
しかし、おけパパはこの分岐からほとんど
利用する登山客がいない裏磐梯へと下山します。
静かな山歩きが楽しめそうです。
 
 
 

ということで、大声カラオケに移ります。
早速出てきた曲は、おけパパの好きな
石川さゆり津軽海峡冬景色です。
♪♪上野発の夜行列車降りたときには〜♪
青森駅は雪の中〜♪♪
登山客がいないので大声で歌えます。
 
 
 

やがて、紅葉地帯を抜けました。
ここまで下りてくると、紅葉は10月下旬以降の
ようです。
  
 
 

山頂付近は完全に晴れましたね。
残念ゾウです。
  
 
 

途中、銅沼という小さな湖がありました。
1888年の大規模噴火による磐梯山の山体崩壊
によってできた沼です。
かなりの火山性成分を含んだ沼のようです。
  
 
 

美しい沼です。
 
 

沼の土が赤茶けています。
  
 
 

赤沼で記念撮影です。
 
 
 


奇妙な色と形をした岩がたくさんありました。
  
 
 

偶然、登山客が1名とおりかかったので、
折角なのでこの絶景をバックに写真を撮って
もらいました。
水面には、磐梯山とおけパパが鏡のように
写っています。
 
 
 
 

もう1ポーズです。
  
 
 

あまりにも美しい場所です。
銅沼(あかぬま)の名のとおり、銅の色です。
 
 
 

しばらく下山するとさらに小さな美しい水の
名もない沼がありました。
この沼の水は澄みきっており、火山性成分は
含まれていないように思われます。
 
 
 

裏磐梯スキー場の最上部まで下りてくると、
1888年の大噴火によって起きた山体崩壊と
岩なだれについての説明看板がありました。
裏磐梯を含め、桧原村一体が、山体崩壊で
起きた土石流の中に埋もれたそうです。
村が全滅して477名が犠牲になったそうです。
  
 
 

このスキー場も土石流によってできた斜面を
利用して作られたものです。
遠くに見える桧原湖も土石流によって長瀬川と
いう川がせき止められてできたようです。
  
 

ゲレンデの上部はすすきの原で銀色に輝いて
います。
 

 
 

スキー場のゲレンデを気持ちよく歩きます。
  
 
 

裏磐梯登山口に下山しました。
時刻は15時ちょうどでした。
頂上からちょうど3時間の山歩きでした。
 
 

 

裏磐梯登山口から国道を10分ほど歩くと、
裏磐梯高原バス停がありました。
しかし、猪苗代駅行きのバスの時刻まで
まだ45分ほどあります。
   
 
 

裏磐梯高原を散策します。
五色沼入口にある小さな沼です。
  
 
 

その沼のほとりのベランダデッキで、
バニラソフトをいただきます。
疲れた体にソフトクリームはとても美味しいです。
 
 
 

桧原湖のほとりに出てみました。
大きな湖です。
川がせき止められてできた湖としてはかなり
大きく、そして南北に長い湖です。
  
 


桧原湖の誕生について説明が書いてありました。
  
 
 

桧原湖湖畔の駐車場から見た磐梯山です。
晴れていて山頂がよく見えています。
  
 
 

裏磐梯高原をぶらぶらしていると、バスの時刻と
なりました。
15時55分発の猪苗代駅行きのバスに乗ります。
  
 
 

16時30分すぎに猪苗代駅到着です。
猪苗代駅を16時51分発の郡山行き普通列車
乗ります。
  
 
 
 

夕陽に映える磐梯山です。
頂上ではもっと早く晴れて欲しかったなあ。
 
  
 
 

猪苗代駅のプラットフォームにいらっしゃる
野口英世さんと記念撮影です。
  
 


郡山駅18時05分発、やまびこ152号に
乗ります。
  
  
 

17両編成の列車の7号車指定席に座りました。
猪苗代駅で指定席を取ったのですが正解でした。
17両編成もあるのに、車内は満席、自由席は
立っている人もいるようです。
上越新幹線とちがって、東北新幹線はいつも
混雑していますね。
  
  
 
 

定刻どおり、東京には19時28分に到着です。
おけパパの乗った新幹線には珍しい連結部分が
あったので写真に撮りました。
  
 
 

東陽町の自宅には19時45分に到着です。
昨日、スーパー西友で買っておいた食材で
一人登頂祝いです。
今シーズン初のおけパパ大好物の生牡蠣と、
ブリ、帆立、こはだの刺身を酒肴にして、
タイのチャンビールと、能登半島の宗玄酒造の
純米酒で乾杯です。
 
ほろ酔いとなったおけパパは、22時に就寝
してしまいました。
 
おしまい。