消費税率UPと住宅取得のタイミングやポイント!

消費税があがる?!また私たちの生活や仕事に大きな影響となる法律の改正がありました。
平成27年(2015年)4月に消費税法の一部が改正され、消費税率の8%から10%への引上げ時期が、平成29年(2017年)4月1日とされました。
住宅は高額のため、税率引き上げに伴う購入時の負担が大きく資金計画にも影響を及ぼします。

さらに、計画開始から入居まで約9ヶ月〜14ヶ月の計画期間を要し、依頼先(ハウスメーカー工務店設計事務所)によっても計画期間に違いがあります。「もっと早く家づくりを始めておけば良かった!」とならないように、住宅にかかる消費税や新税率適用のタイミング、依頼先別の計画期間を確認しておきましょう。


■ 新税率適用のタイミング
平成29年(2017年)4月1日以降に、引渡しを受ける住宅は新たな税率10%が適用されます。

ただし、注文住宅など請負契約を行う住宅については、新消費税率施行の半年前までに請負契約を締結した場合には、旧税率が適用される経過措置がとられます。

■ 旧税率が適用される経過措置
平成28年(2016年)9月30日までに請負契約を締結した住宅については、10%への税率引上げ後(平成29年(2017年)4月1日以後に引渡し)においても、改正前の税率(8%)が適用されます。

■ 依頼先別のスケジュール
下記に依頼先別のスケジュールをあげました。
なお、下記のスケジュールには、土地探しや依頼先の検討期間は含まれていません。

5%から8%への増税時には、駆け込み需要によって職人や製品の手配に混乱が生じ、一部で工事の遅延や工事費の上昇が見られました。8%から10%への増税時にも同様のことが起こる可能性がありますので、現在、家づくりをご検討の方は、余裕をもってご計画をスタートされることをお勧めいたします。

ハウスメーカーで建てる場合>ハウスメーカーの一般的な計画期間は計画の開始から入居まで約9ヶ月ですので、家づくりのスタートは遅くとも平成28年(2016年)7月(税率8%適用)が目安となります。

工務店で建てる場合>工務店の一般的な計画期間は計画の開始から入居まで約10ヶ月ですので、家づくりのスタートは遅くとも平成28年(2016年)6月(税率8%適用)が目安となります。

設計事務所で建てる場合>設計事務所の一般的な計画期間は計画の開始から入居まで約14ヶ月ですので、家づくりのスタートは遅くとも平成28年(2016年)3月(税率8%適用)が目安となります。