おけぐわの日記

2ch系さいたまフラッシュサイト「おけぐわの微笑」管理人の OKGWA の日記です。かつては毎日更新を心がけていましたが、今は不定期更新です。

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[2005-09-16]

[] 怒りのパターンマッチング  怒りのパターンマッチングを含むブックマーク

例ののまネコ騒動について、uboshiさんとこでこんな記事が紹介されていました。

今回ののまネコ騒動で思い出すのが何かと言うと、『金田一少年の事件簿』の盗作問題なのだ。

地球儀の螺旋 - 「のまネコ」騒動はネット右翼運動の変形? について

あー、あれはミステリ好きにとっては極めて遺憾な事件でした(ご存じない方はその一例についてファンによる割と中立な文章がありますのでご覧頂きたく)。

あたかもパクった方がオリジナルであるかのように人口に膾炙していくのを見るにつけ筆舌に尽くしがたい無念を感じたものです。

「別にパクりでもいいじゃん、面白ければ」的な無神経な戯言を吐く馬鹿に今でも出会うが、その度にはらわたが煮えくり返って仕方がない。こういう体験、自分が愛してやまないものが圧倒的にデカい敵に蹂躙される体験は、レベルの差こそあれ誰しも体験しているだろう。

地球儀の螺旋 - 「のまネコ」騒動はネット右翼運動の変形? について

もう、「あるあるあるあるあるある!」って感じです。

でも、「だからこれも2ちゃんねるモナーを愛してやまない人々による無念と怒りの運動なのだ」──という話ではないんですね。ちょっと違います。

モナーに対しては何の思い入れもないが、同じような体験をしてきた人の怒りの話なのだ。2ちゃんねるという幻想の共同体に強い帰属意識を持った人々の抵抗運動ではない。そこから始まった話ではあるけれど、私のように帰属意識を全く持っていない人まで「avexふざけんな!」と言っているのは、もっと普遍的な話だからである。

地球儀の螺旋 - 「のまネコ」騒動はネット右翼運動の変形? について

かつて似たような経験をした人は、どう見てもモナーをパクった「のまネコ」を見たその瞬間に「あのとき」と同じ未来を見てしまうのです。

あのときと同じように「コピーによってオリジナルが蹂躙される」──そんな未来が見えてしまうのです。

2ちゃんねるモナーそのものに思い入れなぞなくても、「あのときと同じ構図」のうちの「あいつ」、すなわちavexに対して強い敵意が芽生えるのは極めて自然な感情の流れでしょう。

「笑い」や「泣き」にもパターンがあるように、「怒り」にもパターンがあるわけです。「のまネコ」問題はそのパターンに極めて高い一致度でマッチしてしまったんですね。

こう考えると、「avexの行動は褒められたものじゃないだろう」という点では衆目の一致が認められるものの、各論に入った途端に議論が収束しなくなる理由も分かる気がします。各論に踏み込むと普遍性を失いますからね。つまり「怒りのパターン」へのマッチ度が減るわけですから、その分その怒りに共感する人々が減るのは当然でしょう。

それにしてもグッズの発表を皮切りに、「何ら制限するものではございません」発言や、どう考えてもダミーと思われる著作権管理業者の登場など、「のまネコ」関係者は見事に人々の「怒りのパターン」にマッチする言動を繰り返しているわけですが、それは天然なのか、わざとやってるのか。

天然だとすると、そういうこと平気な顔してやれる人達は自分が似たような無念を味わったことがないんですかね。特定の対象に思い入れを抱いてしまいそういう感情を頻繁に味わうことになってしまうのはオタクとかマニアと呼ばれる人々だけなのかなー。

あ 2005/09/18 22:36

おかしくね?おかしくね? 2005/09/18 22:40 皆、「2chのモナー」「2chのモナー」っていうけどさ、モナーって、“2chの”ものか?
2chで、いつ、どのスレで、誰の手で作られたAAなのかハッキリしてるならともかく、そうじゃないのなら、何で“2chの”になるんだ?
モナーは、2ch以外の掲示板でも普通に使われてんじゃん。
「掲示板で使われるAAの一つ」として認識してきた俺には、“2chの”っつー主張は、すごく妙に思えるんだけど?

linenanasilinenanasi 2005/09/18 23:39 2ch以外で使われるようになったのは「華」として使うのと「荒らし」として使うのどっちかくらいだし
今じゃ当たり前のように使われてますけど2ch用語を2ch以外で使うなんて恥ずかしいってのが当然だったのと同じようにAAも他ではあまり使われてなかったですよ

okgwaokgwa 2005/09/19 02:44 「モナーの発祥」についての議論は、まさに各論に入ると収束しなくなる好例ですね。
モナーは「あめぞう」が発祥で、2ちゃんねる発祥*ではない*ことがはっきりしています。
「あめぞうのモナーを2ちゃんねらが勝手に使った」──これは確かです。しかし、「のまネコ問題」は「avexがモナーを勝手に使った」から問題になったわけではありません。いままでのモナーの扱われかたからして、別に他で流用されることは問題にならないはずなのです。当初マイヤヒーフラッシュがテレビでON AIRされたときにはみな歓迎してましたし。
ではどういう扱われ方をしたときに「蹂躙された」と感じるのか、が問題なわけです。そう感じさせる「構図」をavexが作ってしまったのです。
同じように、「モナーは2ちゃんねるのもの」という主張がモナーの発祥を知る人々にとってそれと同じ構図を作ってしまうのは確かでしょう。

fitfit 2005/09/20 08:31 こういった企業がフリーに使われてるものを商登録するってことは
ネットにある自作絵自作曲とかすべて盗作されても文句いえないと言うことなんだな
実際大企業がネットにあるプログラムを勝手に自社製品に入れて問題になってたりしたし
法律が整備されてない現状を利用した儲け方だから正直腹が立ちますね
2chのモナーが〜と言うのは情報操作に近いものがあります、ネットで大勢に使われているものを商登録するって事から視点をそらしてる

んーんー 2005/09/20 21:20 よくわからないのは”受け付けない人”が「わた氏の仕事」を
どう評価してるのかということだ。
いろんな場所で見かけるコピペ荒らしを見る限り「ゼロ」だと
いうことにしたいようだが・・・そんなわきゃない。

手許にちょっと前の商業出版物「2ちゃんねるカレンダー」がある。
ひろゆき公認で関連会社が出した2ちゃんねるのイラストカレンダーだ。
そこにはモナーだけではなく様々な2ちゃんねる由来のAA達がかわいく
イラスト化されて各月を飾っている。

「イラストレータはAAをイラストに描いただけだから権利などない」

・・・基本的な人間の創作物の権利としてイラストレータには
描いたキャラに対する権利が生ずる。たとえば猫の絵を見たときに
「現実の猫を画家は”絵に描いただけ”だから絵に著作権がない」なんて
言ったら正気を疑われるのは間違いない。
著作者は自分の著作物に対する権利を持つ。これが”あたりまえ”の1。

さて、次に
「猫を描いた画家はすべての猫の絵に関する権利を主張できる」のだろうか。
答:できない。
これが”あたりまえ”の2。
すでに存在して公知になってるモノをあとから「わたしのもの」なんてのは
”できない”のだ。
”のまねこ”を「あれは”モナー”です。」ってやったらそもそも
権利が下りない。あきらかに「のまねこ」と「モナー」は別でなければ
ならない。米酒とか牛とかベレーとか”独自の絵柄”とかが鍵になるだろう。

そんなわけで、端から見てると「モナーではなく、モナーを描いた
イラストレータの作品を、当然モナーではなくその人の絵として別の
名前で商標を取った」って話のどこに問題があるのかさっぱりわからない。
同一”じゃない”から「モナーに規制」もなんもありえないし。

そして、こういうあたりまえの話をすると”関係者”というレッテル貼り
をされるのもなかなか興味深かったり。

vovo 2005/09/20 22:00 以前、そして最近も少年漫画にインスパイヤされて製作されたと思われるアダルトゲームが発表されましたが、のまネコの問題よりも反応は甘いと感じます(もちろん問題を知っている人数が比較すると少ないのでしょうが)。
構図を逆にして大きな勢力の著作権に、小さな勢力が踏み込もうとした場合、それを蹂躙だと感じる人はやはり少ないのでしょうか。
勢力の大小に関わらず権利は尊重されるべきなのに、主張が一貫していない人が意外に多いような気がします。

RayRay 2005/09/21 00:32 >端から見てると「モナーではなく、モナーを描いたイラストレータの作品を、当然モナーではなくその人の絵として別の名前で商標を取った」って話のどこに問題があるのかさっぱりわからない。

これはあまりにもおかしくないか? そもそもその前文で、猫という実在する動物と、モナーという誰かによって作られたキャラクターの権利を同一視するのは変だろ。というか、これがまかり通るなら、誰かが描いたミッキーマウスの絵を、それがミッキーマウスという既存のキャラだったと知らず、その人のオリジナルだと思いこんでラッキーマウスなんて名前で商標をとってもOKってことになる。
オリジナルの存在を「知らなかった」と言い張れれば、どんなにそっくりなキャラを作ってもおとがめなしだなんて、本気でそんなことができると思ってるなら、是非ともやってみてもらいたいものです。

kitutokituto 2005/09/21 02:38 1)「2chのモナー」という定義には初出と言われるあめぞうがすでに存在しないこと、あめぞうのユーザ≒初期2chのユーザであること、あめぞうで生まれ2chで育ったことを考えればそうおかしな話でもないと思うんだけどね。もちろんあめぞうから2chが嫌いで離れていった人たちもいたわけだけど、一昔前なら2ch以外でモナーなんて使ったら白い目で見られたのは確かだよ。
2)わたに限らず職人の功績というのは「ある」。もちろん自分の作品に対する権利もある。ただそれは元あったキャラクターを切り取って職人のものにしていいということとは違う。サザエボンに対する権利を考えた人は持ってるけど誰もその権利は認めなかった。もちろん「のま」の著作権が「モナ」に及ぶわけないのが「当たり前」だけど、「公式発表」では「できるけどしない」と言わんばかりの文章だったのが火に油だった。
3)エロゲー会社の行動とそれに対する反応はあのFLASHが2ch以外で有名になったときの反応に近い。同人誌に対するヲタクの考え方でもいいが「それには元ネタがあって自分たちのものではない」というのが公言しなくても共通認識としてあるはず。好きなものが有名になったり好きなものが出てくる作品というのは単純にファンとしては喜びである。

okgwaokgwa 2005/09/25 15:06 頂いたコメントの一部について関連するエントリを書きましたので、よろしければご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/okgwa/20050925

jo_30jo_30 2005/09/29 21:01 別サイトで、「偽春奈」問題と関連させて論じる人がいました。
ご参考まで。
偽春奈問題跡地
ttp://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Cupertino/1848/