おきむね正明の医療と政治に思うこと。 RSSフィード

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2018-05-23 広島県内で殺人事件が見逃されている可能性

 いい顔ふやそう。沖宗正明です。


 今朝の中国新聞に興味深い記事がありました。「死因究明施設稼働へ。広島大、司法解剖医育成に力」との見出しです。内容は、死亡時画像診断用のCTを1台導入し、県内に一人しかいない司法解剖医の後進を育てるというものです。県民の安心・安全にとっての前進だとは思います。しかし、記事には書かれていない重大な事実があります。それは、広島県における法医解剖の少なさです。わたくしは、この問題を今年3月の予算特別委員会で指摘しました。


 法医解剖は死因を明らかにするもので、最後の住民サービスのひとつともいえます。警察が取り扱う死体のうち、司法解剖が行われるのは全国でわずか1割程度です。

 警察庁による2015年の法医解剖実施率は高い順に並べると次のようになっています。

  神奈川県39.2%

  兵庫県33.4%

  沖縄県30.8%

  東京都18.2%。

 逆に低かったのは

  群馬県3.8%

  静岡県3.3%

  大分県3.1%

  岐阜県2.7%です。

 さて、わが広島県はどうでしょうか?なんと、全国最低の1.5%。つまり98%以上が解剖されずに終わっています。犯罪が見逃されている可能性が大いに考えられます。県警の管轄なので広島市の守備範囲ではありませんが、健康福祉局の保険医療課に聞くと、広島市における法医解剖の統計は不明とのことでした。安心・安全という観点からすると嫌な数字です。

 みなさん、どうお考えでしょうか?

2018-05-16 官民協働の刑務所を視察しました。

いい顔ふやそう。沖宗正明です。

 梅雨入りを目前に控えてさわやかな気候です。今頃は真竹の筍のシーズンでしょうか?

 一昨日と昨日は所属会派の視察として岩国基地と美祢社会復帰促進センターを視察しました。美祢社会復帰促進センターはPFI方式で整備されています。PFI(Private Finance Initiative)とは、民間の資金や経営手法・技術力を活用して公共施設などの社会資本を整備することです。官民の役割分担を事前に取り決め、公共施設建築や維持管理を民間企業に任せ、効率的に良質な公共サービスを提供しようとするものです。美祢社会復帰促進センターは全国に4つあるPFI方式による刑務所の第1号です。公権力の行使以外の部分の運営をセコムと20年契約を結んでいます.

 このセンターの特徴はコンクリートの塀がなく、金網のフェンスだけです。ここに収容される受刑者は、初犯で軽い罪、さらに可塑性(立ち直る可能性)が高い人たちです。定員は、男子500人、女子800人の計1300人ですが、今年4月1日現在男子305人、女子330人の635人が収容されています。全国的な刑務所の傾向として年々収容者は減少しているそうです。

 平均執行刑期は男子2年12月3日、女子3年2月11日となっています。主罪名は男子で、詐欺35.9%、窃盗33.3%、覚せい剤10.8%。女子では覚せい剤39.2%、窃盗20.7%、詐欺15.0%です。

 処遇環境はこれまでの刑務所のイメージを変えるものです。窓には鉄格子がありません(ただし強化ガラス)。集団生活自由度が高く、居室や多目的ホール間の往来は自由で、入浴も各フロアに浴室があり、自由時間内であればゆっくり入れます。面会時は刑務官の同行がなく、単独で面会室に移動します。

 さらに、すべての受刑者にパソコンが使えるように指導しています。必修科目が4種目、選択科目は男子で10種目、女子で9種目あります。たとえば、必修科目のビジネススキル科のようにビジネス能力検定ジョブパス3級の資格が取得できるものもあります。受刑者は、福祉科、情報処理技術科、調理科、医療事務科、CAD技術科など多くの科目を学んでいます。

 従来われわれが抱いていた刑務所のイメージを一新させる刑務所でした。視察を終えて、所内の食堂で受刑者と同じ昼食(1日限定20食)を食べましたが、まずまずのものでした(最後の写真のメニュー、美祢定食400円)。

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2018-05-09 自衛隊車両限定大型免許とは?

 いい顔ふやそう。沖宗正明です。

 寒くなったり暑くなったりで、コンディション作りが大変です。


 自衛隊車両限定大型免許があることを知りました。自衛隊は大型免許までは取らせてくれるものだと思っていました。しかし、中型車まではOKですが、大型車については自衛隊車両に限定されています。2007年6月1日からこの免許が導入されたとのことです。したがって、自衛隊を退職して大型車両に乗ろうとすれば、限定解除の試験を受ける必要があります。部隊内で免許の教習を受けられるなら、限定などなくてもいいと思うのですが・・・・

2018-05-08 八丈島事情6 地熱発電

いい顔ふやそう。沖宗正明です。


 きょうは地熱発電の話です。八丈島には東京電力初の地熱発電所が建設されています。全国で19番目です。平成11年から電力を供給しています。火山地帯の日本では地熱は無尽蔵のエネルギーです。ただし、火力や原子力のように一つの発電所で大規模な電力を作れないのが欠点です。

 八丈島地熱発電所では八丈島全体の消費電力の約3分の1の3300KWを供給しています。一年中強風が吹き荒れる八丈島での風力発電の量は500KWですから、地熱発電は相当に大きいと感じました。 2本の蒸気井があり、最深部は地下1650mまで掘られています。この場所での圧力は100気圧。1平方センチに100kgの圧力がかかっています。富士山頂のような高地では水は100℃以下で沸騰します。逆に地下1650mでは300℃でも沸騰しません。井戸からくみ上げられた熱水は、途中で水蒸気になり地上のタービンを回して発電します。地上に出た時点でも170℃とのことです。タービンを回した後でも40℃なので、この熱は温室などで利用されています。

 日本での自然エネルギーの可能性を感じました。

2018-05-07 中間を意味するミドル級はなぜ重量級なのか?

 いい顔ふやそう。沖宗正明です。

 

 

 昨日カリフォルニアで行われたプロボクシング世界ミドル級タイトルマッチは、チャンピオンゲンナディ・ゴロフキンカザフスタン)が2ラウンドKO勝ちで、圧倒的な強さを見せつけました。ゴロフキンのイニシャルはGGですが、これにGreatを冠してGGGと呼ばれています。世界チャンピオンといえども村田涼太ではまだまだ歯が立たないでしょう。

 ゴロフキンの現在の地位は、WBCとIBFのチャンピオンのほかに、WBAスーパーチャンピオンとなっています。WBAの正規チャンピオンが村田涼太です。スーパーチャンピオンは2001年にWBAが作った称号です。他の団体のベルトを持っているとか、5回〜10回以上(かなりあやふや)の連続防衛などいくつかの条件をクリアすれば与えられます。これによって正規のチャンピオン空位になって新たに選ばれます。チャンピオンの上にスーパーチャンピオンがあるのは違和感があります。村田にとっても世界チャンピオンである自分よりも上位に位置するものがいることに耐えられないことだと思います。


 さて、ミドルmiddleとは中間と中央を意味する言葉です。しかし、ボクシングの世界ではミドル級は重量級とされています。ボクシング階級表をご覧になればわかります。ミドル級は154〜160ポンド(69.85〜72.57kg)です。これより上にはスーパーミドル、ライトヘビー、クルーザーヘビー級しかありません。

 もともと、ボクシングには階級がありませんでした。しかし、体重が軽い者より重い者のほうが有利です。そこで重いクラスと軽いクラスに分けました。これがヘビー級とライト級です。それでも、軽い者には勝てても重い者には勝てない選手が出てきます。そこでできたのが中間を意味するミドル級です。その後、次第に軽いクラスが新設されたため、ミドル級は重量級に位置することとなりました。


 これまで日本人が重量級のチャンピオンになったのは、竹原慎二(広島出身)と村田涼太だけで、ともにミドル級です。日本人の体力ではミドル級が精いっぱいでしょう。しかし、いずれ大坂ナオミのように、混血の日本人がヘビー級チャンピオンになる日が来る日を楽しみにしています。