児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

児童買春・横領など元JA職員に懲役2年8月−−地裁判決 /愛媛

 実刑なんですけど、児童買春の事実は
   出張ヘルス店から自宅に派遣された
   当時十六歳の少女とわいせつな行為をした
らしいので、被害児童1名1回と仮定すると、通常なら児童買春については罰金相当です。横領罪と併合罪になっても、懲役(横領)+罰金(児童買春)になるはず。
 記事が不完全で罰金の言い渡しを報じていないのか、買春罪も悪質だったのかはわかりません

 求刑5年ですから、横領被害者には相当程度被害弁償されたと思います。児童買春被害児童には弁償してないと思います。被害弁償で児童買春を罰金に落とせば刑期はもっと短縮できそうな気がします。同種事案の略式命令(松山簡裁の児童買春事件全部)や統計を集めて。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041023-00000230-mailo-l38
愛媛ニュース - 10月23日(土)17時10分 徳島 |
横領などで元JA職員に懲役2年8月−−地裁判決 /愛媛
10月23日朝刊 
毎日新聞) - 10月23日17時10分更新

第253条(業務上横領)
業務上自己の占有する他人の物を横領した者は、十年以下の懲役に処する。

委員長に塩崎恭久衆院法務委員長を充てた

 児童買春は改正で一息吐いたので統合されてしまったようです。
 「おんなこども」でまとめられたような気もしますが・法務委員長を据えて重視する姿勢を示したとも言えそうです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041022-00000212-kyodo-pol
児童買春と外国人女性らの人身取引問題をそれぞれ担当していた特別委員会を統合、委員長に塩崎恭久衆院法務委員長を充てた
共同通信) - 10月22日18時33分更新

http://www.jimin.jp/jimin/yakuin/yakuin-3.html
○特別委員会の名称変更及び統廃合について
・「人身取引対策特別委員会」に、「児童買春等対策特別委員会」を統合し、
 「人身取引・児童買春等対策特別委員会」と名称変更する。
・「児童買春等対策特別委員会」を廃止する。

児童ポルノ購入者共犯説・リンク正犯説への御批判は・・・

http://d.hatena.ne.jp/okumuraosaka/20041012#p3
http://www.okumura-tanaka-law.com/www/okumura/child/buyers-interview.htm
で、「処罰される可能性がある」といっただけで
   死ね
   悪徳弁護士
   言論封殺弁護士
というメールがポツポツ送られてきました。

 いちいち返事書かないんですけど、不快ですね。

 解釈上は処罰できると解釈できる以上、法執行機関がそう解釈する可能性があるわけで、弁護士が「処罰されない」と言ったところで、後日無罪になったとしても、逮捕されたりして事実上無視できない不利益をこうむるわけでしょ。
 そこは指摘しておいて用心してもらった方がいい。
 そういう趣旨ですから、反論があれば、適当な方法で発表して頂ければいいと思います。こちらに連絡下さる必要もありません。
 
 奥村弁護士のwebサイトは、ぼちぼち、近々、当たり障りのないものに模様替えします。(blogに引っ越せるものは引っ越します)

 法律の思想・解釈の実状を広めるというwebサイトの目的は達成したと思いますので、今後は、必要に迫られて実名で相談してきた人にだけ、適切な情報を有償で提供することにしました。
 奥村説については、暇を見て論文にしますから、ちょっと古くなったところを図書館で読んでください。刑事確定訴訟記録法で閲覧するという方法もあります。

http://slashdot.jp/journal.pl?op=display&uid=4590&id=259522とかで御心配頂いてますが、こっちは事件とか論文とかで発表できますから、奥村弁護士にとっては「封殺」という感じはありません。実務の話がblogでしか断片的にしかわからなくなるだけですね。

東京国際フィルム&コンテンツマーケット2004〜フィルム&TVプログラム〜

 商談会なわけですが、主催者手配の弁護士が常駐して適宜相談に乗ったり、交渉に立ち合ったりするそうです。
 大阪では聞いたことがなかったので。

http://www.tifcom.net/intro/index.html
アジア市場は将来性にあふれてはいますが未だに成長過程にあり、今は小規模ながら前途有望な事業者に満ちあふれています。こうした事業者の中にはAFMやカンヌ映画マーケット、MIPTVなどの大規模マーケットに参加していない事業者も多く、アジア市場はコンテンツの調達源としても、販売先としても、十分に開拓されているとはいえません。
 TIFCOM2004は、低コストで効率的な商談環境を実現することで、こうしたアジアの小規模事業者から東京国際エンタテインメントマーケットに出展される大規模事業者まで、多様な事業者のマッチングの可能性を提供するために開催されます。六本木ヒルズを十二分に活用することで実現した居心地よい商談環境、ブースのない参加者との間でも商談を始められるコミュニケーションサポート、映像の上映権、放送権、パッケージ化権、商品化権、そしてリメイク権に特化した取引、交渉サポートサービス。さらに東京国際映画祭とリンクしたアミューズメント。私たちは、一つでも多く優れたサービスを皆さんに提供するために頑張ります。どうぞTIFCOM2004をご堪能ください。