春を感じようぜ、南国ミニツアー、その2

だいたい、毎年宮崎行きは日帰りだった。大蔵大臣の許しも得ずに、なかば確信犯的に宿を手配したのには、相方なりの目的があった。
去年、霧島のホテルのお風呂でまぐれて、多大な迷惑をあちこちにかけた私。「心配だから・・・」というのは実は表向き。真の目的はこれ、黒じょか



焼酎を愛してやまない薩摩人は、お湯と焼酎をこの黒じょかにいれ、ほんのり温めてから飲むのが通。同じ焼酎でも黒じょかで飲むと、より味わい深くなり、宿で本場の焼酎をこれでゆっくり飲みたいというのが、少年相方の切なる望みだったのだ。←こっちが真の目的ね。


念願かなってよかったねー。黒豚しゃぶと一緒に飲む焼酎はことのほか美味しかったらしく、宿の売店にも黒じょか置いてあったので購入。これで家でもさらに美味しい焼酎が飲めるというもんだ。おなかぱんぷくになるまでごちそう食べて、しかも濃い硫黄泉のお風呂にもはいり放題、地元のストアーの焼酎コーナーで鹿児島でしか流通してない焼酎を選びに選んで超ご満悦の相方。さあて帰ったらまたびしばし働こうね〜〜〜。



私の方は霧島神宮門前町で見た霧島天狗館のこのお面達からサイコーに元気もらえた。



このお面は、日向ひょっとこ踊りの際かぶられるお面。ひょっとこは火を吹く男からの転化といわれ、ひょっとこ踊りは思い思いのお面をかぶり、単調なリズムにのっておもしろおかしく腰をふって踊るユニークな踊り。この底抜けに人の良い笑顔のお面を見ていると、おかしくておかしくて、そして元気が出てくる。単調なお囃子にあわせて、自分を捨てて踊るこの踊り。興味ある方どうぞ”日向ひょっとこ踊り”でポチっと検索してみてください。笑えること保証します。今年は本場のひょっとこ祭りを見に行きたいわあ・・・。
霧島神宮では、霧島九面で有名な、こわそうな神様のお面が商売に御利益があると言われて売られていたけど


私はやっぱ、ひょっとこお面かな、こんな笑顔で日々過ごしたい。




宿でも、もうこれ以上はいりませんというくらい食べたが、その他にも芋もちやゆべし、宮崎牛ハンバーグ弁当等々、美味しい地のものをたらふく食べ、また2,3キロ確実に増えたな、なんて思っていたが、あ〜〜ら不思議!温泉はいるたび、体重はかったのだが増えてない!!!あんだけ食べたのになかったことになっている。えっいったいどういうこと???
どうも、温泉はいるととても代謝がよくなるらしく(一日2回ははいった)、いくら食べてもちゃんと消化発散されて、体重が増えないのでは(推定)という嬉しい発見。食べたら→温泉 いいぞ〜、食べたら温泉だー!!!それも2回だ。源泉で温泉成分濃いのがいいみたいだぞ〜!!!



噴煙あげる新燃岳と雪の高千穂の峰。



風向きが東風に変わり、温泉街の道路には灰がまいあがり、ガラス窓は透明のビニールテープで補強されていた。自然の恵みと脅威、どちらとも共存しながら日々の営みを続けていかねばならない地元の方々。もうこれ以上お山が怒らないように神宮にお願いして、霧島をあとにした。