WindowsでのFTPについてメモ

WindowsでのFTP(サーバ、クライアント双方)についてメモしておく。

Windows7FTPサーバ

まずは、以下の通り必要機能を有効化する。

コントロールパネル:「プログラム」>「Windows の機能の有効化または無効化」
有効化対象:

  • インターネットインフォメーションサービス>FTPサーバー>FTPサービス
  • インターネットインフォメーションサービス>Web管理ツール>IIS管理コンソール

次に、IIS管理コンソール(IISマネジャー)でFTPサイトを構成する。

1. 右クリック>FTPサイトの追加
2. 物理パス(接続時のルートパス)には例えば「C:\inetpub\ftproot」(FTPサーバのデフォルトディレクトリ)を設定
3. SSLは、とりあえず「許可」にしておく
4. 認証は「基本」で、アクセス許可は「指定されたユーザー」にしておく

以上で、サイトフォルダ配下にFTPサイトが作成される。これでアクセス可能。
(※私の環境ではなぜか、この時点で基本認証が無効状態になっていた。「FTP認証」メニューから基本認証を有効化する必要があった。)

Windows7FTPクライアント

ftpコマンドがある。ftpコマンドでFTPコンソールを起動し、その中で操作を行う。
(※ftpコマンド自体のオプションについては、 ftp /? を参照)
基本的な操作は以下の通り。

  • ?             ・・・利用可能なコマンド一覧の表示
  • ? コマンド         ・・・指定されたコマンドのヘルプの表示
  • open 接続先[:ポート番号]  ・・・FTPサーバに接続する
  • user [ユーザID] [PWD]   ・・・ログイン
  • binary           ・・・バイナリ転送モードに切り替え
  • get 取得ファイル [保存先] ・・・ダウンロード
  • put 送信ファイル [送信先] ・・・アップロード
  • cd フォルダ        ・・・カレントディレクトリの変更
  • ls             ・・・カレントディレクトリのファイル一覧表示

wgetメモ

前回は「WindowsでのFTPについてメモ - oknknicの日記」でftpコマンドをメモした。
今回は wget (Windows版)をメモ。

概要

GNU製の非対話CUIダウンローダ

インストール

1. ダウンロード:Wget for Windows ※「Complete package, except sources」が簡単
2. インストール:促されるままに
3. 必要に応じて、binにパスを通す

利用方法

基本は、「wget <サイト>」。
下記サイトの、あるサイトから全画像をダウンロードするコマンド例が参考になる。

set TARGET_HOST=test.hoge.com
set DEPTH=2
set ROOT_DIR=C:\temp
wget http://%TARGET_HOST%/ -r -l %DEPTH% -P "%ROOT_DIR%" -x