退院 13日目

さすがに6時に起きられず。9時半。
iPhone に曲を移したり、iTunes に取り込んだり。
掃除機を掛けるのを半分手伝ったり、洗濯物を干すのを手伝ったり。
天気がよくて外に出ると気持ちよかった。
昨晩の風呂の湯が残っていたので沸かし直して朝風呂。
昨日妻がお土産で買ってきてくれた富山の蒸しパンを食べる。
4種類あるうち、よもぎ味と紅茶味。
それと昨日荻窪で買ったいつものドーナツ。
コーヒーを沸かす。今日から博多の「警固の昼下がり」ブレンド
昼に近かったので昼飯も兼ねる。ミカンも食べた。
クリーニング屋にYシャツを受け取りに行く。
9月後半、入院の直前に出したものだったので半袖だった。


12時半、妻と家を出て野村万作・萬斎親子の狂言を見に行く。
国立能楽堂大江戸線国立競技場駅まで乗っていく。
14時開演。向かって左端、橋掛かりが目の前。舞台は真横から見ることになる。
演目は「萩大名」「連歌盗人」「首引」の3つ。
初めて観る狂言。事前に解説を読んでないと話が全く分からない…


3つ目は鬼の父が、娘に初めて人間を食べさせようと武将を捕えるがしてやられる。
首に紐をかけて引っ張り合うんだけど
鬼側はこっそり手下の鬼も一緒に引っ張らせる。なのに負けてしまう。
その所作と掛け声が舞として面白い。鬼の衣装も派手で全体として分かりやすい。


一方で2つ目は野村万作・萬斎親子の共演。
語りでストーリーを展開させるので、解説でだいたいの筋は押さえても
古語がよくわからず今どこの辺りで何してんだっけ?
というのがわからなくなってくると途端に眠くなってしまう…
僕は役者としての野村萬斎が『のぼうの城』であるとか大好きで、
野村万作もさすが人間国宝だけあって
そこに立っているだけで身の引き締まるものが伝わってくる。
ただそれだけを楽しみに観るというか。
外国人になった気分。


終わって16時。あっさりしている。最後に舞台挨拶などはない。
朝兼昼が蒸しパンだったので腹が減っていて、どこかで食べていくことにする。
北参道を歩くが、この時間帯に開いている店皆無。
原宿まで出て裏側の通りへ。
タイ料理の「チャオバンブー」に行ったら満席で行列。
その近くにあったお好み焼きの店に入る。
山芋焼きがフワフワでおいしかった。
イカ明太といった小鉢物もよかった。
田酒と獺祭が置いてあった。もちろん飲んだ。快気祝い。


新宿のヨドバシに寄っていく。
ボーナスでテレビを買えたら買いたいと。
店員に聞くと4Kなら今はシャープかパナソニックがいいと。
シャープだけが45インチを出していて、それは自社工場で作っているから。
ほかのメーカーは皆LGに委託していて43インチになってしまう。
純国産を買うならばパナソニックの60インチ近いものしかない。
あるいは洗濯機かとさらに上の階へ。
今は乾燥機付きが普通なんですね。
ドラム式は高すぎて今回は無理かな。


大江戸線に乗って帰ってくる。
やまやに寄るが本搾りのハイボールが見つからず。
数日前にはあったのに。完売したのだという。
一番搾りの採れたてホップを買う。
一息ついて妻とともに宇多田ヒカルの『Fantome』を聴く。