皆様が創るワインツーリズム2009

雲一つ無い好天となった今日、甲州市ワインツーリズム2009が開催されました。ワインを元に人々が織りなす地域の風景に空気、そして日常の営みを五感を総動員して“体感”して頂く催しに沢山の方々が訪れて参りました。地元の方々が心のこもったもてなしと手造り感溢れる演出で出迎えて下さることから、身近な存在としてワインが「ここにある」のだと云う実感を満喫出来る貴重なイベントです。
日本におけるワインツーリズムの原点として今年は二回目。前回の経験を元により充実した運営で滞りなく終了しました。参加された方々は2,000人を超え、産地の真の姿を余すことなく堪能出来たのではないのでしょうか。




さて、当日朝はNHKの朝のニュース「おはよう日本」中継コーナーで取り上げられました。早朝、開始前の準備と並行してリハーサルが行われ、実行委員長の笹本貴之氏が入田直子アナウンサーとのやり取りを打ち合わせしたり、出演するワイナリー関係者が集合したりするなどちょっと緊張した様子が伺えました。産地のありのままの姿を知って頂くきっかけを造るためにも、プロモーションは大事な仕事です。




一方、運営スタッフとボランティアは集合し、最後の打ち合わせと確認です。来て頂いたお客様が愉しんで頂けるようにすることが何よりも大事なことです。そして、勝沼ぶどう郷駅前に設けられた受付では、参加された方々の来訪を待つのみ。準備万端でいよいよだなぁと感慨が込み上げて来ました。




こちらは、食事や銘産物の売り場が集うメイン会場です。「日本の食」をテーマに国内をキャラバン中のマルシェ・ジャポンと地元のかつぬま朝市がタイアップして強力なタッグを組み、ワインツーリズムを盛り上げ・人々が集う憩いの場を提供しております。日本のワインに早くから注目しオンリストの実績が豊富な第一人者・私管理人が神奈川在住時にお世話になったメゾン・ド・H×Mさんも参戦して下さいました。本当に感謝しております。




各ワイナリーでは、それぞれで思い思いの嗜好を凝らした出迎えが執り行われ、山梨に足を運んで下さった方々をもてなします。ワインを通じてその土地を知り、興味を持つことによって、ありのままの姿に触れ、自分の足で訪れた山梨と云う「この地」を深く知る事に繋がり、よりワインを味わうことが出来ます。正にこれこそ、「足を運んだ甲斐」がある、ですね。




勝沼・塩山を人々がそれぞれの想いを持って尋ね歩き、地域の「生の声」に触れることが出来た有意義な一日も、夕暮れがやって来ます。名残惜しいですが、こうして一日が過ぎ、産地を支える人々が元の持ち場へと翌日は戻らねばなりません。夜の帳が降りた中、宴の後を立つ鳥濁さぬ様にすることも大事です。撤収作業が完了し、長かった一日が終了。「終わり良ければ全て良し」で大団円を迎えることが出来ました。運営スタッフ、ワイナリーや地元の皆様、出店して下さった方々等、関係者の皆様、本当にお疲れさまでした。
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全国から愛好家2千人 甲州でワインツーリズム
(「山梨日日新聞Webサイト〜みるじゃん」より)

大人の「社会見学」〜ワインツーリズムオプショナルツアー・山梨ワイン編レポート

既報の通り、今回私は運営スタッフの一員としてワインツーリズムにボランティアで参加しました。受付や案内も執り行いましたが、それだけでなく山梨のワインをより詳しく探求したい方を対象に応募したオプショナルツアーのアシスタントも担当しました。担当したのは、小牧康伸氏と上村英司氏の案内による山梨ワインさん(小生は2008年3月16日2007年3月17日の2回訪問。)のツアーです。

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