ネガティブ・アメリカン

電車に乗って座った瞬間おもむろにマンガを取り出し読み始めた中学生を、すごくいぶかしげに隣りの席から見ているおじいちゃんの表情がすごく良くて、思わず写真に撮りたくなったが、僕ももういい年なのでそんなやんちゃなことをするわけにもいかず、ちょっとションボリしていたらふと、ネガティブ・アメリカンという言葉が浮かんだ。




いやいや、ネイティブ・アメリカンだろうが、なんて1人で突っ込んでいたら少し寂しい気持ちになったのだが、そもそもこの心を流れる空虚さの根源は、今向かっている船橋駅のストリートイベントに明らかに遅刻するという事実である。