児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

2017年05月08日のツイート

姿態をとらせて製造罪と単純所持罪〜中学の新米教師、児童ポルノ画像所持で逮捕!勤務5日で“一発退場”の舞台裏週刊女性2017年5月9・16日号

 罰金になっています(小倉簡裁H29.5,1)
 sextingの製造罪の場合、児童の端末で撮影記録された時点で、姿態をとらせて製造罪は既遂になって、その後、犯人の端末に記録保存されたり、さらに、SDとかHDDに保存されたら、最終媒体までの姿態をとらせて製造罪(包括一罪)が成立しますから、その途中では、製造中なので、単純所持罪は成立しません。

http://www.jprime.jp/articles/-/9551
中学の新米教師、児童ポルノ画像所持で逮捕!勤務5日で“一発退場”の舞台裏週刊女性2017年5月9・16日号
2017/5/5
この春、採用されたばかりの中学校の理科の教員が、始業式の3日後に逮捕された。
 福岡県警八幡西署は4月10日、北九州市小倉地区に住む容疑者(22)を、児童買春・児童ポルノ禁止法(児童ポルノ単純製造)違反の疑いで逮捕。
 逮捕容疑は、昨年6月下旬から7月上旬にかけ、福岡県に住む女子高生(16)に、上半身裸の写真をSNSで送信させたもの。
 容疑者は、新卒として北九州市内の市立中学に赴任したばかり。4月3日から勤務し、7日に始業式、10日に逮捕されてしまった。
 あっという間の退場劇に、同校の教頭は頭を抱える。
「本当にびっくりという言葉しかありません。4月3日から5日間しか勤務していませんから、情報もないし、何もわからないというのが正直なところです。6日まではずっと会議でしたし、特に変わった印象もなく普通でした。7日は副担任として、生徒に紹介したところでした」
 担当教科は理科。県内にある高校の強豪サッカー部の出身。その実績を見込まれ、赴任先中学でサッカー部の副顧問に就いていた。
「7日に部活に参加しましたが、初日だったのであいさつした程度です」(前出・教頭)
 サッカー部強化に何ひとつ貢献することなくレッドカード。問答無用の一発退場だ。
 事件の発覚は別の少女の母親から相談が寄せられ、容疑者の名前が浮上した。今年2月に家宅捜索した際に押収した容疑者のパソコンからは、児童ポルノとみられる写真が数百枚も見つかった。同署はさらに余罪を調べている。
 同容疑者は「18歳未満だったかどうかは覚えていない」などと供述し、容疑の一部を否認しているが、少女への性的嗜好があったことは、証拠物件が物語っている。
 北九州市教育委員会は、
「逮捕されたことに驚いています。高い倍率の中で採用され期待していただけに、残念としか言いようがありません。市民のみなさんにご心配をおかけして誠に申し訳ない。現在、処分を検討している段階で、刑事裁判の結果を待つことなく処分を決定していく」
 と、きっぱり。5日間の勤務で試合終了の笛が鳴った。