レース優勝しました。


ブログを読みに来てくれた皆さんこんにちは。今回は良い報告です。
今月27日、夏のフランス2戦目の Bruch という町で開催された仏アマ第1カテゴリーのナイタークリテリウムを優勝しました。去年も同じく、今年の最初からもずっと目標としてきた第1カテゴリーでの優勝です。


レースはスペインから見慣れないチームが1チーム来ていたが、そのチーム以外の選手たち地元フランス人選手たちのことは誰がどういう走りをするかはだいたい把握している。今まで散々一緒にレースをしてきた選手たちだから。自分がどういう走りをするかも顔見知りのフランス人選手たちも良くわかっているだろう。


Team Payname は自分を含めて7人でのスタート。数的には多く有利だからどういう展開になってもある程度修正が効かせられる。チームメイトも自分が調子が良いことを知っているから重要な展開にはアシストをして自分を送り込んでくれる走りを前回のレースでもしてくれた。レースは1人では本当に難しい。展開に穴を作ってはいけないから。チームメイトがいれば交互に展開に加わっていける。そういうチームでの動きが機能すれば個人にかかる負担は相当に減らせられる。


photo by Guy Dagot



日が沈みかけてきた21時にレーススタート。常に行きそうな逃げにはチームの誰かが入り、決まりかけたら自分も入れるようにしていた。テクニカルなクリテリウムコースでは周りの選手たちより明らかに自分の方がハイスピードのコーナリングが上手いことがわかった。今回のこの難しいコースではそれはかなり強力な武器になるだろう。レース前半に5人で抜け出すことに成功し50kmを逃げた。


photo by Guy Dagot


photo by Guy Dagot



50kmを逃げたところで集団に一度吸収され新しい展開が始まる。集団で走っていたチームメイトがそれに加わって自分が集団で休める時間を作ってくれたので冷静に勝ちに繋がる展開を判断することがでた。それから強力な展開に加わり今度は自分を含む3人での逃げが始まる。逃げ切る気満々でフランス人選手2人と全開ローテーションをして集団を少し離しレースの優勝争いは3人に絞られた。自分のタイミングを冷静に見計らっていた。


photo by Guy Dagot



逃げの3人でゴールまで残り500m。後ろを振り返るとすぐ後ろに集団は迫ってきていた。それを見て焦ってアタックした選手に2人目も反応した自分は3番目に付いて残り200mで2番手の選手がスプリント開始。冷静にピッタリと後ろについて残り100mを切ってから自分もスプリントして差し切ってレースを優勝した。


photo by Guy Dagot



仏アマ第1カテゴリーで勝つことは2年前からずっと課題としてきたことで去年も同じく、今年の最初からもずっとひとつの目標としてきた。それでもなかなか達成できずにいたから...  だから今回の結果は素直に嬉しかった。
ここまでもだいぶ時間をかけてしまったけれど、やっと出来たぞという気持ちでした。

そして今年誕生した自分が所属するチーム、Team Payname にとっても第1カテゴリーでの優勝は初めてのことでチームスタッフ、選手たちの皆も喜んでくれたことも嬉しかった。

満足や安心なんてものはどこにもないけれど... 達成感としては一夜くらいは味わいたい。

また日本のレースを走る機会は少ない自分だけど、自分のことをいつも日本から色々なカタチで応援してくれている人たちに良い一報を届けられたことをとても嬉しく思っています。

皆様いつも応援をありがとうございます。パワーもらっています!


photo by Guy Dagot

photo by Guy Dagot



これからも夏のフランスでは毎週のようにレース転戦が続くので、引き続き身体を強くするトレーニングを積み重ねて強くなっていくことと並行してレースで結果を出していきたい。大事なことを忘れずにプロセスを大切に。



面手 利輝